生成AIが登場以降、人材業界もAIエージェント化が加速するなど、大きな変化がおきています。
こうした流れを受けて、AI×人材の先駆者であったLAPRASでも、よりAI技術を積極的にサービスに取り入れています。
本記事では、ここ半年内でLAPRASが提供したAI関連ソリューションをまとめてご紹介します!
職務経歴に隠れたスキルを見つけませんか?
LAPRASの新機能「AIスキルハイライト」でリード・PM・マネジメント経験を持ってる候補者を候補者を簡単に見つけることができます!
AIスキルハイライトの詳細はこちら目次
AIがキャリアの羅針盤に。「キャリア市場価値レポート」
採用市場の生の情報からITエンジニアの市場価値を評価
「キャリア市場価値レポート」は、LAPRASに登録されたITエンジニアのスキルや経験をAIが多角的に分析し「現在の市場価値」としてレポート形式で提示する機能です。
※本機能はLAPRAS登録ユーザー(エンジニア)側向けの機能です。
分析には、以下のデータが用いられます。
- ユーザーの職務経歴情報
- LAPRASが保有する最新の企業求人データ
- 企業からの実際の評価(ポートフォリオ閲覧数、興味通知、スカウトなど)
職務経歴など主観的な情報だけでなく、最新の求人データや企業からの評価データが用いられるため、最新市場の生の情報に基づいた「客観的で公平な評価」が可能です。
納得感・自己肯定感につながる客観的な評価が得られる
候補者のキャリア特性が、採用市場で特に求められる「テクノロジー」「リード」「プロダクト」「マネジメント」の4つの観点から点数で評価されます。
総評としてキャリアの特性や、市場における強み・弱みなども具体的に文章でコメントされるため、候補者自身が自身のキャリアの「現在地」を把握できます。
詳しくはこちら
https://corp.lapras.com/news/1173/
AIの力で次のキャリアを目指す候補者と新たな出会いも
転職エージェントなど、人間によるキャリア相談は、担当者の知識や経験に依存するため属人的な側面がありました。
このレポートは、データに基づいて個人の価値を可視化することで、採用ニーズが多様化する現代において、キャリアの方向性に悩むエンジニアが次の一歩を考える手助けとなります。利用者からは「数字とコメントの両方で評価されていることによって、何をすべきかわかりやすい」といった喜びの声も寄せられています。
採用担当の方の視点では、AIの力で自身の客観的な市場価値を理解し、前向きなキャリアプランを描いている候補者の方々との新たな出会いが期待できます!
※本機能はまだ候補者検索画面では見ることができません。
LAPRASとAIのスムーズな連携を可能にする「MCP対応」
LAPRAS上のデータが生成AIで利用可能に
AIと外部サービスを連携させるための共通規格「MCP(Model Context Protocol)」にLAPRASが対応しました。これにより、生成AIがLAPRAS上のデータを取得・利用できるようになり、LAPRASとAIを組み合わせた活用がスムーズになります。
AIのサポートで変化する採用・転職体験
第一弾として、LAPRAS上の「公開求人情報」がMCPを通じて提供されます。これにより、ユーザーはAIに自身のプロフィールや志向性を深く理解させた上で、LAPRASに掲載されている求人の中で最適なものを提案してもらう、といった新しい形の求人検索が可能になります。
新たな候補者層との出会いのチャンスも?
候補者の方々がAIを活用して転職活動を行うようになると、キーワード検索といった従来の探し方だけでは出会えなかった貴社求人との、新たなマッチングが生まれる可能性があります。
AIが貴社の求人を「最適なキャリア選択肢」として候補者に提案することで、今まで気づくことができなかった「潜在的に自社とマッチする候補者層」の発見につながることを期待しての開発になります。
詳しくはこちら
※本機能は企業様向けの展開/開発はまだなされておりません。
潜在的なマネジメント経験を見抜く「AIスキルハイライト」
ハイスキル層が持つ特定の経験をAIが発見
候補者の職歴や職務要約といったテキスト情報をAIが読み込み、「エンジニアリード」「ピープルマネジメント」「PM/PL」の3種類の経験を自動で判別し、ラベリングしてハイライト表示します。
明記されていない「潜在的な経験」が可視化される
職歴に役職名などが明示的に記載されていない場合でも、AIが文脈から以下の3種類の潜在的な経験を読み取り、可視化します。
- ピープルマネジメント経験: チームメンバーの人事評価や報酬・昇進決定に関わった経験。
- エンジニアリード経験: 開発組織全体の技術的課題を発見し、その解決を主体的に推進した経験。
- PM/PL経験: 主に受託開発やSIerにおいて、顧客向けシステム開発プロジェクト全体を管理した経験。
ラベルをクリックすれば、AIがその経験を持つと判定した根拠となる、候補者の具体的な経歴の記述を確認することも可能です。
候補者経験の見極めを効率化・客観性を向上
テックリードやEM、PM/PLといった職種の採用では、前述した3つのソフトスキルが採用要件の中で重要な意味を持ちます。従来は、その経験が職務経歴書に明記されていない場合、見極めに手間がかかってしまうという課題がありました。
「AIスキルハイライト」は、このスクリーニング作業をAIが支援します。人間の目だけでは見落とすリスクもあった有望な候補者の発見をサポートし、採用活動の効率化と客観性の向上に貢献します。
詳しくはこちら
スカウト運用でよくある「ばらまき」の課題を解決する「AIサポートプラン」

AI&専門チームがスカウト候補の抽出を代行
AIとエンジニア採用の専門チームが連携し、採用担当者に代わって候補者への「興味あり」通知を送付する、LAPRASの新サービスプランです。
AIによる効率性と専門チームによる高精度を両立
まず、AIが求人ごとに設定された詳細な条件に基づき、候補者の経歴データを解析して最適な候補者をリストアップします。
その結果を基に、経験豊富な専門チームが日々ログイン状況などを確認し、「ホットな」候補者に対して最適なタイミングで「興味あり」通知を送付します。
AIによる効率的な候補者選定と、人間による最終的な精度確認を組み合わせることで、高精度かつ温かみのある運用を実現します。
運用負荷の軽減と「ばらまき」を減らしていく、を同時に実現
従来のダイレクトリクルーティングが抱える、以下2つの課題を同時に解決します。
- 媒体運用の負荷軽減: 多くの企業でボトルネックとなっている運用リソース不足を、AIと専門チームの連携によって解消します。
- 候補者から敬遠される「ばらまき運用」の防止: 専門チームが候補者の状況を見極めてアプローチすることで、候補者からの不信感を防ぎ、丁寧なコミュニケーションを実現します。
採用担当者を媒体運用の手間から解放し、コア業務への集中を可能にすると同時に、スカウトの質を向上させます。
詳しくはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000024729.html
AIの力でさらなる「良いマッチング」を目指して
今後もLAPRASでは生成AIを活用した機能を開発、ならびにアップデートしていく予定です。
AIがもたらす変化は、今後エンジニアのキャリアと企業の採用戦略に新たな可能性を提示して行くと考えております。LAPRASでは、その可能性に対応し、「すべての人に最善のマッチング」を生み出せるサービスを目指してまいります。