4万5千件のスカウトから分析した、返信率が高い曜日と時間(2024年版)

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スカウトの効率を高めるために担当者が気にしている要素に「送るタイミング」があります。

何曜日の何時に送信するとスカウトの返信率が最も高いのかは、採用担当の皆さんも気になるポイントではないでしょうか。今回の記事では、2024年にLAPRASを通して送信された約45,000通のスカウトを分析した結果から、エンジニアからの返信が期待できる曜日と時間について解説します。

LAPRASのスカウトは、候補者のログイン後にチャットを介して開封されますが、スカウトが届いた旨はGmailなどの個人メールに届けられます。通常のスカウト型の採用サービスを介してスカウトメールを送る場合とは条件が多少異なりますが、候補者がスカウト(サービスからの通知)をチェックする時間、対応する時間の参考にもなるデータかと考えています。

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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。

検証に活用したデータについて

LAPRAS を通してエンジニアの候補者に対して送信されたスカウト約45,000通を分析対象としています。(2023/08/01 から2024/09/09 までの LAPRASを経由して送信された44,377通のスカウト)なお、極端な例を除くため、メール送信数が著しく多い企業・少ない企業(範囲内で上位25%と下位25%)を除いて分析しております。

曜日ごとのスカウトメール返信率

まず、何曜日にスカウトメールを送信するのが効果的か見ていきましょう。
曜日ごとのスカウトメールの返信率は以下の通りです。

明確に、水曜日に送信したスカウトは返信率が高くなっていることがわかります。木曜以降は週の後半に行くに従って返信率が低くなり、土曜から水曜にかけては比較的返信率が高いことが分かります。

なお、このデータでは「月曜にスカウト送信し、火曜に開封し、水曜に返信した」場合「月曜に送られたスカウト」として計上しています。

スカウトメール送信をおすすめする曜日とは

本データを参考にすると、水曜のスカウトメール送信がおすすめです。
一方で、木曜、金曜、のスカウト送信はあまりおすすめしません。水曜日と木曜日では返信率に3.3%の違いが出ています。また、土曜、日曜も比較的数字が高めに出ていますが、候補者によっては土日のスカウトから「休日稼働がある会社」というネガティブな印象を受ける場合もあるので、注意が必要です。

もちろん、スカウトサービスを活用する場合や候補者の属性によって返信率が高い曜日は異なります。また、LAPRASにおいても、曜日に関わらず「候補者が転職意欲が更新したタイミング」でのアプローチが、返信率が高い傾向にあります。そのため、まずは更新したタイミングを狙い、更新したタイミングを逃した場合には、LAPRASでは「水曜日」のスカウトがおすすめです。

時間ごとのスカウトメール返信率

続いて、スカウトメールの返信率が高い時間について見ていきましょう。送信した時間ごとのスカウトメールの返信率は下記のグラフの通りです。

返信率が高いのは10時、午前中〜13時頃までは比較的返信率が高いということがグラフから見て取れます。逆に、15時や17時〜19時のスカウトは、比較的返信率が低いということもわかります。

※9:00〜9:59までに送信されたスカウトメールは「9時」のメールとしてカウントしています。他の時間も同様です。

スカウトメール送信をおすすめする時間とは

本データを参考にすると、午前中のスカウト返信率は20%を超える返信率があるため、送信タイミングとしておすすめです。一方で、17時以降にスカウトを行う場合は、20時まで待つか、翌朝になってから送信する方が、返信率が高い傾向にあります。

こちらはLAPRASの場合ですので、スカウトサービスの候補者の属性によって返信率が高い曜日は異なりますが、一例としてご参考になると幸いです。


まとめ

あくまでも2024年時点のLAPRASを通して送信されたスカウトのみを対象にした調査ですが、返信率が高い曜日は水曜、返信率が高い時間は午前中〜13時代までという結果が得られました。

2016年に同様の記事を出した際とは異なる結論が出ておりますが、全体のスカウトの流通量が増えたことや今回分母となるデータが当時の10倍となったことで、また異なったデータになったかと思います。また、記事に従って皆さんが同じ時間にスカウト送信することで、かえって埋もれてしまい、開封率や返信率が下がってしまうというジレンマもあります。

LAPRASにおいては、曜日に関わらず「候補者が転職意欲が更新したタイミング」でのアプローチが、返信率が高い傾向にあります。そのため、曜日や時間帯による返信率も気になる部分ではありますが、候補者の方の動くタイミング(転職意欲変更が上がったタイミングや反応があったタイミング)で候補者の方の温度感が高いうちに速やかに連絡が届くことも、ぜひ重視してみてください。反応があった場合の連絡はなるべく即時対応がおすすめですし、初回のスカウトも毎日朝に30分等、定期的に時間をとって候補者の方のステータスに合った対応をおすすめしています。

皆様のスカウトのご参考になると幸いです。


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