スカウト返信率が15%から30%に改善!M&Aクラウドが実践した、返信率を上げるためのノウハウとは

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2021年2月よりLAPRAS SCOUTの運用をスタートしたM&Aクラウド。導入直後から粘り強い運用を続けスカウト返信率は30%を超えるまでに。興味通知メインの運用で採用活動にかかるリソースを軽減し、選考に進んだ候補者との時間・接点により注力できる環境を生み出した採用活動とは。選考を担当したCTOの荒井さん、人事の戸澤さんからお話を伺いました。

《プロフィール》
執行役員CTO
サービス開発本部長
荒井 和平さん:
大学在学中からITスタートアップでエンジニアとしてインターンを経験する。求人サイトの開発やECサイトの開発を主導。新卒で株式会社ドワンゴに入社し、Web開発・iOS開発に参加する。2017年1月にM&Aクラウドに参画。同社の開発組織にむけ、エンジニア採用に注力している。

コーポレート本部
人事
戸澤 あずささん:
2021年1月、M&Aクラウドにジョイン。採用アシスタントと組織開発(時に採用広報)に従事する。
M&Aマッチングプラットフォームを運営するM&Aクラウドで、採用成功と従業員エンゲージメントを高めるための仕組み作りを行っている。

株式会社M&Aクラウド
オンラインM&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」を運営する株式会社M&Aクラウド。売り手企業が無料かつオンラインで買い手企業の情報を閲覧し直接打診が可能なM&Aおよび資金調達のマッチングプラットフォームとして、多くの企業・投資家から利用されている。昨今のM&A市場ではデジタル化促進を目的としたIT・ソフトウェア業界へのニーズが高まっており、買い手・売り手ともにさらなる需要の増加が予測されている。

高い転職意欲を持つエンジニアと、効率的に接点が作れる媒体

―  LAPRAS SCOUT導入に至った経緯を教えていただけますか?

荒井:もともと他スカウトサービスを利用はしていたのですが、返信率の低下とスカウトを1通送るごとかかるコスト面に課題を感じていました。そんな時に他社でCTOをしている知人から「エンジニア採用に特化した良いサービスがあるよ」と教えて貰ったのがLAPRAS SCOUTでした。経験のあるエンジニアの登録が多く、料金体系が月額制でスカウトを無制限で送ることができるLAPRAS SCOUTは、私たちが抱えていたエンジニア採用の課題を解決するのにピッタリでした。

―  現在のLAPRAS SCOUTの運用方法を教えていただけますか?

荒井:レコメンド機能を中心に弊社の採用案件にマッチしたエンジニアを探しています。マッチした候補者に対し、興味通知を送り、反応があった方へスカウトメールをお送りします。LAPRASのプロフィールページは採用活動において知りたい情報がまとめられている点が気に入っています。プロフィール上でも特に、SNS上でのアウトプット、前職などで積んできたご経験、転職先に求めていることはしっかりと確認するようにしています。

カジュアル面談でお話をして、選考に進んでいただけることになったら、1次選考を私とプロダクトマネージャー、2次選考である技術選考では私と現場エンジニアが担当しています。最終選考を弊社代表が行う流れです。最終選考以外は基本的にすべて私が担当し、日程調整などの部分を人事にお手伝いしてもらっています。

―  CTOである荒井さんが前のめりにコミットされている印象を感じます。

荒井:「もう大丈夫だろう」「採用できるだろう」といった考えになることなく、候補者に対して最後までやりきることが採用活動においては大切だと思っています。私たちのようなスタートアップの場合、入社してほしいことがが伝わる対応を常に心掛けることが、候補者の方の最後の意思決定で選んでいただく要因になると思っています。

せっかくM&Aクラウドに興味を抱いてくれて選考にまで進んでくれた候補者には、真摯に向き合い続けるようにしています。例えば、選考と選考の間が空いてしまうようであれば、ちょっとした面談を設定する等、常に候補者と接点を持ち続けるようにしていますね。

ラストワンマイルで気を抜かない。CTOが採用活動にコミットする理由


―  導入直後から徐々に返信率が上がり、現在では30%を超える数字を残していますね。

荒井:たしかに導入直後は返信率は決して高くありませんでした。最初の月は40件ほどスカウトメールを送り、返信は7~8件程度。返信率でいうと15%前後です。当時行っていたスカウトメールの送付メインの運用では、かけているリソースと数字のバランスに物足りなさを感じていました。そこで運用方法の見直しを行いました。興味通知メインの運用に切替えたことで、スカウト前に候補者側の興味を確認できるようになり、少ないリソースで効果的なアプローチが可能になりましたね。現在ではスカウトの返信率は30%を超えるようになりました。

あと、私たちの採用活動の中で注力しているポイントが2つほどあります。
1つ目は「リマインドの徹底」です。以前にスカウトや興味通知をお送りした候補者に対して、返信がなかった方も含めて、改めてアプローチをするようにしています。実際に1回目は反応なかった候補者から、2回目の連絡で返信があることも珍しくはないんです。もちろん、候補者の転職意欲の変化などにもよりますが、1~3ヶ月ほど日を改めてお送りするようにしています。

もう1つ、LAPRAS社からLAPRAS SCOUT導入企業向けに送られる、転職意欲の高いエンジニアをピックアップしたメールに注目していました。こちらに記載されているエンジニアのプロフィールはかなり細かく見るようにしています。「転職意欲の高さ」で既にスクリーニングされたエンジニアですので反応は非常にいいです。そして何より、候補者探しにかかるパワーをかなり削減できる点がありがたかったですね。弊社の求める人材要件とピッタリと合致する方ばかりではありませんが、より効率的な採用活動をしたかった私たちにはとてもマッチしたメールです。

戸澤:LAPRAS SCOUT導入から3ヶ月過ぎたあたりから、候補者のからの返信率が変わってきたように感じています。このあたりから立て続けに候補者からの「興味あり」も返ってくるようになりましたよね。導入初期に反応がなかった方へのリマインドなどのタイミングも重なり、一気に多くのエンジニアとの接点を持てるようになったんです。「このままLAPRAS SCOUTを運用していけば、求めているエンジニアを採用できる」と確信したのも、この時期だったと記憶しています。

次の課題は、転職意欲がまだ高くない「転職潜在層」への効果的なアプローチ

― 今後のM&Aクラウド社について教えていただけますか?

戸澤:M&Aクラウドは2021年10月、大規模な資金調達が完了しました。こちらの資金に関してはM&Aプラットフォームの開発をさらに加速させるとともに、人材の採用・組織拡大のために資金投入していくことが予定されています。エンジニアをはじめとした、様々なポジションの人材採用を目指しています。

荒井:M&Aクラウドには、エンジニアだけはなく、アドバイザーや弁護士・会計士といった幅広い分野のプロフェッショナルが在籍しています。M&Aプラットフォームという、これまでにない革新的なサービスを創りあげていく面白さは他企業では感じることができない特別な体験だと思いますね。M&Aプラットフォームをスタートして3年半。ようやく私たちが思い描いていたサービスが実現できるようになってきました。しかし、まだまだ理想とするマッチングプラットフォームが完成したとは思っていません。より魅力的なプロダクトを目指していきたいですね。

今後、M&Aクラウドで採用したいポジションは、エンジニアリングマネージャーとデータエンジニアとデータサイエンティストです。どの職種も採用は簡単ではないと思いますが、LAPRAS SCOUTを活用することで、魅力的な候補者と出会えることに期待しています。

ただ、現状のLAPRAS SCOUT運用方法では、上記のようなスペシャリストの採用が難しいのは事実です。これまでのやり方だと転職意欲の高い人を狙える反面、より絞られたスキル・経歴を持つ人への有効なアプローチには至っていません。転職意欲が高くない転職潜在層への効果的なアプローチはこれからの採用の課題だと思っています。今後はこれまで以上にスキルや経験を重視した採用活動にシフトしていくことになると思います。その結果、返信率などは少し下がるかもしれませんが、より専門性に特化した採用活動に繋げていければ嬉しいですね。

―  本日はありがとうございました!

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エンジニア採用におけるスカウトメール作成の基本や返信率を高めるポイント、返信率が上がらないときの原因と対策まで、採用成功につなげるためのスカウトメールの全てが分かる内容にまとめました。

<コンテンツ一例>

  • スカウトメールの返信率を上げるポイント
  • スカウトを送る相手について仮説を立てる
  • 返信率が上がらないときの対処法
  • スカウトを受け取った候補者の声を参考にしよう

etc.