《プロフィール》
クーコム株式会社 執行役員 三浦克浩さん(写真右):
ハマゴムエイコム株式会社、ジグノシステムジャパン株式会社、株式会社サイバードを経て、2018年2月にクーコム株式会社に入社。
技術部門の統括責任者として、データセンターのオンプレミス環境のAWS移行、社内ActiveDirectoryのMigration、既存レガシーシステムのリプレースなどを実施。現在は、技術部門のリビルドとシステム内製化、社内全体の業務効率最適化がミッション。
クーコム株式会社 エンジニア 髙橋 和人さん(写真左):
1976年生まれ。北海道大学理学部卒。大学のネットワーク管理グループへの参加をきっかけに、コンピュータの世界に魅了される。組み込み系SIerで16年間プリンタファームウェアや周辺ソフトウェアの開発に従事するが、新しい技術への渇望を抑えきれず、WEBベンチャーへとTwitter転職を果たす。エンジニアのQ&Aサイト、Teratailで回答することを喜びとしている。多摩地区に根差したもくもく会「たまもく」を2019年3月より運営。妻と酒とヘヴィメタルを愛する。
クーコム株式会社:
旅行サイト「トクー!」を運営している同社では、1998年、旅行業界の常識を打ち破り、代理店手数料ゼロで宿泊できる仕組みを創り出し事業をスタート。 その後も、他社に先駆けて開始した宿泊共同購入クーポンサービス、無料で宿泊してポイントが返ってくる「マイナストクー!市」など、ユニークな取り組みを行う。現在「トクー!」の会員数は100万人を突破。旅行 × サブスクリプションというこれまでにない業態で成長を続けている。
クーコム株式会社では、LAPRAS SCOUTを導入して2ヶ月でエンジニア採用に成功しました。
エンジニア組織をこれから作り上げていこうという局面で出会った「採用業務にも興味がある」というエンジニア。どのようにマッチングしたのか、どのようなな点がマッチしたのか、エンジニア採用を担当された三浦さんとLAPRAS SCOUTを通して入社した髙橋さんにお話を伺いました。
目次
能力の可視化によって、スカウト時点で書類選考はパス
– LAPRAS SCOUT導入の背景を教えていただけますか?
(三浦さん)
2018年の11月に「CTO of the year」にLAPRASのCTOが登壇していたのを拝見して、サービスに興味をもって問い合わせさせていただきました。
どこに興味を持ったかというと、従来の採用媒体やエージェントでははっきりとわからなかった候補者の実際の能力が、LAPRAS SCOUTでは可視化されているところです。
履歴書や職務経歴書、「オープンソース活動に貢献しています」という言葉だけでは何をどのくらいどうやっているというのが見えなかったのですが、LAPRAS SCOUTでは複数のSNSが1人に紐づいていることでその人の能力がはっきりわかります。
– これまでは候補者のSNSやGitHubは見ていなかったんですか?
(三浦さん)
どうやればうまくまとめて見られるかと考えてはいたんですが実際には行えていなかったです。
知人など繋がりがある人なら可能ですが、これまで接点がなかった候補者については知るすべがありませんでしたね。
– 実際の運用はどのように行っているんですか?
(三浦さん)
現在は候補者のピックアップからスカウトまですべて私が行っています。
候補者の情報はかなりしっかりと見ています。スカウトして、面談に来ていただいたのにお互いにちょっと違うなと思うのは双方のためにならないのでGitHubを読み込んだり、Twitterでの発信を見るなど、ある程度時間をかけてピックアップしていますね。
その分、技術的な書類選考はスカウトした時点でほとんど合格と判断しています。面談の場は、クーコムのことを知ってもらいたい、もしも興味を持ってもらえるならすぐに面接に進んでもらいたいという想いで行っています。
運用は現在1名体制ですが、今後は髙橋にも協力してもらおうと考えています。
– 運用のコツはありますか?
(三浦さん)
LAPRASが個人向けに公開されて、候補者が転職意欲を自分から入力できるようになったので、スキルセットがマッチしていて転職意欲が高い方を絞り込んでスカウトを送っています。早いタイミングで採用したいという要望があったので、すぐに入社いただけそうな人を優先していました。
転職に必要な情報を集約しているLAPRASは個人にとっても便利
– 髙橋さんはスカウトメールを受け取ってどう感じました?
(髙橋さん)
メールの中で私のブログなどにも言及していましたし、候補者の情報をちゃんと見ていると思いました。
私自身も採用業務に興味があるということを打ち出して転職活動をしていたので、ほかの会社さんと話をしたときには純粋にエンジニアが欲しいとお断りされたことが多くありました。クーコムからのスカウトでは、採用に興味があるというところも評価していただいていたので、他の企業と比べてマッチングのレベルが高いと感じましたね。
– 髙橋さんは個人が自身のポートフォリオを確認できる「LAPRAS」にも登録いただいていますが、LAPRASについてはどう感じましたか?
(髙橋さん)
いろいろなSNSアカウントをクローリングして紐づけているのもそうですが、それを数値化して明確に示してくれるのはすごいなと思いました。あとは私がteratailでよく回答していたもので、それがスコアにプラスされているのがうれしかったですね。
SNSなどの情報が集められていることについては特に怖いとは感じませんでした。もしSNSで危険なことを言っていたら、怖いと思うかもしれませんが、そういうことはしていません(笑)。
むしろ現在の転職は、SNSでアピールするというのも普通になってきていますし、WEB上にある自身のスキルなどの転職に必要な情報を集約できるのは個人にとっても便利でいいなと感じています。
「分かっている」CTOがいれば組織は改善に進むはず
– 三浦さんは髙橋さんのどんなところに興味を持ってスカウトしたんですか?
(三浦さん)
GitHubのレポジトリやブログ、Twitterでの発信とteratailでの回答を見て興味を持ちました。
しっかりとした技術バックグラウンドを持って質問に答えている様子から、技術を使って課題解決ができる人だという印象を持ちました。
あと、クーコムでは社外に向けて情報発信できる人を求めていました。さきほどの採用活動に興味があるという話、OSS活動や勉強会など精力的に動いてくれそうだというところに魅力を感じましたね。
– 髙橋さんはクーコムさんのどこに魅力を感じたんですか?
(髙橋さん)
クーコムには三浦というCTOを役割とする人がきちんと存在していて、相談して解決できる相手がいるという安心感がありますし技術的な面でも働きやすさがあると感じました。
あとは、最初のカジュアル面談でも「クーコムのことを知ってもらいたい」という姿勢で話をしてくれたことも好印象でした。カジュアル面談でのミスマッチが多いという話をよく聞きますが、三浦はそういう対応についても「分かっている人だなあ」と感じました。
– 「分かっている」っていうのは説明しにくいですけど、重要ですよね。「分かっている」人が常に柔軟に対応してくれれば、問題があっても改善に進むイメージがわきます。今後、どんな組織にしていこうと考えているんですか?
(三浦さん)
現在はエンジニア組織をこれからつくっていこうというフェーズです。クーコムのエンジニア文化をどうしていきたいのかということを一緒にディスカッションしていきたいんです。
私は私なりにこういうエンジニア文化がいいという考えを持っているんですが、もしかしたら若いメンバーはそうじゃないのかもしれない。いろんなものを受け入れやすい状況にあるのかなと思っています。
なので、エンジニア組織だったり、エンジニア文化だったりを作っていきたいということに興味がある方にとっては非常に面白いフェーズなんじゃないかと思っています。
– ありがとうございました!
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