LAPRASではこれまで「LAPRASユーザーインタビュー」と題して、LAPRASに登録しているエンジニアの方々へ転職体験のインタビューをおこなってきました。
これら「LAPRASユーザーインタビュー」の内容は、LAPRAS公式NOTEの以下のカテゴリにまとめられています。
▼LAPRAS NOTEから記事を読む▼
https://note.lapras.com/candidate-interview/
今回は、過去のユーザーインタビューの内容を元に「実際に転職したエンジニアが、採用体験の過程で重視しているポイント」を分析・ピックアップしました。採用担当者の方にとって耳寄りな情報が集まっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。
目次
エンジニアが転職を決意するまで
まず「エンジニアがキャリアをスタートし、転職を決意するまで」の間にどのような歩みがあるのか簡単に確認しておきましょう。
転職に至るまでのキャリア
過去にインタビューしたエンジニアの方々が転職を決意するまでのキャリアは、以下のようなものでした。
・新卒でエンジニアとして就職し経験を積んできた
・他業種から転身してエンジニア業界に入った(例:Webデザイナー、アパレルなど)
・独学でエンジニアリングを学び、個人開発からエンジニアへ転向
新卒でエンジニアとして働き始めたパターンは、最もイメージしやすいのではないでしょうか。一方、他業種からの転身するパターンも一定の割合で存在します。業界をまたぐ転職をする人もいれば、個人開発に取り組み、ある程度エンジニアリングのスキルを身に着けてから転職に至る人もいます。
転職を考えたきっかけ
転職を考えたきっかけはそれぞれバリエーションも豊かでしたが、大まかな傾向で言えば以下の3つに絞られます。
(1)転職で新しい成長の機会を得たい
・自身の成長につながる選択がしたい、自分の可能性を試したい
・このままでは技術的に頭打ちとなるため、新しいスキルを学びたい
・現職と異なる環境で自分の力が通用するのか腕試しがしたい
(2)「やりたいこと」に挑戦できる会社を探したい
・自分が次に挑戦したいスキルが活用できる環境で働きたい
・自分のスキルを活かして社会貢献がしたい
・世の中を変えられる、社会的に影響力があるサービスを作りたい
(3)これまでとは違う環境で働きたい
・現職の環境に違和感があり自分にあった環境で働きたい
・出産など、家庭環境の変化に合わせて働き方を変えたい
・これまでと企業規模や事業領域が異なる環境で働きたい
(例:大企業→ベンチャー、BtoB→BtoCなど)
キャリアの志向性
エンジニアの方々は、それぞれ異なった「キャリアの志向性」を持っています。これは転職を意識している・いなかにかかわらず「ここだけは譲れない」と考えている本人のキャリア選択のポイントです。
(例)キャリアの志向性
・新規事業やプロダクトをゼロから作りたい
・今あるプロダクトの課題を解決して価値を高めたい
・プロダクト開発よりも売上アップなどビジネス面で貢献したい
・ピープルマネジメントなど組織づくりで貢献したい
・新しいこと、面白い技術に挑戦してみたい
・憧れの先輩エンジニアと同じポジションを目指したい
自社のカルチャーや採用要件と照らし合わせて「その人の志向性は自社にマッチするか?」を考慮して候補者を選ぶようにすると、アンマッチを防ぐことにつながります。
ライフステージの変化による影響
転職を考えたきっかけやキャリアの志向性は、エンジニアの年齢によってある程度変化する傾向が見られました。
たとえば20代のまだ若いエンジニアの方の場合、新しいことや面白いと思った技術など、スキル面での好奇心や向上心が転職の動機になりやすい傾向にあります。
ところが、30代になると結婚・出産といったライフイベントによって家庭環境が大きく変わる人も出てきます。そのため、その年齢では「家族との時間を大切にしたい」と考え、転職を決意したエンジニアの方が複数名見受けられました。また、エンジニアリングの技術を追い求めるだけでは限界を感じるようになり、ピープルマネジメントなど「技術以外の強みを持ちたい」という気持ちが強くなる年代でもあるようです。
40代以降となると、エンジニアリングスキルもその他の技術も、ある程度得意分野が定まってきます。その年齢では「自分の得意な領域で活躍できる会社へ行きたい」というふうに活躍する領域を絞り込んで考える傾向が見られました。
どんなオファーが好印象か?
「どんなオファーに好印象を持つか?」についても質問しています。以下、回答の要約をご紹介します。
<好印象を持つオファーの例>
(1)オファーしてきた企業
・自社に関する情報が十分に開示されている
・成長性がありそうなサービスを展開している
・社内のエンジニアが魅力的である
(2)オファーの内容
・技術的な要件や働き方などの説明が詳細である
・自分が取り組んでいることに言及してくれている
・技術的な採用要件が自分の強みにマッチする(求めるスキル・開発環境など)
・社内環境が自分のニーズにマッチする(メンバーと関わり方・組織の規模など)
(3)オファーのタイミング
・転職意欲が高まったタイミングで連絡がある
・こちらから返信に連絡が素早い
大まかにまとめると「情報開示に積極的」「求人や送られるメッセージから熱意を感じる」「求める要件が自分にマッチしている」と感じるオファーに好印象を抱く人が多いようです。
エンジニアが重視する求人・採用体験のポイント
インタビューでは締めの質問として、企業・候補者の双方が満足できる「良いマッチング」の条件とはなにかをお聞きしています。回答をまとめると、次のリストのようになります。
転職するエンジニアが重視する求人・採用体験のポイント
(1)魅力を感じる企業か? ☐ その企業が掲げるビジョン・ミッションに共感できるか? ☐ 自分の価値観に共感してくれそうなチームメンバーがいるか? ☐ チームメンバーとのコミュニケーションは取りやすそうか? (2)働く環境が自分に合っているか? ☐ 働き方:出社 / 部分リモート / フルリモート ☐ 企業規模:大企業 / ベンチャー ☐ 作業環境:使用言語、使用ツール、フレームワーク ☐ 業態:BtoB / BtoC (3)自分のキャリアの志向性に合っているか? ☐ 新規事業やプロダクトをゼロから作りたい ☐ 今あるプロダクトの課題を解決して価値を高めたい ☐ プロダクト開発よりも売上アップなどビジネス面で貢献したい ☐ ピープルマネジメントなど組織づくりで貢献したい ☐ 新しいこと、面白い技術に挑戦してみたい ☐ 憧れの先輩エンジニアと同じポジションを目指したい
候補者の視点を求人票作成に役立てよう
求人票を作成する際は、このリストを元に「自社がほしい候補者になったつもり」で求人内容をチェックしてみましょう。候補者から見たとき、魅力的な求人になっているか確認できます。
求人票を改善して、より良い採用体験を生み出そう!
LAPRASには、転職を繰り返してキャリアアップしてきたミドル~シニア層のハイスキルエンジニアが多く登録しています。そのため、今回ご紹介してきた「採用体験で重視するポイント」には、実際に良い転職につながり、その後のキャリアアップに成功した方々の知見が反映されています。
みなさん、転職のきっかけやキャリアアップの志向性はさまざまですが「良いマッチング・転職体験ができた」と考えるポイントについては一定の共通点が見られました。
この記事の内容を参考に、ぜひ自社の求人内容や採用体験の改善に取り組んでみてください!
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