プロの知見でエンジニア採用の効率化・高精度化を実現!クラフトバンクのエンジニア採用成功の秘訣

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建設業界特化のスタートアップ、クラフトバンク株式会社。同社はエンジニア採用における課題を解決すべく、2024年にLAPRASを導入しました。LAPRASの「リクルーティングBPaaSプレミアムプラン」を活用することで、採用活動の効率化と高精度化を実現しました。採用基準の厳しい同社がLAPRASを通じて得た成果や、独自の採用方針について、VPoEの井上心太さんからお話を伺いました。

《プロフィール》
クラフトバンク株式会社
VPoE
井上 心太さん(写真左):
九州大学大学院 情報知能工学専攻 修了。2014年新卒でリクルートホールディングスに入社し、リクルートキャリアに出向。新規事業開発の企画を経て、内製開発組織にエンジニアとして参画。2018年4月にユニオンテック1人目のエンジニアとして参画。現在では、クラフトバンクのVPoEとして、同社のエンジニア組織構築を牽引している。

クラフトバンク株式会社
クラフトバンクは、建設業界に特化した「工事会社向け経営管理BPaaS」と「B2Bマッチングサービス」を提供するスタートアップである。建設業界特化型のサービスという独自性を持ち、2023年には東洋経済新報社「すごいベンチャー100 」、2024年にはForbes JAPAN「注目の日本発スタートアップ100選」に選出されている。

「世界に誇れる建設職人と建設会社がもっと儲かる仕組み」をつくり、建設業界で働く人々が誇りを持ち、正当に評価される社会を実現することを目指している。

◎工事会社向け経営管理BPaaS「クラフトバンクオフィス
◎建設工事のB2Bマッチング事業「職人酒場

LAPRAS株式会社
辰巳 夢治さん(写真右) :
新卒でのITコンサルタント経験を経て、ITエンジニア向けの転職エージェントとして採用/転職支援に従事。現在は、エンジニア採用を熟知したLAPRASによる採用活動の運用代行サービス「リクルーティングBPaaSプレミアムプラン」を通じて、多くの企業のエンジニア採用をサポートしている。


<サービスリニューアルのお知らせ>

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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。

採用精度を高めるためのデータ活用とプロセス改善

―  LAPRAS導入の背景を教えてください。

井上:私たちがLAPRASを導入したきっかけは、エンジニア採用における具体的な課題に直面したことでした。当社では、候補者の選定やスカウト送信といった採用プロセスの多くを内製化していたのですが、リソースや時間の制約が非常に大きな負担となっていました。特に候補者プールの構築やスカウトを送るターゲットの絞り込みに課題を感じており、多くのスカウトを送信しても返信率が低いことが続き、非効率的な状況が改善されないままでした。このままでは、質の高い人材の採用が難しいと考えたんです。

そんな中で出会ったのがLAPRASでした。転職意欲の可視化機能やデータベースの質の高さに魅力を感じ、これを活用すればより効率的な採用活動が実現できるのでは?と思いました。また、LAPRASが提供する運用代行サービスも負担軽減に大きく寄与するのではないかと期待しました。

辰巳:クラフトバンクさんのように採用基準が高い企業にとって、ターゲットとなる候補者プールの質や規模は非常に重要です。最初の段階で具体的な採用要件はもちろん、入社いただくエンジニアに期待する動きや、クラフトバンクさんのどういった点を社員や井上さんご自身が良いと思っていらっしゃるかなども細かくヒアリングし、それに基づいてLAPRASのデータベースを最大限活用できるように準備しました。

転職意欲の可視化機能など、LAPRASに実装されている機能はもちろんですが、ユーザーのアクセス状況や転職に関するアクションの積極性などを分析して、候補者のサーチを行いました。また、候補者検索やスカウト文面の作成など時間がかかる業務を引き受けることで、クラフトバンクさんには選考や面談に集中していただける体制を整えました。

― 実際にLAPRASを使った採用活動の進め方を教えてください。

井上:導入当初は、LAPRASの運用代行チームと密に連携しながら進めていきました。最初に私たちの採用要件や求める人物像を詳細に共有し、それに基づいて候補者を選定してもらいました。運用代行チームが興味通知・スカウトを送信し、返信があれば私たちが面談や選考フローを進める形をとりました。

辰巳:運用を進める中では、スカウトの成果を振り返りながらターゲットの見直しや文面の調整を繰り返しました。その結果、返信率や採用効率が向上し、クラフトバンクさんの採用基準に適した候補者をマッチングできるようになったと思います。

スカウトの内容とターゲット選定には特に力を入れました。候補者にとって「響く」文面を意識し、クラフトバンクさんの魅力がしっかり伝わるように工夫しました。また、候補者の進捗状況をリアルタイムで共有し、面談や選考が円滑に進むようサポートしました。

理解度の高い運用代行を実現する初期の入念な準備

― LAPRASの導入にあたり、初期段階で特に注力した点はどこですか?

井上さん:採用要件や期待する人物像を辰巳さんたちと何度もすり合わせ、ターゲットの基準を明確にしたことが非常に効果的でした。初期段階で手間を惜しまずに取り組んだことで、スカウトの精度が大幅に向上し、その後の運用が驚くほどスムーズになりました。

また、1~2ヶ月間にわたり集中的にスカウト文面やアプローチ方法を調整したおかげで、返信率が着実に向上しました。この段階で基盤をしっかりと固められたことが、現在の効率的な運用につながっています。

辰巳さん:採用基準が高い場合、初期段階で細部にわたるニュアンスを揃えることが大切でした。例えば、スキルセットだけでなく、文化的なフィット感やリモート環境での適応力など、具体的なポイントについても議論を深めました。その結果、候補者選定の精度が格段に高まり、クラフトバンクさんにも信頼して運用を任せていただける体制が整いました。

― 運用代行を導入することで、どのような新しい視点や変化がありましたか?

井上:最大の変化は、時間とリソースの使い方が大きく改善されたことです。以前は、候補者の検索やスカウト作成などを私自身が担当していましたが、運用代行に任せることで、面談や選考の重要な部分に集中できるようになりました。

また、運用代行チームから得られるフィードバックが非常に有益でした。これまで見えていなかった新しいアプローチや評価軸を取り入れることで、採用活動全体の幅が広がりました。

辰巳:私たちのサポートがクラフトバンクさんの採用活動に役立てたことは嬉しいですね。スカウト文面やターゲット層の見直しといった調整を通じて、着実にユーザーからの反応が変わっているように感じられる場面が多くありました。また、外部からの視点を取り入れることで、より柔軟で効果的な採用活動が実現できたと感じています。

運用代行という新しいリソースが、最適最速のアプローチを可能にする

―  今回の採用成果やその採用成功にいたるストーリーを教えてください。

井上:今回の採用では、特に印象的だったのは外国籍のエンジニアの方を採用できたケースです。この方は、日本に10年以上住んでいて日本語でのコミュニケーションも問題なく、高い技術力を持つ方でした。転職意欲が高いことがLAPRASのデータからも確認できていたので、適切なタイミングでスカウトを送ることができたのが成功の第一歩だったと思います。

最初のカジュアル面談では、その方のこれまでのキャリアや考え方に触れ、非常にポジティブな印象を受けました。その後、選考の各段階でスキルや文化的なフィット感を慎重に確認しましたね。特にフルリモートでの働き方や、コミュニケーションのスタイルがチームに合うかどうかを重視しました。

面談には複数のエンジニアが参加し、技術面だけでなく、チームに馴染むかどうかを多角的に評価しました。最終的には全員一致で「ぜひ一緒に働きたい」という結論に至り、オファーを出しました。このプロセスを通じて、ただスキルがあるだけでなく、前向きで柔軟な姿勢を持つ方を採用できたことが大きな成果でした。

辰巳:この採用事例は、私たち運用代行チームにとっても非常に印象深いものです。この候補者へのスカウト文面では、クラフトバンクさんの建設業界のDX推進という明確なミッションを前面に押し出しました。また、スタートアップならではの挑戦的な環境とフルリモートという働き方のメリットを丁寧に伝えたことが、候補者の興味を惹きつけたポイントだったと思います。

その後の進行でも、選考プロセスが非常にスピーディーかつ柔軟だったことが成功につながった大きな要因だったと思います。井上さんをはじめとするチーム全員がオープンに議論し、「日本語の壁よりも、問題解決への意欲や柔軟性が重要だ」という共通認識を持たれたことで、最終的にはGoの意思決定をされていたことが印象的です。

井上さん:コミュニケーションの部分では問題ありませんでしたし、業界用語などを新たに学んでいかなければいけないのは、建築業界未経験であれば変わらないですからね。結果的にその方のポジティブな姿勢とスキルが、チーム全体にとって大きなプラスになると確信しました。入社してからも、リモート環境でのコミュニケーションは非常にスムーズで、チーム全体がポジティブな影響を受けています。

―  候補者の方とのマッチングだけでなく、プロセス全体で得た学びが採用成功につながったのですね。貴重なお話をありがとうございます。

井上:はい、今回の採用は単なる「人を採る」という目的以上に、私たちの採用活動の進化や学びをもたらしてくれるものでした。入社後の活躍も素晴らしく、採用成功の喜びをさらに実感しています。

辰巳:良かったです!引き続きクラフトバンクさんの採用活動をサポートしていきたいと思っています。

高いマッチングを実現し、より理想的な開発環境を構築していく

―  今後のクラフトバンク社について教えてください。

井上:私たちの大きな目標は、建設業界のDXを推進して、この業界に新しい価値を提供することです。建設業界はまだデジタル化が進んでいない部分も多いですが、私たちのプロダクトやサービスがその変革を後押しできると信じています。

組織運営については、フルリモート体制を維持しながら、チーム間の連携をもっと強化していきます。リモートだからこそ、コミュニケーションを深めて、全員で同じ目標に向かえるような仕組みを作りたいですね。

辰巳:未だ多くのアナログな業務オペレーションが存在する「建設業界」を地道にDXで変えていこうとされている点や、PHPなど堅実な技術スタックで開発されている点、フルリモートでの柔軟な働き方など、候補者にも魅力が伝わりやすい特徴がたくさんあります。そうした魅力を丁寧にお伝えできるよう、今後とも心がけていきます!

― クラフトバンクの採用活動の特徴を教えてください。

井上:採用の特徴として、「高い採用基準を保ちながら成果を出している」点が挙げられます。よくスタートアップでは柔軟な採用を優先しますが、私たちは基準をしっかり設定し、妥協しないことを大事にしています。

お声がけさせていただく目線は少し高いかもしれません。その代わり、選考を進めた方は全員、スキルもフィット感も非常に高く、長期的に見て信頼できるメンバーになっています。結果として、この厳選した採用が、クラフトバンクの成長に繋がっていると実感しています。

― 最後に今後の展望をお聞かせください。

井上:これからも建設業界のDXを進める中で、価値を提供できるサービスをどんどん生み出していきたいです。そのためには、優秀なエンジニアを迎え入れつつ、既存のチームが成長できる環境も整えていきます。辰巳さんたちのサポートを受けながら、これからも挑戦を続けたいです。

辰巳:クラフトバンクさんの成長を今後とも見守りつつ、パートナーとして一緒に走っていければ嬉しいです。採用を通じて目標の実現を一緒に追いかけていけるよう、引き続き全力でサポートさせていただきます。

―  本日はありがとうございました!


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