【2025年最新版】言語別・スキル保有率から読み解く!ITエンジニア採用市場の技術トレンド

この記事をシェアする

エンジニア採用に取り組むとき「自分が探している要件に合致する候補者は、果たして採用マーケットに何人いるのか?」と、気になることもあるのではないでしょうか?

特に、技術的な要件の中では「どの言語のスキルがあるか」を真っ先に調べることが多いはずです。

今回は、LAPRAS登録ユーザーを対象に「特定のプログラミング言語のスキルを持つ人は、それぞれどのくらいの割合でいるのか?」を調査してみました。調査結果からは「今、エンジニアにはどんな言語が人気なのか?」「どの言語を用いた開発が主流になっているのか」といった、技術的なトレンドがうかがえます。

採用担当の方は、ぜひ今後の採用活動の参考にしてください!

職務経歴に隠れたスキルを見つけませんか?

LAPRASの新機能「AIスキルハイライト」でリード・PM・マネジメント経験を持ってる候補者をラベリングします!

AIスキルハイライトの詳細はこちら

ITエンジニアの言語別スキルの分布調査

対象としたプログラミング言語(20種類)

stackoverflowが毎年行っているサーベイ「Most popular technologies」から主要な言語20種類を選んで集計をおこないました。

JavaScript
HTML/CSS
Python
SQL
TypeScript
Bash/Shell
Java
C#
C++
C
PHP
PowerShell
Go
Rust
Kotlin
Lua
Dart
Assembly
Ruby
Swift

集計方法

LAPRASには、国内のエンジニアのWeb上のオープンデータにおけるアウトプットからスキルを算出してタグ付けする機能があります。(ちなみにプログラミング言語以外にも、様々なスキルのタグ付けをしております)

その中でも今回は、LAPRASのDBに登録しているユーザーのうち、

・Web上に積極的に発信している
・各言語のタグを一定レベル以上で持っている

という条件を満たすエンジニアの方々4万人以上を対象に「各言語のタグを一定レベル以上で持っている方が、全体の人数のうち何%いるか?」を集計してみました。

(複数言語のスキルを持つ方については、それぞれの言語でカウントされております)

集計結果

結果ダイジェスト:エンジニアの言語別スキル分布

言語別スキル分布(抜粋)

  • JavaScript: 38%
  • HTML/CSS: 32.4%
  • Python: 25.1%
  • TypeScript: 21.4%

調査結果から読み解く!採用市場の技術トレンド

JavaScriptの存在感とTypeScriptの普及

JavaScriptが最も多くのエンジニアに利用されているのは、Webフロントエンド開発においてJavaScriptがデファクトスタンダードであること、そしてNode.jsの登場によりバックエンド開発でも利用が広がっていることが要因と考えられます。

HTML/CSSもWebサイト構築に不可欠な技術であり、JavaScriptと同様に高い割合を占めています。
また、TypeScriptの割合が高いことも注目です。近年、多くの企業がTypeScriptを採用しており、その結果としてTypeScriptのスキルを持つエンジニアが増えていると考えられます。

Pythonがエンジニアに支持される理由

PythonはWebアプリケーション開発、データ分析、AI開発など幅広い分野で利用されており、汎用性の高さがエンジニアに支持されています。特に、近年注目されている機械学習やAI分野において、Pythonが主要な言語であることは、今回の結果にも反映されていると考えられます。

(参考)採用マーケットに各言語のスキル保有者がどれだけいるか?

本調査の補足として「各言語スキルの保有者が採用マーケット全体にどの程度いるのか」を簡易的にシミュレーションしてみました。

以下の日経クロステックの記事によると、2025年時点で、日本国内のITエンジニアの人数は約144万人と推計されています。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08910/

また、レバテック株式会社が実施した「レバテックIT人材白書2025」の調査によると、IT人材の約4割が「転職活動中」または「転職を検討中」と回答しています。

https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/journal/news/776/

この割合を2025年のITエンジニア総数144万人に適用すると、転職市場にいる人数は約57.6万人と推定されます。

今回のLAPRASの調査からわかった「プログラミング言語別エンジニア数」の割合を上記の人数に適用すると、採用マーケット全体でのそれぞれの母集団の数は次のように推計できます。

プログラミング言語別:エンジニア数

プログラミング言語エンジニア数(人)
JavaScript218,880人
HTML/CSS186,624人
Python144,576人
TypeScript123,264人
C110,592人
Ruby108,864人
Go96,768人
Java86,400人
Bash/Shell72,000人
PHP70,272人
C++50,112人
Rust37,440人
SQL35,712人
Swift34,560人
C#33,408人
Kotlin25,344人
Dart10,944人
Lua10,368人
PowerShell5,184人
Assembly3,456人

大雑把なシミュレーションではありますが、各言語別に「スキル保有者がどの程度の規模でいるか」はイメージできるのではないしょうか?

開発言語の技術トレンドを理解し、エンジニア採用に活用しよう

今回の調査結果から、現在のエンジニア市場ではJavaScript、HTML/CSS、Python、TypeScriptといった言語が主要な役割を果たしていることが分かりました。

特に、JavaScriptはフロントエンドからバックエンドまで幅広い領域で利用されており、TypeScriptもその勢いを増しています。Pythonはデータ分析やAI分野での高い需要があります。

採用担当者の方は、ぜひ採用候補者の技術要件の検討や求人票作成の参考資料として今回の調査をお役立てください!

LAPRASの新機能「AIスキルハイライト」

LAPRASの新機能「AIスキルハイライト」でリード・PM・マネジメント経験のある候補者をAIが見つけ出してラベリングします!

LAPRASのAIスキルハイライトは、AIが職務経歴書を解析し、以下3つの経験を持つ候補者を自動で抽出します。

AIが経歴から見つけ出す、見落としがちな「スキル/経験」

  • エンジニアリード
  • ピープルマネジメント
  • PM/PL(プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー)

これにより、これまで気づくことができなかった候補者にも出会えるようになります。
採用担当者の方のスクリーニングを強力にサポートするAIの力を、ぜひご体験ください。

▼詳細はこちら▼

AIスキルハイライト機能