2020年4月よりLAPRAS SCOUTの運用をスタートしたtoridori。興味通知を活かすことで生まれた攻める採用活動。採用までにチームメンバーを含めた多くの人が関わるtoridoriならではの取り組み方とは。採用に至るまでのストーリーを、選考を担当したCTOの長坂さん、エンジニアの春日さん、採用されたエンジニアである鎗水さんの3人からお話を伺いました。
《プロフィール》
CTO
長坂 翔吾さん:
学生時代よりWebサービスに興味を持ち、自身でプロダクト作成などを経験。新卒としてIT系ベンチャーに入社し、ゲームアプリの開発・動画編集サービスのiOS開発、サーバーサイドの経験を積む。toridoriではCTOとしてエンジニア組織を牽引。自身も開発に携わりながら、メンバーの育成・採用にコミットしている。
バックエンドエンジニア
春日 壮矢さん:
前職は大手化学メーカーでの法人営業。明確な技能を持った社会人を目標に、独学でエンジニアとしての勉強をスタート。エンジニア実務経験ゼロからtoridoriにジョイン。
入社されたバックエンドエンジニア
鎗水 翔也さん:
動画配信系の企業でシステム運用保守の仕事に従事。その後、Webサービスを提供する企業に入社し、レンタルサーバーの決済基盤、 請求管理システムの開発を担当する。「個人の活動を支援できるようなサービスに携わりたい」という思いから2021年9月にtoridoriにジョインする。
toridori:
「個の時代」の、担い手に。
インフルエンサー専用の案件を探せるアプリ「toridori base」などを提供するスタートアップ。
「toridori base」は、インフルエンサーと企業(発注者)がつながるマッチングサービス。全国で常時1,000件以上の案件が揃い、案件の検索と投稿に必要なコミュニケーションをアプリ上で行うことができる。
インフルエンサーマーケティングを展開し、個人と企業が出会う場所を提供し、人の心から経済までを動かしていく”インフルエンス・プラットフォーマー”になることを目指している。
目次
求めるレベルのエンジニアに能動的にアプローチできる
― LAPRAS SCOUT導入に至った経緯を教えていただけますか?
長坂:LAPRAS SCOUT導入前までは求人情報を掲載して募集をかけるタイプの採用活動をメインに行っていました。ただ、応募してくださる方とのレベル感のギャップなどもあり、有効に運用できているとはいえない状況でした。そんな中で自ら候補者を探し、能動的にアクションできるダイレクトリクルーティングにこれまでとは違った採用の可能性を感じたのがきっかけです。
LAPRAS SCOUTを選んだ理由は、導入前にLAPRAS社主催の採用イベントにもお邪魔させていただいたことがあって、LAPRAS SCOUTでできることに関しては、ある程度の認識ができていたからです。登録されているエンジニア数も申し分ないですし、レコメンド検索などの機能も使いやすそうだったので2021年の4月に導入を決定しました。以前、toridoriとLAPRASさんは同じビル内にオフィスを構えていた時期もあって、そのあたりの親近感も少しあったのかもしれませんね(笑)。
― 現在のLAPRAS SCOUTの運用方法を教えていただけますか?
長坂:候補者の絞り込み・リストアップは、経営企画室の人事メンバーが行っています。採用案件に関して、一週間に一度は採用MTGを行い、エンジニアチームとしっかりと目線を併せて、ベースとなるエンジニアリングスキルなどに認識のズレが生まれないように気をつけていますね。大体週に20名を目標にリストアップしてもらっています。
そのリストをベースに、エンジニアチームのメンバーがLAPRASにまとめられている情報を読み込み、合いそうな人に興味通知をお送りしています。興味通知はかなり気に入っている機能です。本格的なスカウトメールを送るとなったらそれなりのリソースが必要ですが、興味通知をうまく運用することで「ちょっと気になるな」「軽く話してみたいな」といったレベルの方とも気軽に接点を持つことが可能になりました。お互いに興味があるというような状況になったら、カジュアル面談を打診します。カジュアル面談は私が担当していますね。
多くのメンバーが関わることで、採用活動を「自分ごと」に
― CTOである長坂さんがカジュアル面談を担当するのには、どんな狙いがあるのですか?
長坂:カジュアル面談からCTOの私がコミットする理由は、toridoriという企業全体のことをエンジニア候補者に一番深くお伝えできる立場だからです。カジュアル面談の際は、技術的なことはもちろん、toridoriの企業としてビジョンやカルチャーに関して、候補者の方からの質問に即答できることが大切だと思っています。候補者の方がせっかく作ってくださった貴重な時間を無駄にするわけにはいきませんから。カジュアル面談の時点で気になる点はすべて解決して帰ってほしいと思っています。
― カジュアル面談以降はどういった選考プロセスになっているのですか?
長坂:今回採用させていただいた方の場合だと、カジュアル面談時は「もう少し考えたい」ということで選考へは進まず、期間を開けました。2ヶ月後に改めて「前回はオンラインだったので、今回はオフラインで実際の職場を見てみませんか?」と会社見学のお誘いをさせていただきました。その時に会社見学を担当したメンバーが春日です。
春日:簡単な社内のご案内と、入社時にどういったタスクを持っていただくかといった業務説明、使用技術やツールの話、チームメンバーのご紹介などをさせていただきました。後はtoridoriで「どんなことを実現したいか」などを自分の実体験とあわせてお話させていただきましたね。近況をヒアリングしたところ、鎗水さんの方から「今後選考に進みたい」という意思表示をいただきましたので、CTOの長坂とも少しお話する時間を作らせていただきました。
長坂:その際、「技術選考では、この言語の理解度について確認します」「前職でのこのあたりの経験について聞きますので整理しておいてください」など、私から技術選考に関するアドバイスをさせていただきました。
ここまでは一般的な企業と同じような流れだとは思いますが、toridoriでは技術選考の後、最終選考としてメンバーを交えたグループ面接という選考フローを設けています。実際に一緒に働く複数名のエンジニアとお話する、お互いの顔合わせを兼ねたプロセスになっています。
また、内定後は弊社取締役や代表など経営陣との面談を行う事も多いです。toridoriの将来的なビジョンや期待することなどをお話しした上で、弊社で働くイメージを具体的にもっていただけるようにすることが目的です。
― 採用活動に関わる人の多さはtoridoriの大きな特徴ですね。
長坂:LAPRAS SCOUTの運用に関わっている人数は決まっていますが、採用活動自体はエンジニアチーム、そしてtoridori全体で考えるように変化していきましたね。LAPRAS SCOUT導入当初は人事と少数の担当エンジニアで採用活動をしてましたが思っていたような効果が出せず、toridoriならではの採用の特色を出そうと試行錯誤しました。その結果が、開発部全員が採用に関わる現在のスタイルです。採用活動は社内の「誰か」がやる仕事ではなく「自分」も一緒にやる仕事だという認識を、全員が持っているのがtoridoriの強みだと感じていますね。
興味通知で生まれた、エンジニアとしての新しい選択肢
― 採用された側である鎗水さんからもお話をお聞きしてよろしいでしょうか?
鎗水:2021年3月ごろから転職活動をスタートしました。LAPRASへの登録も同じころですね。実は他媒体の求人情報からtoridoriのことは知っていたんです。「これまでに無い新しい事業に挑戦している企業だな」と興味はあったのですが、前職の経験や技術スタックを考えた時にマッチは難しいと思い、応募には踏み切れなかったんです。しかし、そんな風に考えてた矢先にLAPRAS経由でtoridoriから興味通知をいただきました。
企業側から送られてくる興味通知は、エンジニアの転職先の可能性を拡げてくれる機能だと思います。自分だけの判断で探していると、転職先候補となる企業は、経験や技術スタックのマッチ度の高いところばかりになってしまいがちですよね。
私とtoridoriの関係がそうであるように、従来の採用活動ではお互いにスルーしていた可能性だってあると思います。興味通知というツールを活用することで、お互いの中に選択肢が生まれたことにはとても感謝しています。
企業側が自分に興味を持ってくれているというのは、新しい環境にチャレンジする上でかなり心強いものだと思います。自分の選択肢の中に無かった魅力的な企業との接点が生まれるのは、LAPRASならではの体験だと思いますね。
― 今後のtoridori社について教えていただけますか?
長坂:インフルエンサーマーケティングという世の中的にも新しい事業ですので、今後の成長に向けて開発組織をさらにスケールさせていくのが目標です。FlutterやNext.js,TypeScriptなど、Web系開発の中でもモダンな技術・ツールを使っていて、かつ柔軟に導入ができる環境はエンジニア目線で見た時に魅力となるのではないでしょうか。
自社開発のプロダクトである強みを活かして、エンジニアとして成長・挑戦ができる環境で一緒に働いてみませんか?興味ある方は、一度カジュアルにお話してみましょう!
― 本日はありがとうございました!
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