業務委託2名、正社員1名。わずか1年でエンジニアチームの強化に成功したanyのエンジニア採用について

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2022年4月よりLAPRAS SCOUTでのエンジニア採用を始めたany。LAPRAS SCOUTを活用し、業務委託や正社員のエンジニアの採用に成功。スキル面はもちろん、カルチャー面でのマッチングの採用にこだわるany社のエンジニア採用活動について、同社のCTOである波多野さんから話を伺いました。

《プロフィール》
取締役CTO
波多野 雅哉:
2012年新卒で大手システムインテグレーターに入社。同社でWEBシステム開発を担当し、エンジニアとしてキャリアをスタートする。2017年にポイントメディア事業を行う企業に転職。2018年に次世代型インタラクティブ動画技術を開発している企業にジョイン。同社でセールスエンジニア、開発・運用保守、エンジニア採用・組織開発にも関わり、エンジニアとしてのスキル・経験を磨く。2020年4月、any株式会社に同社初のフルコミットエンジニアとしてジョイン。現在では取締役CTOとして、開発事業部を牽引している。

any株式会社
「チームウィルで、一歩先の世の中へ」をビジョンに掲げ、ナレッジマネジメントを通して組織に新しい力を生み出し、よりよい社会を実現させることを目標にナレッジプラットフォーム「Qast」を提供しています。


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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。

幅広い層のエンジニアと接点を持てる魅力的なサービス

―― LAPRAS SCOUT導入の経緯を教えていただけますか?

事業の成長に併せて、開発組織の強化をしていきたいと考えていました。1年前のエンジニア人材市場で言うと多くの企業がエンジニアを求めている状況だったと思います。そんな中でより良い採用を成功させるには、転職潜在層へのアプローチが必要不可欠だな、と考えていました。その時点で「エンジニア転職潜在層ならLAPRAS」というイメージはありましたね。anyに入社する以前のスタートアップでも採用に携わっていたことがあるのですが、その頃からLAPRASの良い評判は耳にしていました。あと、他企業のCTOと情報交換も頻繁にしているのですが、そちら方面からもよく話を聞きましたね。「表面的な情報だけでなく、深い情報まで確認できて、マインドやカルチャーの側面からもマッチ度の高い人材にアプローチできる」そんな意見を聞いて、実際に試してみようと思いました。

―― これまでに使ってきた採用媒体とLAPRAS SCOUTの違いも感じていますか?

やはりそれぞれの媒体で強い部分は違うと思っています。ジュニアレベルの若いエンジニアが多く見てくれている媒体もありますし、副業や業務委託としての案件を求めるエンジニアが多い媒体もあります。LAPRAS SCOUTの場合、上記のようなエンジニアだけではなく、より広い層のエンジニアが登録していますので、私たちからアプローチしていける幅も広がったと感じています。

使ってみて感じたのは、LAPRASプロフィール上で可視化されたアウトプットが一目で確認できる使いやすさ。パッと見た感じだけでも、その候補者がどのレベル層にいるエンジニアなのかをある程度推察できますし、そこから詳細な情報を深掘りしていくことも可能です。おかげさまで求めるエンジニア像とマッチしているかをしっかりと確認してからアプローチできるので、候補者探しの段階でブレが生じないというのは大きいですね。

カルチャーマッチを重視する独自の採用スタイル

―― 現在の具体的な運用方法を教えていただけますか?

まず候補者探しに関しては、anyフレンズの方に協力していただいています。anyでは、業務委託を始めとする一緒に働いてくれている皆さん、anyから旅立った仲間など、anyに関わってくださる方々を「anyフレンズ」と呼んでいます。そんなanyフレンズの方に、レコメンド検索で挙がってきた候補者を確認し大きなズレが無い方をタレントプールに追加してもらっています。そちらのプールから私が細かな情報を確認しつつ、私たちの求めるポジションとマッチしそうな方に対してスカウトメールを打ち、まずカジュアル面談を実施。そして興味を持っていただけた方は、そのまま選考に進んでもらっています。

―― なるほど。採用に関してany社がこだわっている点などはありますか。

スキル面ももちろん大事ですが、一緒に働く仲間としてマインド・カルチャーマッチも重視しています。その辺りは時間をかけて、お互いに確認できるように心がけていますね。だから二次面接では、Teamship Designというカルチャー醸成を担う部署の執行役員である清水が担当し、候補者の皆さんにanyのカルチャーをしっかりと伝えています。そしてその後、代表の吉田との面談でさらにanyを感じてもらい、オファー面談といった流れで進みます。

―― 運用開始から1年。これまでの採用成果を教えてください。

これまでにanyフレンズ(業務委託)で2名、正社員で1名のエンジニアを採用することができました。1人目の方は元々、フリーランスで働いて下さっていた方でした。そんな中で開発内容や事業に興味を持ってくださり、anyフレンズとして一緒に働いていただくことになりました。2人目の業務委託の方は正社員希望だったのですが、現在は遠方在住で出社条件などでの調整が難しかったため、まずanyフレンズでの契約となりました(any社は週2日のオフィス出社日を設けており、オフラインでのコミュニケーションも重視している。こちらの方は、関東に引越し後に正社員採用を予定。)。3人目は正社員のエンジニアとして採用となりました。今までのご経験から、もっとチームで一丸となって取り組みたいという想いをお持ちで、その点がanyのカルチャーとマッチすると選考を受けてくださいました。同じチームへの想いがあるからか、スムーズにお話が進んだ印象です。ジョインして日が浅いとは思えないほど、社内で力を発揮してくださっています。

―― それぞれ採用パターンが異なるんですね。

そうなんです。ですが、これは採用の選考方法に変化をつけたわけではありません。基本的にanyとしては正社員での採用を目標に最初のアプローチを行っています。「業務委託を希望ですが、話を聞いてみたい」など候補者の方からのリアクションを意識しています。企業も個人もともに成長していけるように、お互いの大切なものを大切にしていくことを大事にしています。選考の中で、お互いの理想に近い働き方・関係性を提案していけたらと考えています。

決まりきった採用フローや契約に当てはめるのではなく、候補者の皆さん1人ひとりの想いや環境に合わせた柔軟性も、anyのエンジニア採用がうまくいっているポイントなのかもしれません。

流動的に使い方をカスタマイズして、最適な運用方法にアップデートしていく

―― エンジニア採用にかけている工数について。

1年間でスカウトは120件くらいは送っていますね。

―― 平均的に月に10件くらいといった感じでしょうか?

そうですね。それくらいを目標に動こうと思っています。でも実際は業務によって少々偏りが出てしまう時もありますよ。

スカウト数に制限が無いので、モチベーションの高いタイミングで集中的に作業できるのはメリットですね。例えばスカウト数に制限があるサービスの場合、「どうにかして制限数まで送りきらないと勿体ない」と思ったり、逆に「ちょっと気になるけど件数的に今回は見送らざるをえない」なんてこともあるかと思います。でもLAPRAS SCOUTなら、その辺りの部分を考えずに取り組むことができることが、とても魅力だと思います。

―― 今後のany社のエンジニア採用についてお聞かせください。

昨年の運用開始からこれまでの1年間は、「転職潜在層」というより「転職顕在層」に対して、うまくアプローチし採用に繋げることができました。今後はこれまでにタレントプールに追加してきたエンジニアの皆さんたちに対して、中長期的な視点を持ってアプローチしていくことも大切だと思います。LAPRASプロフィール上で「転職意欲なし」となっている方でも、スキル面・カルチャー面でanyとマッチするようなエンジニアを探しだせるツールとしてもLAPRAS SCOUTを活用できればいいですよね。

―― 波多野さんが考える、LAPRAS SCOUTでのエンジニア採用に向いている企業は?

「企業」と「人」、それぞれの相性みたいな部分にしっかりとこだわりぬくタイプの採用スタイルにはマッチするんじゃないでしょうか。短期的な視点だけではなく、中長期的に関係性を築いていくには最適のツールだと思います。私たち自身も、手間はかかりますがそれ以上の手ごたえや結果を、LAPRAS SCOUTには感じることができていますね。

―― 本日はありがとうございました!


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