<勉強会レポート>エンジニアからスカウトの返信をもらうには!?LAPRASのエンジニアにスカウトメールについて聞いてみた

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今回は、LAPRAS SCOUTを利用している企業の方とLAPRASとで、エンジニアの目線で嬉しいスカウトについて勉強会を実施しましたので、その様子をイベントレポートとしてご紹介します。


<サービスリニューアルのお知らせ>

法人向け採用サービス「LAPRAS」(旧:LAPRAS SCOUT)が新しくなりました!

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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。

参加者情報

■採用企業の皆様

株式会社サイバーエージェント 鏡 美穂さん
フォルシア株式会社 西海 知洋さん
株式会社LabBase 平塚 振宇さん
株式会社LabBase 小泉 麻衣さん

■LAPRASメンバー

ソフトウェアエンジニア 両角 和軌
カスタマーサクセス 浦山 也美

エンジニアよるスカウトへのフィードバック

このイベントでは、応募いただいた企業(LAPRAS SCOUT導入企業限定)のスカウトメールを、LAPRASのエンジニア両角とカスタマーサクセスの浦山が拝見し、フィードバックをお伝えしています。今回は、8月18日に実施した回の、イベントレポートをお送りします。

なお、実際のイベントでは、候補者の方へのパーソナライズ内容にも助言していますが、本記事ではその部分は割愛しております。今後のイベント開催については、X(旧Twitter)公式アカウントをご確認ください。

■スカウトで重要なのはどの部分?(LabBaseさんへのフィードバック)

浦山:早速、LabBaseさんからフィードバックできればと思いますので、ターゲットを教えてください。

小泉さん:弊社は理系学生向けのスカウトサービスである、LabBase就職を中心に事業を展開しております。エンジニアのターゲットはテックリード層を含め、まだまだエンジニア全体が足りていない状態ですので、優秀なエンジニアであれば採用をしたいという状況でございます。

<LabBaseさんのスカウト>

初めまして、株式会社LabBaseでエンジニアをしております〇〇と申します。
この度、〇〇さんのプロフィールを拝見しまして、是非一度カジュアルにお話できればと思いご連絡しました。
 (ZOOMなどでのWebMTGでお話しさせてください)

 私が〇〇さんのプロフィールを拝見しまして、お話したいなと感じた点は以下の内容です!
 ・〜〜〜
 ・〜〜〜

 ▼カジュアル面談の内容例
 ・LabBaseのビジョンや、今後の事業展開について
 ・研究領域に特化したプラットフォーム開発について
 ・エンジニア組織について
 ・LabBaseのエンジニアのやりがいや伸び代について
 (ご興味のある内容に合わせてお話させてください)
 最後に弊社の紹介をさせていただきます。

 ▼LabBaseの紹介
 「研究の力を、人類の力に。」というPurposeを掲げ、理系学生の採用プラットフォーム「LabBase就職」、研究開発者・技術者に特化した転職/採用サービス「LabBase転職」を展開し、これらのサービスのグロースはもちろんのこと、HR領域以外でも第3、第4の新規事業も視野に入れ、事業展開を進めています!

 ・会社紹介資料
 https://speakerdeck.com/labbase/labbase-inc-20220901

 ・LabBaseのエンジニアチームについて(または、LabBaseの開発環境について)
 最大の特徴は、新しい技術や開発への「Challenge」を推奨しているため、年次/年齢関係なく自己研鑽をするメンバーが揃っている点です。
 研究領域に特化したプラットフォーム開発を進めており、さまざまな種類のサービス開発を経験することができます。
 詳細についてはぜひ、下記のentrance bookもご覧ください!
 https://www.notion.so/LabBase_Engineer-Entrance-book-baf46dec6fcf48b789e829058f60e14d
 
・エンジニアTech noteはこちら
 https://zenn.dev/p/labbase

 まずは何か面白い話を聞きにくるような気軽な気持ちでお会いできますと幸いです!
 それでは、〇〇さんからのご連絡お待ちしております!

両角:まず、冒頭が唐突な感じがしました。いきなり「話をしませんか?」と書いてあるのですが、受け取った候補者の人はまず御社の情報を知りたいと思うので、 ”自社の状況はこうで、こういったことが出来る人、課題を解決している人を探している、なので〇〇の経験があるあなたに声掛けをしました。” のように、お声掛けした理由を冒頭に持ってくると良いと思います!

また、声掛け理由の次に記載している、カジュアル面談の内容例もまだここに書くのは早すぎると感じました。もう少し何故お声掛けをしたのか?の部分を厚めに記載してから、後半に補足的な情報として盛り込むと良いと思います。

あとは、エンジニアとしてはスカウトメールには求人情報も入れてほしいですね!自分とマッチしているポジションか?自分がパフォーマンスできそうか?など、判断してから面談等を検討したいので。

平塚さん:ありがとうございます!求人については、リンクを入れてるのと、求人票の情報をメールに入れ込むのは、どちらのほうが良さそうですかね?

両角:メールには概要を記載し、詳細確認用としてリンクを入れると良いと思います。

鏡さん:私からも質問させてください!箇条書きで声掛けした理由を入れていると思うのですが、声掛け理由のボリュームはどのくらいが適切だと思いますか?

両角:好みはあると思いますが、今の量が端的で良いかなと思います。パーソナライズで大事なことは、求めてるポジションと、それにマッチすると感じる理由をお伝えすることだと思うので、アウトプットの詳細を褒めたりすることも重要ですが、あなたが活躍すると思う理由をちゃんと書けばよいと思います

浦山:候補者の方は、なんで自分に声をかけたのか?に興味があるので、お声かけする背景をしっかりと伝えることが重要ですよね。

小泉さん:ありがとうございます。エンジニアの方は、スカウトの中身を見て判断しているということですよね…?その場合、会社情報よりも”このポジションで何ができるのか”を訴求した方が良いということでしょうか?

両角:LAPRASのユーザーをデータで見ると、スカウトはもちろん中身を見ますし、さらにスカウトだけでなくしっかりと求人の中身も見ている印象です。訴求ポイントについては、正直ポジション次第です。メンバーポジションだと業務内容が重要で、マネジメントポジションだと会社、事業がどのような方向に進んでいるのかなどが重要になるなど、対象によって異なるため、スカウトを送る相手によって変える方が良いと思います!

■自己紹介とマッチ理由のバランスを整える(フォルシアさんへのフィードバック)

浦山:次はフォルシアさんへのフィードバックをお願いします。フォルシアさん、ターゲットを教えてください。

西海さん:WEBエンジニア歴5年ぐらいのエンジニアの方を想定しております。経験としてはバックエンドからフロントエンドを一通りやれる方、訴求ポイントとしては「モダンな技術スタックでガシガシ開発経験を積むポジションはいかがでしょうか?」という点の訴求をしています。

<フォルシアさんのスカウト>

〇〇様

はじめまして、フォルシア株式会社のエンジニアでXXと申します。
〇〇様のプロフィールを拝見し、弊社の旅行SaaSプロダクト開発チームでご活躍いただけるのではないかと感じ、ご連絡しました。
簡単に弊社を紹介させてください。
弊社の旅行SaaS「webコネクト」は、ホテル在庫や新幹線・飛行機などの交通在庫をインフラ的にプラットフォームに集め、そこに各旅行会社が現地での体験やレンタカーといった要素を付け足すことで、独自の旅行商品を簡単に販売できるサービスです。

旅行会社が独自要素の磨き込みに集中できることで業界の生産性が高まっていく、という弊社の考え方にご賛同いただき、旅行会社様に続々と導入していただいています。

より詳しくは下記スライド「よくわかるフォルシアのエンジニア 旅行プラットフォーム部編」をご覧ください。
https://speakerdeck.com/forcia_dev_pr/yokuwakaruhuorusianoenzinia-lu-xing-puratutohuomubu-bian

~声掛けの理由~
■ご参考:弊社の技術スタック
フロントエンド:Next.js、Apollo client、antd
バックエンド:NestJS
DB:PostgreSQL、DynamoDB
O/Rマッパー:Prisma
インフラ:AWSのEKS、ECSなど

是非一度、カジュアル面談にてお話をさせてください。
下記からご都合のよい日時をお選びください。
〜〜〜
どうぞよろしくお願いいたします。

両角:メールの冒頭が会社紹介の定型文のため、ファーストビューでコピペ文章という印象になってしまい、離脱している可能性が高そうだな…と感じました。

西海さん:以前は会社紹介を後にしていたのですが、受け取る方目線で「誰なんだ?」という印象を持たれるかと思い、最近自己紹介を先にするように変えてみたんです。ただ、おっしゃるとおりで長すぎるので、省略しても良いのかな…と感じています。

両角:そうですね!最初はこういうポジションがありますよ!だけでも良いかもしれないです。そのあと、この部分があなたにマッチしていると感じたので声掛けました、という流れが作りやすいと思います。

西海さん:ありがとうございます。”マッチしている”の部分は、このSaaSのチームがあり、このポジションでご活躍できそうなので、お声掛けしました!という位でも良いのでしょうか?

両角:はい!それでも良いと思います!あとは、LabBaseさんと重複しますが、求人の情報かリンクは入れてほしいと思いました。

西海さん:求人情報はすぐ出来ることなのでやってみます!

両角:それ以外は気になる部分はなく、狙っている層が大体5年目ぐらいのエンジニアに対して、”モダンな技術スタックでガンガン開発できます”という訴求は刺さるイメージがあります。この場合は、パーソナライズを厚くしなくても興味関心を持ってくださるケースが多いと思うので、バランス良く対応していただくと良いかなと思います。

候補者はどのようなメールを求めているのか?

最後に、LAPRASユーザーを対象にした「スカウトメールに対してどのような気持ちで待っているのか?」について、集計したアンケートのまとめを共有して、勉強会は終了しました。

候補者の方は、”自分のプロフィールをしっかりと見ている”、そして”熱心に口説いてくれると嬉しい”と思っており、”一斉送信のようなスカウトでも良いから欲しい”という方は少数派であることがわかります。

赤:企業側の態度よりも、自分の「やりたいこと」「スカウトに求める条件」をクリアしている求人が添付されているかが重要である
青:そこまで熱意は求めないが、自分のプロフィールを見た上で送っていることが分かるスカウトなら受け取りたい
黄:少しでもチャンスを広げたいので、一斉送信のようなスカウトでも送ってくれるなら歓迎する
緑:自分のプロフィールをしっかりと見ていることが分かり、熱心に自分を口説いてくれるスカウトなら受け取りたい

まとめ

今回は、スカウトに関する勉強会のイベントレポートをご紹介させていただきました。

エンジニアの方に振り向いてもらうためには、エンジニアの方が何を求めているのかを理解し「企業が何を実現できるのか?」「候補者の経験と求人がどうマッチするのか」を的確にお伝えすることがポイントになるかと思います。今回のレポートを参考にスカウトメールの内容をブラッシュアップしていただると幸いです!

また、LAPRASでは、エンジニア採用をより良くするための勉強会を適宜開催をしております。今後のイベント開催については、X(旧Twitter)公式アカウントで発信しておりますので、ぜひフォローいただけると幸いです。

今回参加していただいた企業の求人はこちら

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フォルシア株式会社
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【SaaS型 旅行商品販売プラットフォーム】ソリューションエンジニア

株式会社LabBase
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