2022年3月よりLAPRAS SCOUTでのエンジニア採用を始めたロカオプ株式会社。立ち上げ期のエンジニア組織の基礎を創りあげるのに、LAPRAS SCOUTを活用したロカオプのエンジニア採用戦略とは?同社のCTOである縣さんにお話を伺いました。
《プロフィール》
執行役員CTO/システム開発本部 部長
縣 俊貴さん:
⾧崎県出身。ロカオプ社の代表取締役の兄であり4人兄弟の⾧男、学生時代にMSXパソコンでプログラミングの楽しさを学ぶ。卒業後はWikiエンジンやアプリランチャー、コード生成プログラム、さらにバグ管理システムといった様々なオープンソースのソフトウェアをリリースしプログラマーとして活躍。2004年には株式会社ヌーラボの設立時に、最高技術責任者としてプロジェクト管理ツール「Backlog」、ドローツール「Cacoo」など、コラボレーション型のSaaSサービスの企画と製品開発などを行う。2019年よりADlive(現ロカオプ)のミッションに賛同し執行役員CTOとして入社する。著作に『良いコードを書く技術』があり技術評論社より出版。個人開発アプリ『Biscuit』『コピペ帳〜 素早くコピー&ペースト』もリリースしている。
株式会社ロカオプ:
Web広告やWebコンサルを軸に、中小企業のDX化をサポートしてきたADlive株式会社が2022年7月に株式会社ロカオプへと社名変更。
「ローカルビジネスをオープンに」地域に密着して店舗来店型ビジネスを展開する企業様を、知見のあるスタッフがWebと連動し、集客(露出数アップ×コンバージョン率の向上=生産性の向上)をサポートする自社プロダクト「ロカオプ」の開発・運営をしている。
目次
LAPRAS SCOUTは、立ち上げ期の開発組織構築にベストな選択肢
―― LAPRAS SCOUTの導入の経緯を教えていただけますか?
もともとロカオプ(旧ADlive)は、Webマーケティング・広告の運用、ホームページの制作、コンサルティングなどを行っていたのですが、企業としてさらなる成長を目標とした時に、既存ツールだけに頼らない自社プロダクトの開発が必要不可欠だと感じていました。私が弊社にCTOとしてジョインしたのは丁度その頃、2019年ですね。ジョインして最初の2年間は、事業としてロカオプのプロダクト・サービス内容を固めていくフェーズで「このプロダクトでいける」という確信を得られるまでは、最小限の人数で開発を進めざるをえない状況でした。当時は正社員のエンジニアは私1人。委託エンジニアの方が2~3名くらいで開発を行っていました。そんな状況から始まったこの事業も、昨年無事にサービスをリリース。お陰様で業績も好調。顧客数も右肩上がりに伸びてきており、プロダクトとしての手ごたえも感じられるようになってきました。そこでエンジニア採用にも本腰を入れ、開発組織の強化を考えるようになったのが2022年の3月くらいでした。
私がエンジニア採用自体を担当するのは初めてではなかったのですが、前職でエンジニア採用に携わっていたのはもう5年ほど前。現在のエンジニア転職市場のトレンドなどもまったくわからない状態でしたね。そんな時に前職で一緒にエンジニア採用を行っていた人事の方とお話する機会があって、そこで話題に挙がったのがLAPRAS SCOUTでした。「今、エンジニア採用はLAPRASで良い結果がでています」と教えてくれたんです。一緒に長く仕事をしていた信頼できる方からの紹介だったので興味をひかれ、導入を検討してみることにしたんです。
―― LAPRAS SCOUTを導入してみていかがでしたか?
LAPRAS SCOUTならCSM(カスタマーサクセスマネージャー)の方が運用開始から半年間、しっかりと伴走してくれる安心感もありましたね。理想を言えば、エンジニア採用を得意とする人事担当者を自社で採用するのがベストなのかもしれませんが、そんな人材の確保は現実的にはかなり難しいと思います。LAPRAS SCOUTを活用することで、それと同等以上のプロフェッショナルが定額でサポートしてくれる環境を構築できる。料金的にも決して高いとは感じませんでした。
「候補者の給与レンジについて相談したい」「候補者にお送りするメール内容を確認してほしい」「カジュアル面談で話す内容について話を聞きたい」など、いつでもSlackで気軽に相談できるのは採用活動を行う上でかなりの助けになりました。
特にロカオプの場合、社内にエンジニア採用について相談できる相手もいなかったので、その部分も含めてLAPRASのCSMさんは、とても頼りになる存在でした。単純なスカウトサービスとしての機能以外でも様々な相談にも乗っていただき、コストパフォーマンスとして大変高いものだと感じています。
―― 現在は採用活動は他サービスも組み合わせて利用されていますか?
リソース的にたくさんの媒体を運用することはできないので、現在はLAPRAS SCOUT1社に絞っています。
アウトプットから候補者の姿を読み取り、厳選した「興味あり」を送る
―― 実際にLAPRAS SCOUTを使用してみての感想を聞かせてください。
レコメンド機能を使って候補者を探し出すのですが、LAPRASに記載されているプロフィールはかなり細かく見ています。実際に見れたり触れたりするアウトプットがどれだけあるのかを重要視していますね。候補者の書いたソースコードを見て、動かしてみたりもしています。他サービスだとあまり連携されていないteratailの質疑応答が大変参考になったこともありました。GitHubやQiitaだけではなく、専門的なサービスまで数多く連携されているLAPRASだからこそ、候補者情報をより深く読み込めています。
逆に、学歴とか職歴とか性別とかはほとんど気にしていません。実際に何ができて、どういった姿勢で開発に向き合ってきたのかといった部分を重視しています。そういった意味では、様々なサービスと連携することでアウトプットをまとめて可視化できるLAPRAS SCOUTというプロダクトは、ロカオプの採用活動にマッチしたと思います。
興味通知はカジュアルにアクションを起こせる機能ですが、その容易さに甘えてしまうと、候補者と企業、お互いのマッチ度が薄れてしまう危険性もはらんでいると思います。気軽にアクションが起こせるからこそ、事前に候補者情報をできる限り精査して、候補者と私たちの求めるものがしっかりとマッチした出会いが作れるように心掛けています。
―― 余計なバイアスをかけずに、フラットにエンジニア自身の能力を評価されているんですね。
あと運用開始直後のアプローチは、事業・プロダクトの説明を多くしていたのですが、それだけだとちょっと反応は鈍かった印象がありました。CSMの方に相談したところ、開発環境などエンジニアリングに関する情報をプラスしてみるというアイデアをいただき、テックブログで「ロカオプを支える技術」という記事を公開しました。これはかなり効果的で、候補者からの反応も改善されましたね。
―― 採用できたエンジニアについてお話を聞かせてもらえますか?
2022年の9月までに2名の方に内定をお出しすることができました。1人目の方に関しては、LAPRAS SCOUTを使い始めて1ヶ月半くらいでジョインが決定しました。正直言って、こんなスピード感で結果がでるとは思っていなかったので嬉しかったですね。
スキルに関してはジュニア~ミドルレベルでしたが、Webデザイナー・ディレクター、そしてフロントエンドと幅広い経験を積んできた方で、LAPRAS SCOUTを介して様々な情報を確認していくと、エンジニアリングに関しても「日々よく勉強されているな」と感じました。現段階では有名エンジニアというわけではありませんが、将来的にはそういった存在になれるのではという期待感もありますね。
現時点でのスキルレベル以上に、事業に対する思いを強く持てる方など、マインド・カルチャーがマッチするか否かに注目してきました。ロカオプというサービス自体がまだまだ若いサービスですので、私たちと一緒に事業の課題と向き合い、改善していける方であるかどうかを重要視しています。
物理的な距離を超えて、優秀なエンジニアに出会える
―― 縣さんが感じている現代のエンジニア採用ついて聞かせてください。
モダンな環境だったり、新しい事業領域へ挑戦している企業は、まだまだ都心部に集中している傾向にあると思います。地方に在住しているエンジニアだと中々希望する仕事と出会えないというジレンマもあるのではないでしょうか。しかし世の中的にもフルリモートでの勤務も一般的になり、地方で頑張ってスキルを身につけてきたエンジニアが遠隔で活躍できる舞台は増えてきていますよね。そういった地方でコツコツと頑張ってきたエンジニアのスキルもLAPRAS SCOUTを使うことで、しっかりと可視化できるようになりましたね。私自身も地方出身ですので、地方にいながら東京の条件で仕事をするという働き方がある意味理想だなとは思っています。LAPRASを通じた採用でも、そういった地方在住の優秀なエンジニアに対して積極的にアプローチしています。
―― 今後のロカオプ社について教えてください。
今回、優秀なエンジニアを2名採用できました。今後はシニアレベルのエンジニアの採用にも着手していきたいと思っています。ただ、焦って組織を大きくするのではなく、採用したエンジニア1人1人とじっくりロカオプのカルチャーを構築していけるのが理想だと考えています。
―― 本日はありがとうございました!
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