LAPRAS SCOUT導入から短期間で、2名の副業エンジニアの採用に成功したAGRI SMILE。新しい技術スタックへの感度が高いエンジニアを採用できた秘訣は、LAPRASに登録するエンジニアとしての目線をもち続けたことでした。AGRI SMILEでテックリードとしてエンジニアチームを牽引する新田さんと、同社の事業開発部マネージャー・高橋さんにお話を伺いました。
《プロフィール》
テックリード 新田 龍生さん(写真右):
2018年、大阪大学卒業。新卒としてWeb系ベンチャーのフルスタックエンジニアを経験。
遠隔医療システムや情報メディアのフロントエンド/バックエンド/モバイルアプリを担当し、幅広い技術を身につける。
2019年、1人目のソフトウェアエンジニアとして株式会社AGRI SMILEに入社。Rails/TS/Reactで複数の農業に関するtoB/toCのWebアプリケーション開発と、Unityを使ったモバイルアプリ開発を担当。
研究領域から現場まで、様々なレイヤーをソフトウェアの力でサポートしていくAGRI SMILEのエンジニアチームを、テックリードとして牽引している。
事業開発部マネージャー 高橋 さくらさん(写真左):
2016年、北海道大学農学部卒業。前職では北海道および千葉にて農業融資に携わり、公私で畜産・柑橘・畑作の現場を自らの目で見て周る。そんな経験から、栽培の課題解決に携わりたいという思いをもち、2020年に株式会社AGRI SMILEへ入社。SalesとBizDevを担当し、各地のJA・農家などを対象としたサービスの提案や導入・運用支援を行っている。
株式会社AGRI SMILE:
2018年創業。高齢化や担い手不足が急速に進行する日本農業において、食のインフラを支える栽培現場のノウハウ継承が大きな課題となっています。
AGRI SMILEのミッションは、各産地のビジョンを産地と共に実現していくこと。
技術を集積・継承していくツールとしてのソフトウェア、集積されたデータを元に新技術を生み出すScience、両者の相互作用によって農業界の発展を支援します。
現場に寄り添った生命科学の発展と人材育成を支援する『ACADEMIC Suite』。
栽培に関わる定性 / 定量データを集積し、産地の発展に活かす『AGRI Suite』。
欧州で注目を集める農業用資材の研究開発を行うラボ『R&D部門』。
これら3つの事業を軸に、【研究 × IT 】によって産地とともに持続可能な農業と地域をつくっていきます。
目次
積極的にアウトプットをするエンジニアと出会えるのがLAPRAS SCOUTの魅力
― 新田さんが担っているお仕事内容について教えてください。
新田:AGRI SMILEのプロダクト全般をテックリードとして統括。業務委託メンバー8名と共にエンジニアチームとして開発をすすめています。 併せて、開発チームのリソース不足を解決するべく、エンジニアの人材採用業務も担当しております。
― エンジニア採用に関して抱いていた課題感はありますか?
新田:おかげ様でAGRI SMILEのプロダクトの評価は高まり、事業進捗は良好でした。そんな中で、エンジニアリングに関して多くの要望がでてくるようになってきたのですが、開発チームのリソース不足がボトルネックとなり、「やりたいと思っていること」が実現できていないという課題がありました。今まではリファラルでの採用をメインに行っていましたが、候補者の母集団も枯渇していましたし、スピード感のある採用が急務でした。そこでダイレクトリクルーティングを試してみようというのが、今回LAPRAS SCOUTを導入した経緯です。
複数名の採用を目標としているところもあり、月額制であるLAPRAS SCOUTは金額的にもメリットでした。
― LAPRAS SCOUT導入はどういった経緯で決まったのですか?
新田:決め手となったのは、私自身がLAPRASに登録しているエンジニアであるということです。LAPRASがGitHub、Qiita、connpass、teratail、Twitterなどオープンデータを自動で集めたポートフォリオを作成してくれるのは、ユーザーであるエンジニア目線から見たときにも「よく考えられているな」と感じていました。
他にも様々な媒体・サービスの候補もありましたが、私自身が使っていたところが1番の理由ですね。様々な角度から候補者となるエンジニアのスキル・志向を確認できるところが魅力でした。
― LAPRAS SCOUTの運用方法を教えてください。
新田:基本的には私1人で運用しています。LAPRAS SCOUTのレコメンド機能を活用して、候補者をピックアップし、スカウトメールの作成を行っています。その後カジュアル面談で開発体制についてお話したいという方は私が、プロダクト・事業について詳しくお話したいという方は代表の中道が行うといった流れです。
時間とリソースをかけて、候補者のアウトプットを確認し、成長・学習意欲を高く評価する
― エンジニア採用の中で、新田さんが大切にしていることはありますか?
新田:タレントプール追加時に候補者に送られる興味通知に対して、「興味あり」の返信をいただいた方を中心にスカウトメールをお送りしているのですが、ここには意識的に力をいれました。ある程度の実績を積んできたエンジニアの場合、かなりの数のスカウトメールが送られてくるようになります。その中で目が留まるメールとは、「時間を費やして自身のことを見てくれている」と感じるメールだと、私は考えています。
これは実際に私の体験談でもあるのですが、スカウトメールの内容を見ると、自分に対してどれだけ時間を費やしてくれているのかって、なんとなくわかるんです。GitHub、Qiitaの記事タイトルだけではなく実際の記事の中身まで言及したメールをいただけたときは、私も嬉しかったものですから。同じようにしっかりアウトプットを見ていることが伝わる、パーソナライズしたスカウトメールをお送りすることを心がけています。
AGRI SMILEの場合、まだ3年目のスタートアップという背景もあり、1つの技術を突き詰めたスペシャリストよりも、幅広い分野でフルスタックでカバーできる方がマッチすると思っていました。採用ペルソナとして想定したのは、転職を考えていたときの自分自身です。「今いる環境の中で伸び悩みを感じている」「仕事に直結する技術以外を評価されない」「趣味領域を含めた幅広い技術のアウトプットも見てほしい」このように感じている人に対して、「幅広い技術にアンテナを張り、挑戦していくあなたの志向を高く評価します」というメッセージをお伝えするようにしました。
― 実際に今回はどういった方が採用できましたか?
新田:副業の方を2名、業務委託で採用させていただきました。どちらの方も業務に関わる技術以外への知的好奇心が高く、自ら新しい領域へのチャレンジを積極的に行っている方でした。私たちのエンジニアチームのSlack上でも、自然発生的に新しいエンジニアリング技術に関する話題があがることも珍しくありません。事前にTwitterなどで見ると、プライベートでもエンジニアリング技術に関するTweetが多く、私たちエンジニアチームとのカルチャーマッチも高いと感じました。スキル・カルチャー両面から見てもピッタリの方が採用できたと思います。
― 採用された方と一緒に働いてみての感想はいかがですか?
新田:実際に一緒に働いてみてのギャップはとても少ないと感じています。期待していた通りの活躍をしてくれています。技術のアウトプットを前もって確認できているのが大きいのではないでしょうか。簡単な経歴と、時間の限られた面談だけでは得られない情報がLAPRAS上には集約されていると思います。候補者のアウトプットを確認していくのは、時間もかかりますし決して楽な業務ではありませんが、その苦労以上の成果はでています。
農業に携わる幅広い分野から注目を集めるAGRI SMILE。新たな挑戦を続けることが可能な環境
― 今後のAGRI SMILEについてのお話を聞かせてください。
高橋:AGRI SMILEは、【研究 × IT 】によって産地とともに持続可能な農業と地域をつくっていく企業です。幼少期から衰退していく農業の現場を目の当たりにしてきた当社代表の中道が、現代までの農業を継承し、次世代に繋いでいくために立ち上げました。
各地のJA、農家、研究者と連携し、様々な側面から日本の農業を支えていくのが私たちのミッションです。
インターネットを活用した栽培技術の継承、農薬や肥料の散布状況を管理する栽培履歴システム、気象データと病害虫の関係を表すデータ活用、各地のJAと協同したECサイトの構築など、提供するサービスは様々。農学に関連した大学や学会などとの連係・サポートも幅広く行っています。新サービスの提供も随時予定していますので、変化・挑戦を楽しめる方にはとても魅力的な環境だと思います。
新田:自身の身につけてきた技術をフルスタックに発揮でき、今まで以上に幅広い技術を吸収したいという方には、農業系スタートアップという環境はピッタリだと思います。AGRI SMILEでは、一緒に働いてくださるエンジニアをまだまだ募集中です。興味がある方は、ぜひ一度カジュアルにお話だけでも。お気軽にお問合せください。
― 本日はありがとうございました!
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