「気になるエンジニアにスカウトメールを送ったけどなかなか返事が来ない・・・」
「スカウト返信率をアップさせたいが、どのように改善したらいいかわからない・・・」
このようなお悩みを抱えた採用担当の方は非常に多いのではないでしょうか。今回は、誰でもすぐにできるスカウト返信率向上のノウハウを「スカウト文中のURLクリック率」との関係を軸に解説していきます。
・スカウト文中にURLを入れ、クリックしてもらうことがなぜ大切なのか?
・それがどのように返信率の改善につながるのか?
・URLをクリックしてもらうためにはどうすればいいのか?
それぞれ順番にご説明します!
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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。
目次
返信率と文内URLクリックの関係性を調査!
LAPRASを利用する企業が、一定期間の間に送ったスカウトメールをサンプルとして、
・文中のURLがクリックされた場合
・文中のURLがクリックされたなかった場合
のそれぞれで返信率にどのような違いがあるのか調べてみました。
最新データ(2024年中のスカウトメール)の分析結果
2024年に送信されたスカウトメールのうち、文中にURLが含まれているもの合計1万件超を対象にそれぞれの割合を抽出してみました。イメージしやすくするために100%=1万件とした場合のそれぞれの実数値も記載しています。
URLクリック | 返信あり | 返信なし | 合計 |
あり | 13.4% (1,340) | 29.5% (2,950) | 42.9% (4,290) |
なし | 3.7% (370) | 53.4% (5,340) | 57.1% (5,710) |
合計 | 17.1% (1,710) | 82.9% (8,290) | 100% (10,000) |
このデータから、以下の重要な確率が導き出されます。
URLがクリックされているほうが返信される可能性が高い
URLクリックあり+返信ありは全体の13.4%、URLクリックなし+返信なしの場合=3.7%と比較して約3.6倍ほど高くなります。
「返信あり」のうち、8割近くが「URLクリックあり」
次に「返信あり」「返信なし」の場合それぞれで「どれだけURLクリックがあったか」を見てみましょう。
返信ありの場合=17.1% (1,710) の中で「URLクリックがあった場合=13.4% (1,340)」の割合を見ると
13.4% (1,340) / 17.1% (1,710)=78.4%
と、実に8割近くを「URLクリックあり」が占めているという結果が出ました。
なぜURLがクリックされていると返信率が高いのか?
以下のような理由が考えられます。
・URLをクリックした先で閲覧した内容を見て、興味を持って返信した
・スカウトをもらった時点でその求人に興味があり、詳しく知るためにURLをクリックした
前者の場合は「URLによってエンゲージメントが高まった」といえますし、後者の場合は「エンゲージメントの高い候補者がURLによって抽出できた」といえます。いずれにしても「URLにより、メールよりも詳細な情報が得られることで受信者のエンゲージメントが高まる」という点は間違いありません。
単純にスカウトメールに必要な情報をすべて盛り込もうとすると、文量が多くなってしまい「読むのが大変だからスルーしよう」と思われるリスクが高まってしまうかもしれません。だからといって、スカウトメールが簡潔すぎると「詳細がよくわからないからスルーしよう」という判断につながってしまう恐れもあります。
「概要はメールで、詳細や補足情報はURLで」というのが、最もバランスの取れた伝え方です。
どんなURLがクリックされやすいのか?
スカウト文中のURLがクリックされたほうが、返信率が上がるということがわかりました。
では、どんなWebページへのリンクを入れるのが有効なのでしょうか?ここでは求人の詳細・補足情報としてスカウトメール中に入れておくと良いURLの例をいくつかご紹介します。
企業公式note・テックブログ
社内のエンジニアたちが自ら運営する、技術情報サイトやブログなどを指します。日々の開発で直面する課題やその解決方法、新しい技術の導入事例などを、実際に携わったエンジニアが詳しく解説している記事があれば「どんなことに挑戦しているのか」「どんなスキルを持った社員がいるのか」といった点をうまく伝えることができます。
プロダクトの紹介ページ
開発している製品やサービスの詳細を紹介するウェブページを指します。単なる機能紹介だけでなく、使用している技術スタック、システムアーキテクチャ、開発プロセスなどの技術的な側面も深く掘り下げて説明されていると、閲覧した人が「自分のスキルややりたいことに合っているか」が判断しやすくなります。
社内エンジニアへのインタビュー記事
実際に働いているエンジニアの生の声を伝えるインタビュー記事を指します。キャリアパスや日々の業務内容、技術的な挑戦、会社の開発文化などが実際のエピソードを交えて紹介されていると、閲覧した人が「この企業に入ったら、こういう体験ができるのか」とイメージしやすくなります。
組織体制の紹介ページ
エンジニアチームの構成や役割分担、協業の仕方などを詳しく説明するウェブページを指します。各チームの特徴や連携方法、意思決定のプロセス、エンジニアのキャリアパスなども紹介することで「チーム間の協力やコミュニケーションが円滑にできそうか」といった点をイメージしてもらいやすくなります。
開発環境の紹介ページ
使用している開発ツールや言語、フレームワーク、インフラ環境などの技術スタックを詳細に紹介するページを指します。「最新の技術や独自性がある技術を使っているか」「どんな課題に挑戦しているのか」といった点を伝えることにより、技術的な挑戦や成長の機会があることを示せればポジティブなアピールになります。
採用広報・イベント情報の紹介ページ
エンジニア採用に関する取り組みや、技術カンファレンスへの登壇、オンライン説明会、ハッカソンなどのイベントの主催・登壇した情報を紹介するページを指します。採用への熱意や、オープンな企業文化、技術に対する積極的な姿勢などを伝えられるため「エンジニアのキャリア形成を後押ししてくれる企業だ」といった前向きなイメージにつながりやすくなります。
エントランスブックを作るのもおすすめ
ご紹介した「候補者にぜひ伝えたい情報」をすべて集約した、「エントランスブック」を作り、そのURLをスカウト文中に入れるのもおすすめです。作るのにある程度の労力は必要になりますが、求人でアピールしたい自社の魅力をまとめてもれなく伝えられるため、作る価値は十分にあります。
まとめ
LAPRASで計測したデータから「スカウトメールは文中URLがクリックされたほうが、そうでない場合と比べて返信率が5倍になる」ということについて解説してきました。リンク先には、自社やプロダクト、求人の詳細情報を用意しておき、閲覧した人がより自社の魅力に気づいてもらいやすくなるような仕掛けをしておくと、より効果的になります。
スカウトメールは、候補者との最初の接点です。スタートからいい印象を持ってもらうことができれば、カジュアル面談も和やかに進みやすくなるので、ぜひ求人はスカウトの段階から競合に差をつけていく意識を忘れないようにしてください!
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