エンジニア採用担当者必見!テックカンファレンス参加ガイド:IT人材獲得のための戦略

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テクノロジーカンファレンスへの参加は、今日では効果的なITエンジニア採用戦略の重要な一環となっています。エンジニア採用担当者がテックカンファレンスに参加して自社が扱う技術について知識を深め、エンジニアに対する理解を深めることは信用の獲得に繋がります。自己研鑽としての行動が、結果として採用に繋がるケースも考えられるでしょう。

ただし、テックカンファレンスはあくまでもエンジニアが主役の場です。採用担当者が問題なく参加するために、この記事では以下の4点について解説します。

・テックカンファレンスに参加する方法
・テックカンファレンスの参加に際しての注意点
・目的に適したテックカンファレンスの選び方
・採用や社名周知を目的としたスポンサー出展の方法

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テックカンファレンスとは?参加する方法を解説

テックカンファレンスとは、テクノロジーに関するカンファレンスの総称です。スポンサーによる出展もおこなわれますが、メインは講演会や勉強会であり、エンジニア同士が最新の技術勉強会に参加したり、業界動向を学べる場となっています。

自社の技術への理解を深める目的であれば、自社のエンジニアに相談し、参加予定のカンファレンスに同行するのが一番の近道です。また、採用や認知拡大といった自社都合の目的で参加したい場合は、スポンサーとしての出展を検討すべきでしょう。

自身で参加したいカンファレンスを探す場合は、SNSやconnpassなどのプラットフォームを活用し、気になるカンファレンス情報を発信しているアカウントをフォローして、通知を受け取れるようにしておきましょう。

テックカンファレンスに参加する際の注意点

エンジニア採用担当者がテックカンファレンスに参加するにあたって、いくつか注意しておくべき点があります。

テックカンファレンスの場にそぐわない行動はNG

テックカンファレンスの主役はエンジニアであり、技術や知見の共有の場です。単なるスカウト目的や興味本位での参加は避け、会の趣旨や場の雰囲気に沿った振る舞いを心がけましょう。当然ながら、一方的にスカウトしたりする行為は、かえって会社に対するネガティブイメージとなります。

ぜひ、自分が興味のある・学びたい内容に合うイベントを探し、広く「エンジニア」業界に携わる一人の参加者として、自己研鑽のために参加してみてください。真摯にコミュニティに関わり、貢献しようとする姿勢で参加することで、自分自身も学びがあります。その学びが回り回って採用に効果があることもあるかもしれませんが、参加の目的はあくまでも自己研鑽だと自覚し、時間をかけてコミュニティに慣れていく姿勢が大切です。

ブースに来てくれた人に説明できる体制を整える

スポンサーとして出展している場合は、ブースに来てくれたエンジニアに対しては、採用に関する情報を積極的に提供しても問題ありません。自社の商品やサービスについてだけでなく、採用に関する情報も整理して、採用担当やエンジニア等、誰が対応してもきちんと説明できる体制を整えておきましょう。

また、エンジニアの方は技術に関する深い話を聞きたいという場合があり、その際に人事担当者で十分な説明ができないと、せっかくの機会を失ってしまうことがあります。そのため、基本的には採用担当単独でのブース待機は避け、エンジニアの方がいる状態を作っておくことで、ブースで知りたい情報が全て聞けるようにしておくと良いでしょう。

エンジニア採用担当者がテックカンファレンスに参加するメリット

非エンジニアである採用担当者が、テックカンファレンスに参加することで得られるメリットを紹介します。

採用活動における説得力や信頼性が増す

自社が扱う技術について知識を身につけ、求めるエンジニア像を理解している人間が採用活動をおこなえば、マッチする人材を獲得できる確率は格段にアップします。

積極的に学ぶ姿勢を見せることで社内のエンジニアとの信頼関係も深まり、採用におけるアドバイスやサポートも受けやすくなります。また、IT人材獲得に向けた採用ブランディングにも繋がります。

エンジニアの考え方や価値観・コミュニティへの理解が深まる

テックカンファレンスに参加すると、エンジニアコミュニティとの直接的な交流が可能になります。この交流を通じて、最新のテック業界トレンドやエンジニア文化への理解も深められます。これは単なる技術知識の獲得だけでなく、エンジニアの方々が「どんな思考をしているか」「どんな価値観を持っているか」を把握することにつながり、より効果的な採用戦略の立案に役立ちます。

他企業のエンジニアと交流できる

グループを組んで話す時間が設けられているカンファレンスもあり、他の企業のエンジニアが何を重視しているのか、どんな考えを持っているのかを実際に話しながら知る機会があります。

スポンサー出展で深い交流ができる

採用目的だけで一般参加者として参加することは、エンジニアから嫌悪感を抱かれてしまう可能性もあり推奨できません。しかし、スポンサーとして出展している場合は自社サービスについての説明や、採用を目的とした交流も可能です。

スポンサー出展のポイントと注意点

スポンサーとして出展する際には自社のエンジニアと相談し、採用候補者がいそうなカンファレンスを精査します。エンジニアにとって「どんなブースが好印象か」「どんな話を聞きたいか」などの情報もヒアリングして活用しましょう。テック業界トレンドを踏まえた自社アピールが重要です。

採用担当者だけのブースは、エンジニアによっては行きづらいと感じることもあるため、ブースではエンジニア+採用担当者で対応するのがベストです。エンジニア同士でしか話せない技術面の話以外をサポートできるように準備しておきましょう。

出展の申込み方法や費用はカンファレンスによって異なります。募集開始などの情報を見落とさないよう、イベントの公式SNSをフォローしてキャッチアップできるようにしておきましょう。

テックカンファレンスの種類を解説 – エンジニア採用担当者におすすめなのは?

エンジニア採用戦略に活かせるイベントタイプは?

テックカンファレンスには様々な種類があり、それぞれ異なる特徴と参加者層を持っています。エンジニア採用戦略を効果的に進めるためには、自社の採用ニーズに合ったイベントを選択することが重要です。

以下では、主要なテックカンファレンスのタイプとその特徴を解説し、採用担当者がどのようにこれらのイベントを活用できるかを見ていきます。

なお、スポンサー出展の場合は、ブースに参加者が寄ってきてくれるスタイルのため、基本的にどのイベントでも比較的参加しやすいです。

ただ、どのようなカンファレンスでも、いきなり単独で参加するのは避け、まずは自社のエンジニアと一緒に参加する方法がおすすめです。そのため、まずは社内のエンジニアに「テックカンファレンスに行ってみたい」旨を相談するところから始めましょう。

技術コミュニティが主催するイベント

特定の技術や開発手法に興味がある人が集まったコミュニティが主催しているイベントです。コミュニティによっては技術に関する内容だけではなく、エンジニアとしての姿勢やライフスタイルについてのセッションがあるものもあります。

特定の技術に特化したイベントの場合は、その技術への理解や興味が求められるため、非エンジニアの採用担当者が初めて行く場合には社内のエンジニアに相談してみることをおすすめします。

具体例:
https://rubykaigi.org/2023/
https://vuefes.jp/2023/
https://2024.scrumgatheringtokyo.org/

エンジニア全般に向けたカンファレンス

特定の技術に偏らないエンジニア全般に向けたカンファレンスは間口が広く、エンジニアになったばかりの方もウェルカムな雰囲気があるため、採用担当者の方にもおすすめです。

技術に関する講演から、チームビルディングやキャリア設計についての講演、スポンサー企業による商品の説明セッションまで、カンファレンスの内容は多岐に渡ります。

具体例:https://event.shoeisha.jp/devsumi 等

企業系のテックカンファレンス

企業の「中の人たち」が事例を話すイベントです。採用事例やチームビルディングについての講演もあり、特定の技術に限定していないので、非エンジニアの採用担当者も比較的参加しやすいでしょう。

ただし、参加資格がエンジニアに限定されているイベントもあるので、事前に確認してから参加するようにしてください。

具体例:

https://event.classmethod.jp/developers-io/2023
https://techcon2023.dena.dev/
https://aws.amazon.com/jp/summits/tokyo-2023/

まとめ

ご紹介してきたようにエンジニア採用担当者がテックカンファレンスに参加するメリットは数多くあります。テックイベント参加を通じたエンジニア採用戦略の強化が、IT人材獲得の鍵を握っています。

注意点としては、採用担当者としてではなく、一参加者として勉強する姿勢で参加することが大切です。エンジニアが技術・知見を共有するカンファレンスにおいて、場にそぐわない行動は慎みましょう。純粋に学ぶなかで自社に必要なエンジニアの解像度が上がり、エンジニアからの信用獲得に繋がり、採用に繋がる可能性があります。

採用や社名周知を主目的として参加する場合は、スポンサー出展がおすすめです。どのような目的で参加するにしても、まずは社内のエンジニアに相談して、参加の方法や会場での振る舞い方などの知識を身につけておきましょう。

(ライター:成澤綾子)


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