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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。
LAPRASのカスタマーサクセス担当の金谷です。
今回の記事では、以前のGitHubの見方を紹介した記事に続き、Qiitaの見方について解説します。
Qiitaが見れるようになると、候補者がどのような知見を持っているのか詳細に理解できます。
この記事では普段Qiitaを使わない方でも候補者のアウトプットを確認できるように、基本的な見方をわかりやすく説明していきます。
GitHubの見方の記事と併せて選考やカジュアル面談が予定されている候補者のスキルの把握、面談時の話題、候補者へのダイレクトリクルーティング活動などにご活用ください。
QiitaはGitHubとは違い、概ね日本語で書かれているため比較的わかりやすいです。今回は気楽に読んでいきましょう。
Qiitaとは
まず、Qiitaとは何か説明します。
Qiitaとは「プログラマの問題解決サイト」と銘打たれ運営されている、プログラマーの情報共有に特化したSNSのことです。
簡単にいうと、エンジニアリングに関わる知見をまとめた記事が集まっている情報サイトのことです。それぞれの記事は検索できたり、タイムラインで流れて来たりします。
ある記事によればQiitaは2013年の段階で約20万人の国内エンジニアが使用しているといわれています。2018年7月現在ではもっとユーザー数が増えていると予想されます。
IT人材白書によると国内エンジニアの総数が約90万人ですから、少なくとも国内エンジニアの約4.5人に1人が利用しているということになります。それだけ多くの国内のエンジニアに支持されているSNSです。
このようにQiitaは多くのエンジニアに利用されており、エンジニアの開発知見がまとまった記事が大量に集まっています。よって、採用担当者がQiitaの見方を理解すれば特定のエンジニアのスキルを把握したり、自社に必要なスキルを持ったエンジニアを見つけることができるのです。
Qiitaの記事は基本的に日本語で書かれています。ときにコードも混ざっておりますが、その内容が日本語で説明されている場合も多いので、非エンジニアからもエンジニアのアウトプットの内容を理解しやすいという利点があります。
その点では、GitHubよりも先にQiitaから見始めると良いかもしれません。
Qiitaの使い方
それではここから実際にQiitaに触れていきましょう。
Qiitaのユーザー検索
Qiitaにログインすると以下の画面が出てきます。
上の検索窓から特定のユーザーの名前を検索しましょう。「user:ユーザー名」と入力すると、そのユーザーが作成した記事が表示されます。
すでに接点のある方であれば、「Qiitaのアカウント名を教えてください」とお願いしてみましょう。
また、画像(アイコン)をクリックすれば以下の個人ページに行くことができます。
個人ページの見方
それでは、ここから個人ページの見方について解説していきます。
①キーワード検索
検索窓に言語名を入れるだけではこのエンジニアのアウトプットのみを絞り込むことはできません。
例えばPythonと入力すると、全エンジニアのPythonタグを持ったアウトプットが抽出されてしまいますので注意が必要です。
しかし、この検索窓に、「username+半角スペース+検索したい開発言語」を入力するとこのユーザーがその言葉について一度でも言及しているアウトプットを出力してくれます。開発言語を絞りながら効率的にアウトプットを見ていきましょう。
※usernameとは、@以下の名前の部分です。@を入れると検索できません。
記事のタイトルや付与されているタグからどのような分野に知見があるのか、いいねの数からどのような内容について良いアウトプットをだしているのかを把握することができます。
②アウトプット量についての円グラフ
どの開発言語についてのアウトプットが多いのか円グラフで示されています。
③記事についているタグ
この記事のプログラミング技術に関連するタグが最大5つまで表示されます。
④フォローしているタグ
タグをフォローするとそのタグに関わるトレンドの記事を確認しやすくなります。そのため、ここから興味の対象を把握することもできます。
⑤「いいね」数の多い投稿
Qiitaの「いいね」はFacebookやTwitterの「いいね」と同じく、記事に対してリアクションすることで付与されます。
数の多い投稿は良い内容の記事である可能性が高いので、ここから優先的に内容を確認していくと良いでしょう。
(ただし、基礎的な内容でも、よく参照される記事については、内容のレベルを問わず、「いいね」が付きやすくなる傾向があります)
上の画像から分かるように、「人気の投稿」はいいねの数が多い上位5つの記事がピックアップされています。
また、いいねの数がそれ以下の記事は右側に、「最近の投稿」として投稿された順に並んでいます。
⑥いいね数
いいね数が多いと質の高い記事である可能性が高いです。
ただし、上述のように基礎的でよく参照される記事の場合もあるので、注意が必要です。
記事の中身
実際に記事の中身を見ていきましょう。今回は「Vue.jsとVuexを使ってる人には知って欲しいFluxデザインパターンとViewModelとの組み合わせ」の記事を見ていくことにします。
記事の中身は上の画像のように構成されています。
見出しごとに右側に整理されており、クリックするとその見出しの項目まで飛ぶことができます。
また、記事によってはその記事のゴールを明示してくれていたり、前提となる知識を整理してくれていたりするなど、整理されていてわかりやすい内容になっています。
もちろん、エンジニアがエンジニア向けに書いている内容がほとんどですので、高度な内容や専門用語も多いです。
そのため、採用担当者としてはわかる範囲で理解して、記事を書いたエンジニアが何に知見を持っている方なのかを推測したり、カジュアル面談や選考が予定されているのであれば、社内の誰に会わせるのがいいのかを検討したり、と実務に活かしていくのが良いと思われます。
終わりに
この記事では、採用担当者向けにQiitaの見方を説明してきました。
Qiitaは日本語で記事が書かれておりわかりやすいサイトです。
エンジニアのアウトプットを見ることでスキル判定はもちろん、エンジニア知識について勉強になることも非常に多いので、ぜひ日常的にチェックしてみてください。
LAPRAS SCOUTのサービスでは、Qiitaなどの様々なサイト上でアウトプットを行っているエンジニアをスキルや志向性などで検索し、その方のアウトプットを横断的に確認した上で、スカウトメールを送ることができます。
ご興味があれば、サービスサイトからサービス内容のご確認や資料請求ができますので、ご覧ください。
※参考記事
日本のプログラマの50%が利用ーー急成長する技術情報共有サイト「Qiita」とそのビジネスとは -THE BRIDGE-
2018年Vue.jsとVuexを使ってる人には知って欲しいFluxデザインパターンとViewModelとの組み合わせ
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