2021年の4月にLAPRAS SCOUTを導入した株式会社カナリー。多くのエンジニア採用を目指す急成長中の企業が初めてのダイレクトリクルーティングにLAPRAS SCOUTを選んだ理由、そして採用活動の中で大切にしていることについて、カナリーのエンジニア採用責任者である眞砂さんからお話を伺いました。
《プロフィール》
エンジニア採用責任者 兼 プロダクトマネージャー
眞砂 健太さん:
東京大学を卒業後、2018年株式会社サイバーエージェントに入社。エンジニア新卒採用部門でキャリアをスタートする。2020年末より副業で株式会社カナリーのエンジニア中途採用に携わる。2021年7月に株式会社カナリーに転職。エンジニア採用責任者とお部屋探しアプリ 「CANARY(カナリー)」のPM業務を兼任している。
株式会社カナリー:
2019年6月にリリースした、お部屋探しアプリ 「カナリー」の運営をメインに業績を伸ばす株式会社カナリー。不動産業界におけるデジタル・トランスフォーメーションを推進し、デジタルなインフラとして産業の発展に貢献することを目指している。
部屋探しアプリ「CANARY(カナリー)」:
従来の不動産仲介における様々な問題をITの活用で解決するサービス。部屋を探している方に最良の「部屋探し体験(UX)」を提供するため、日々開発・運用を進めている。不動産仲介会社には新規顧客の開拓や成約率の向上、業務効率化が期待できるツールとして活用されている。累計ダウンロード数は100万件を突破(2021年3月時点)。
初めてのダイレクトリクルーティングをLAPRASが支えてくれた
― LAPRAS SCOUTを導入するまでの経緯を教えていただけますか?
LAPRAS SCOUTを導入したのは2021年の4月からです。当時は開発部門を支えるエンジニアが4名で、エンジニア採用では基本的にリファラル採用が中心でしたが、当社のプロダクト「CANARY(カナリー)」の注目度も高まり、現状の成長スピードを維持するためのエンジニア不足が想定されました。エンジニアチームの強化が急務の中、新たな採用手段としてダイレクトリクルーティングの導入を決定し、その候補に挙がったのがLAPRAS SCOUTでした。
いくつかの採用サービスが候補に挙がりましたが、様々な面から見てLAPRAS SCOUTがカナリーにフィットすると思い導入を決めました。まず月額制というコストパフォーマンスの良さ。2人・3人と採用すればするほどお得になる料金体系は、これから多くのエンジニアを採用したいと考える私たちにとって、とても魅力的でした。次に母集団の多さ。ジュニアからシニアまで幅広いエンジニアが揃っていた点も大きな強みです。さらに、気になった候補者をタレントプールに追加すると同時に、興味通知で気軽にアプローチできるなど、機能面でも優れていると感じました。
― 現在のLAPRAS SCOUTの運用方法を教えていただけますか?
基本的な運用はエンジニア採用責任者の私が主導し、採用ポジションのエンジニアにスポットで協力してもらう体制で運用しています。具体的には、採用案件に合った候補者を私がレコメンド検索でリサーチし、タレントプールに追加したら担当エンジニアにGitHub、Qiitaなどからエンジニアリングスキルを確認してもらいます。その際にスカウトメールで訴求したい部分などをコメントしてもらい、それを基に私がスカウトメールを送る流れです。タレントプール追加時に併せて興味通知も送っているのですが、現場エンジニアが確認中に「興味あり」の返信があった場合は、スピードを重視してカジュアル面談のお話を先に進めることもありますね。
― 初めてのダイレクトリクルーティングで苦労した点はありますか?
スキル・マインドともにマッチ率が高い人の採用を目指した時に、実際に一緒に働く現場エンジニアに協力してもらうスクラム採用が最適だと考えていました。エンジニアもこの考え方には賛同してくれたのですが、最初のうちは少し苦労しましたね。そんな苦労を一緒に解決してくださったのが、LAPRAS SCOUTのCSM(カスタマーサクセスマネージャー)でした。
エンジニアを交えてのミーティングにも参加していただき、多くの企業のエンジニア採用での成功事例をもってアドバイスしてくださるので、大変助かりましたね。このミーティングを機に、スクラム採用の質が劇的に上がったように感じます。GW明け頃から本格的な採用活動をスタート。導入直後から効果的なスカウトを行うことができ、1ヶ月半ほどで1人目の内定を出すことができました。
自ら学んでいく、成長意欲の高いエンジニアの採用に成功
― 導入1ヶ月半での採用はとてもスピーディーですね。今回採用できた方はどんな方ですか?
今回採用できたのはジュニアレベルのWebフロントエンドエンジニアです。前職ではセルフPOSシステムの電子マネー決済アプリの開発に携わってきた方でした。Webサービスに関連した開発業務経験はお持ちでありませんでしたが、個人でWebサービス開発経験があり、言語・スキルに関しても自主的に学んでいる成長意欲の高い方でした。LAPRAS SCOUTのレコメンド検索で情報を拝見しスカウトメールをお送りしました。翌日には「興味があるのでお話をしたい」と返信をいただき、4日後にはオンラインでのカジュアル面談を実施。私と現場エンジニアの2名でお話した結果、双方のマッチ度も高く感じられたので、そのまま選考へと移りました。
― 内定承諾までに変わったフローを取り入れたと聞いています。
最終面接の前にオンラインでの「1dayインターン」を実施しました。カナリーでの働き方を体験していただくことで、お互いにマッチ度をより高い精度で判断できるようにしたいという狙いがありました。事前顔合わせを兼ねたオンボーディングを行い、アカウントのセットアップ、リポジトリの説明などを前日までに行いました。1dayインターン当日は、カナリーの実際の開発タスクを進めてもらい、社員との雑談タイムを挟んだりと、カナリーの仲間と過ごす1日を体感していただきました。
特に今回の候補者の方はお住まいが遠方で採用までにお会いすることができなかったので、出来る限り実際の業務に近い環境を体感していただけるよう心がけました。最初のスカウトから2週間で内定のご連絡をさせていただきました。別企業の選考もあり少し考えたいとのことでしたが、さらに2週間後に内定承諾のご連絡をいただきました。
候補者に寄り添った採用活動が、カナリーのファン獲得に繋がる
― 候補者の目線に立った採用を大切にしているんですね。カナリーが候補者ファーストで採用活動を行う理由はなんですか?
これは前職でエンジニア新卒採用を務めてきた上での持論なのですが、企業が候補者を選ぶだけではなく、候補者も企業を選ぶということを忘れていけないと肝に銘じています。候補者に寄り添った採用活動を行うことで、カナリーのファンを増やしていくという感覚を大切にしています。カナリーのことを好きでいてくださるファンが一緒に働く仲間になれば高いパフォーマンスを発揮してくれますし、その後別のメンバーが入社した際には、そのメンバーの育成などを通じ、よりチームに貢献してくれる存在になってくれます。極論、今回採用に結びつかなかったとしても、1年後2年後にまた一緒に働く機会を持てるかもしれないですしね。
― 今後のカナリー社について教えていただけますか?
おかげさまで業績は順調に伸び、BtoCの「CANARY(カナリー)」に加えBtoBのSaaSなど、新しいプロダクトのリリース・開発も進んでいます。不動産という大きな業界に改革をもたらすデジタル・トランスフォーメーションを推進する私たちの挑戦はまだまだ始まったばかり。挑戦する業界や市場の大きさに対してメンバーが全然足りていない状況なので、私たちの挑戦を一緒に支えてくださるエンジニアを積極的に採用していきたいと思っています。LAPRAS SCOUTを活用して、多くの方たちとお話できる機会が作れればいいですね。
― 本日はありがとうございました!