職務経歴だけでは見えてこない候補者の魅力に目を向ける。新たにエンジニアメンバーを迎えたスナックミーが実践する採用戦略

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2023年よりLAPRAS SCOUTでのエンジニア採用を始めた株式会社スナックミー。正社員エンジニア4名の少数精鋭の組織で、技術だけでなく自社の掲げるカルチャーに共感し、一緒に事業成長を目指してくれる頼もしいエンジニアの獲得に成功。株式会社スナックミーでエンジニアリングマネージャーとして活躍する山本さんにお話を伺いました。

《プロフィール》
エンジニアリングマネージャー
山本 卓磨さん(https://twitter.com/yamataku3831):
大学卒業後から小さなスタートアップでエンジニアとしてのキャリアをスタート。バックエンド、フロントエンド、モバイルアプリの開発などフルスタックエンジニアとして幅広い経験を積む。スナックミーが提供する「おやつ体験」の価値に魅了され、2023年に同社にジョイン。エンジニアリングマネージャーとして、開発業務も行う傍ら、エンジニア採用にも力を注いでいる。

株式会社スナックミー
「おやつと、世界を面白く。」をIDEALとして掲げる、デジタル発の新しいおやつメーカー。Webサービスを通じてお客様からのフィードバックを活用し「永遠のβ版」としてサービス改善を続け、製菓業界の枠組みにとらわれない面白い挑戦を続けている。

<<運営ブランド>>
・ワクワクおやつの定期便「snaq.me
・NATURAL PROTEIN BAR「CLR BAR
・新感覚チキンジャーキー「good JerQy
・ヘルシーおやつの福利厚生「snaq.me office


<サービスリニューアルのお知らせ>

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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。

職務経歴だけではわからない人となりにまで目を向ける

―  LAPRAS SCOUT導入の経緯について教えてください。

スナックミーでLAPRAS SCOUTを導入したのは、2023年の初めです。この導入には、急速な事業拡張に合わせてシステムを構築するため、専門的な技術と経験を持ったエンジニアが必要だという背景がありました。また弊社のエンジニアには、技術力の高さだけでなく、カルチャーフィットの高さも求められるため、候補者の人となりも見れるような採用媒体を探していました。

そういった中でLAPRAS SCOUTの導入を決めたのは、これまで経験してきたことが職務経歴書やGitHubから知れるだけでなく、候補者自ら登録しているXやQiita、ZennなどのSNSを通じてより多角的に候補者のことを知れる点に魅力を感じたからです。採用することももちろん重要ですが、ジョインしてもらった後もお互いに楽しく働いてもらえそうかも見据えた上で、エンジニア採用に取り組むことができました。

―  現在のLAPRAS SCOUTの運用体制について教えてください。
まず初めに、スカウトを送る候補者を探す工程を私、山本が担当しています。おそらく多くの採用担当の方は、マッチしそうな候補者をある程度絞り込むために、広範な候補者データベースに対して条件を指定してスクリーニングされるのではないでしょうか。LAPRAS SCOUTにも機能が提供されています。ですが、私はあえて条件を絞らず、全ての候補者に目を通すようにしました。

上記で絞り込んだ候補者へのスカウトメッセージの作成や送信も、私が担当しています。候補者がやりたいと思っていることと、弊社が抱える課題をリンクさせ、候補者がやりたいことに取り組むことで事業成長に繋がるというWin-Winな関係性が伝わるようにスカウトメッセージを作成しています。

その後興味を持ってくださった候補者とのカジュアル面談についても、私が担当しています。まずはリラックスしてもらうことが重要なので、雑談などを通じてそういった雰囲気作りも徹底していますが、何より候補者に寄り添った時間にしたいため、候補者の方が知りたいと思っていることをベースとしてお話しするようにしています。その会話の過程でスナックミーの事業的面白さや自慢のチームメンバーの話などをして、さらに興味を持っていただけるように取り組んでいます。

その後はCTOとの1次選考と技術選考、そしてエンジニアとのメンバー選考が行われます。1次選考ではこれまでプロダクト開発にエンジニアとしてどのように向き合われてきたかについてお聞かせいただくことが多いですし、技術選考では純粋に技術力を見させていただいています。またメンバー選考では、実際にメンバーとお話ししていただき、候補者の方もお互いに一緒に働いてみたいと思えるかどうかを判断していただいています。

最終選考では創業者であるCEO・COOとお話しいただいて、事業や経営方針に対しても共感いただける方にオファー面談を行っています。

― 採用選考の中で、スナックミー独自で行っているプロセスなどはありますか?

頭でもお伝えしましたが、スカウトをお送りする候補者を探す際に、あえて条件で絞り込まず、全候補者のプロフィールに目を通しました。

全候補者に目を通されたのですね!どういった狙いがあったのですか?

全候補者に目を通したのは「候補者がLAPRAS上に記載していない情報までしっかり把握した上で、スカウトメッセージを送るかどうか判断したい」という強い想いがあったからです。LAPRAS SCOUTに限らずWebサービスである以上、条件での絞り込みというのは候補者が入力したデータに依存してしまいます。でも実際は入力した情報以外にも、エンジニアとして貴重な経験をされていたり、プロダクトを作る上で大事にしている想いを秘めていることだってあります。

LAPRAS SCOUTでは、候補者自身が様々な外部サービスアカウントを連携できるように設計されているため、そういった側面を少しでも多く拾うことができたと思っています。技術的な側面だけでなく、これまでの経験を通じて技術以外で大事にしていることや強く心に秘めている想いなど、多角的に候補者のことを知れる糸口が多かったことは本当にありがたかった部分ですね。

実は前職でもエンジニア採用に従事していたのですが、当時は開発経験のある言語やエンジニア歴、さらには趣味の方向性などまで、かなりきつく絞り込んでスクリーニングしてしまっていたので、そもそも人に会えなかったという苦い経験がありました。その後に方針を変えたことで「会ってみなければわからない」という当たり前だけどとても大事なことに気づかされたという経験が原動力となっている気がします。

技術だけでなく、メンバーと協力して価値あるプロダクト作りに向き合ってくれそうな方と出会えた

― 今回、採用に成功したエンジニアはどんな方でしたか?

物流関連でバックエンドエンジニアとしてキャリアを積んできた方を採用することができました。これまでの経験を活かしてスナックミーのEC・物流システムの効率化に貢献してくれています。物流に関連した実務経験をお持ちなので、私たち既存メンバーよりも広い視野でシステムについて考えてくれています。設計段階で気づけなかったような部分まで考慮して開発してもらっているので、今後のサプライチェーンの最適化と自動化に大きな影響を与えてくれると信じています!

― 採用された方はスナックミーを元々認知されていたんですか?

はい。奥様を通じて、弊社のサービスに興味関心を持ってくださっていました。実はスナックミーのおやつは、身体にやさしいシンプルな素材で製造しています。特に健康や食べ物に気を遣われている候補者にとっては、ご自身が抱える課題の解決にも重なる部分があるため、魅力に感じていただけたのではないかなと思っています。

― エンジニア採用の中で、スナックミーさんが大切にしていることはどんな部分なのでしょうか?

スナックミーでのエンジニア採用では、技術的なスキルと同様に、候補者がチームと効果的にコミュニケーションを取り、特に製造現場のメンバーとの連携がスムーズに行える能力を非常に重視しています。この点は、エンジニアがただ単にコーディングやシステム設計に優れているだけでなく、製品の製造から配送に至るまでのプロセスにおいて重要な役割を果たすためです。

異なる専門分野のチームメンバーとクリアにコミュニケーションを取り、共通の目標に向かって協力できる能力が求められます。これは、製造現場で発生する突発的な問題への迅速な対応や、新しい技術の導入、プロセスの改善といった場面で特に重要になります。現場のメンバーからの直接的なフィードバックを理解し、それを技術的な解決策に変えることができるエンジニアは、生産効率の向上やコスト削減に大きく貢献します。

このようなスキルセットを持つエンジニアを採用することで、スナックミーは市場での競争力を維持し、持続可能な成長を実現しています。

― そういったスキル・マインドセットを持ったエンジニアは希少なのでは?

確かに、高い技術力を持ちつつ、コミュニケーション能力も兼ね備えていて、さらにはプロダクト志向を高く持たれている方というのは、引く手数多なのでなかなか会うことができないということは理解しています。

だからこそ、面談に進んでいただけた方に対しては、単に候補者を技術的な側面だけで判断するのではなく、これまでどのようにしてチームメンバーと協力されてきたのか、あるいは何を重視してプロダクト作りに向き合ってこられたのかなど、しっかり掘り下げてお話しするようにしています。

― カルチャーフィットにこだわる理由はどんなところにあるのですか?

それぞれ大きなドメインが複雑に絡み合うサービスを、現状少数精鋭のエンジニアリングチームで開発する必要があります。そのため、各プロダクトを担当するエンジニア同士が密接にコミュニケーションを取ることも重要ですし、エンジニアひとりひとりが現場メンバーとコミュニケーションを取りながら、価値あるプロダクトを作り上げていく意識も重要になります。

何をとってもチーム意識が重要となる組織だからこそ、チームに溶け込み、チームで成果を出していくために協力し合えるための、コミュニケーション能力やカルチャーフィットを重視しています。

より魅力的なエンジニア組織を目指して、チーム一丸となって採用に取り組んでいく

―  今後のスナックミーのエンジニア採用について教えてください。

これまでエンジニア採用を牽引はしてきましたが、メンバーの協力的な姿勢には感謝しかありません。採用プロセスに毎回入ってくれるメンバーもいますし、最近だと社内勉強会で主体的に発表をしてくれるメンバーも出てきています。

エンジニア採用というと、一歩間違えると強制力が伴ってしまうケースも少なくはないということは理解しています。だからこそ、メンバーがそれぞれ自分にできる範囲でエンジニア採用に関わってもらえるよう、技術広報などの方面でも雰囲気作りや仕組み作りにより注力していきたいと考えています。

チームで協力し合って新たなメンバーを集めていく。そんな魅力的なエンジニア組織を作るために、素敵な仲間たちと共にチャレンジし続けていこうと思います!

―  本日はありがとうございました!


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