きちんと理解できてる?OKRが必要な2つの理由

はじめに

近年、目標管理手法として話題を集めているOKR (Objectives and Key Results) 。そのためOKRについて書かれた記事は多く存在しています。しかし、それらはOKRの運用方法やメリットを説明している記事ばかりで、そもそもなぜOKRがこんなにも重要視されているのか、その理由を説明している記事は多くありません。

そこで、本記事ではなぜ今OKRが必要なのか、その理由を解説します。

OKRブームの背景にある2つの理由

OKRが重要視される理由は大きく2つあります。それはビジネス環境の変化と人々の価値観の変化によるためです。

ビジネス環境の変化

現代はVUCA時代といわれています。VUCAとは「 Volatility (変動性)」「Uncertainty (不確実性)」「Complexity (複雑性)」「Ambiguity (曖昧性)」の頭文字を取った造語です。現代はテクノロジーの急激な発展などによって、社会経済や企業、個人のキャリアなどあらゆることが目まぐるしく変化して複雑性が増し、将来の予測が困難な状況だということを表しています。
ビジネス環境においてもこれは例外ではなく、現代のVUCA時代は不確実性が多いため、より早く正解を見つけることが大切です。変化が激しく、不確実性が多い世の中では従来通りの方法では結果に結び付かないため、大きく飛躍するジャンプアップが必要になります。

そこで有効なのがOKRです。MBO (Management By Objectives) といった従来の目標管理手法だとジャンプアップは生まれにくいです。MBOは目標の達成率が昇給に直結するので、一見モチベーションを高く持って仕事に取り組む人が多いように思えますが、目標を低く見積もってしまうというケースがあります。人は目標に対して約8割の達成になることが多いため、目標を低く見積もってしまうとさらに達成率が低下してしまい、ジャンプアップが生じにくくなってしまいます。
また、MBOは計画が正しいという前提で半年や1年 の目標を管理するため、不確実性が多く常に状況が変化するVUCA時代では、半年や1年前に立てた目標は、評価をする頃には意味を成さないでしょう。

一方、OKRはチャレンジングな目標 (Objectives) を設定するため、今まで思い付かなかったようなことも考えることができ、大きなジャンプアップを見込めるのです。

人々の価値観の変化

現代では、働き方に対する人々の価値観は変化してきており、仕事と生活を分けてそれぞれを充実させるワークライフバランスという考え方から、仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味であるワークアズライフという考え方が主流になってきています。そのため、仕事においても内発的動機づけがモチベーションのために大事になります。
内発的動機として、ワクワクする目標を自ら立てて実行した方がモチベーションが高まるため、KPIでただ数字を管理するのではなく、自身でチャレンジングな目標を立てる必要のあるOKRの方が有効です。
また、MBOは目標の達成が昇給にしか結びつかないのに対し、OKRはチャレンジングな目標の達成を目指すことで金銭的報酬以外にもモチベーション向上にも繋がります。現代では、社会のために役立ちたいという使命感や、仕事を通じて自己成長したいなど金銭的報酬以外の対価を仕事に対して求めている人が多数います。
つまり、OKRが現代に適した目標管理手法なのです。

おわりに

スタートアップから大手企業まで、様々な形態の企業がOKRを採用しています。しかし、ただ単に流行しているからといって、OKRを採用してはいけません。多くの企業が採用していたとしても、同一の組織というのは存在していないため、必ずしもOKRが自社でも有効であるとは限りません。それを判断するためにも、なぜOKRがブームになっているのかその背景の根拠を知り、自社でもOKRを採用するべきかを考えましょう。

この記事をシェアする
採用担当者様はこちら