<勉強会レポート>LAPRAS SCOUTの最適な運用とは?LAPRAS SCOUT PRO事業責任者に聞いてみた!

この記事をシェアする

今回は、LAPRAS SCOUTを利用している企業の方とLAPRASとで、LAPRAS SCOUTの最適な運用について勉強会を実施しましたので、その様子をお伝えします。

メインスピーカー

LAPRAS SCOUT PRO責任者 / 清遠 弘樹

2017年新卒で大和ハウス工業株式会社へ入社。ビルやマンションなど、投資物件の建築を提案する土地活用コンサルティング営業に従事。その後、プログラミングスクールを運営する株式会社divに入社。スクール事業の責任者として、オペレーション/コンテンツ企画/カスタマーサポートなど複数の事業部を統括するマネージャーを経験。2022年2月にLAPRAS株式会社に入社。事業開発担当として、複数事業の企画から実行までを担当する。

LAPRAS SCOUT PRO(β版)とは?

LAPRAS SCOUTの運用を、LAPRAS社専門チームが代行するサービス。累計700社以上の採用支援ノウハウを活かした専門チームによる質の高いスカウト支援で、ダイレクトリクルーティングの工数課題を解決しつつ、より良いマッチングを提供している。詳細はこちら

LAPRASのユーザーはどんなエンジニアが多いのか?ユーザー属性を知る重要性について

現在、エンジニア採用は求人倍率が非常に高く、採用担当としては採用難易度が非常に高いポジションになっている状態です。転職活動を検討しているのは一部、さらにハイスキルの方になってくるとかなり限られてしまうのが現状です。

今のエンジニア市場は営業に例えると、景気が悪く非常に売りにくい状態です。
ある程度のスキルの営業マンであれば、景気が良く、製品も良い場合は工夫をせずとも売れてしまうケースがあるかと思います。ただ、景気が悪く売りづらい時期は、どのような営業マンも工夫が必要で「1件のアポを大事にする」「アプローチの仕方を工夫する」など、様々な思考錯誤をするかと思います。

これは、今の採用市場も同じです。難しいポジションだからこそ、1人1人の候補者の方に丁寧なアプローチをすることが重要となっています。

ダイレクトリクルーティングの採用の流れをイメージしてみてください。
企業によっては(スカウトの時点ではなく)カジュアル面談から丁寧に対応するといった運用をしている会社もあるかと思います。

ただ、採用の体験はスカウトをする時点から始まっています。さらにいうと、どの方にアプローチをするか?という候補者探しから始まっています。

アプローチする時点から、候補者がどういう方なのか?その方への最善なアプローチ方法はどんな方法か?を考えることが、候補者にとってベストな体験に繋がると思います。もちろん、エンジニア採用にかけられるリソースは限られると思いますが、難しいエンジニア採用だからこそ、エンジニアを理解して最高な採用体験を提供できているかを、考え抜くことが重要です。

では、LAPRAS SCOUTでスカウトできるエンジニアは、どのようなエンジニアが多いのでしょうか?媒体によって異なる候補者群を理解することも重要ですので、他媒体の分析でも使えるように、あえて内部の情報ではなく外から得られる情報を元に分析してみます。

まず、LAPRASの集客の仕方から考えてみましょう。基本的には、SNS広告を中心に「自分のアウトプットをスコア化をしましょう」「エンジニアとしての市場価値を分析しましょう」のような、技術的なアウトプットを可視化することがメイン訴求となっております。

ここから想定できるエンジニアの属性として、「日頃から技術的なアウトプットをしている」「技術的なアウトプットから自分のエンジニアとしての現在地を知りたい」など、技術面の研鑽をされている方、技術面の自分の立ち位置が知りたい方など、技術に対してかなり関心がある方、という属性を仮説立てることができます。(もちろん、仮説なので違う属性の方もいます。)

そのため、LAPRAS SCOUTを運用する際は、技術面を確認して訴求することが大事かもしれない、ということがわかります。このように、媒体毎のユーザーの属性を推測し、理解することで、訴求の軸が決まっていきます。

タイミングの重要性とは?LAPRAS SCOUTでの最適なアプローチについて

ここからは具体的なアプローチについてお伝えします。どんなに良いエンジニアが見つかり、アプローチをしたいと思ったとしても、その方が転職に興味ないとスカウトを送付しても全く意味がありません。

ダイレクトリクルーティング全般で言えることですが、重要なのは「転職しよう」と思ったタイミングでアプローチをすることです。さらにいうと、転職しようと思った瞬間が一番転職意欲=熱が高い状態だと思ってください。

そのため、転職をしたいと思ったタイミングをタイムリーで捉え、すぐアプローチをすることが実現できれば、良いマッチングに繋がると考えられます。LAPRAS SCOUTでは、タレントプール機能があるので、過去カジュアル面談をした方、今転職時期じゃないけどスキルが魅力的な方をタレントプールで管理することで、転職意欲の変更タイミング時にSlackなどで通知を飛ばし、素早くアプローチをすることが可能となっています。

こういった機能を活用し、適切なアプローチタイミングでお声かけをすることをおすすめします。
実際に、転職意欲が変化した3ヶ月以内の方へのアプローチした際の返信率は30%程度と一般的な返信率より高いため、適切なタイミングでお声掛けすることは非常に重要です。

エンジニアを振り向かせるには?エンジニアへの理想なスカウトについて

エンジニアにアプローチするタイミングが分かったら、次はどういったスカウトを書くかという点が重要です。

スカウト作成において重要なのは、エンジニアが何を求めているのかを理解し、またそれぞれニーズが違うと思うので、ニーズ毎にアプローチの仕方を変えることです。いくつか例を出してご紹介します。

1つ目は、エンジニアの転職軸が明確に記載されており、そこに対して自社なら何が実現できるのか?を訴求するパターンです。この事例では、訴求の前半は技術的な優れていると感じた点である「何故お声掛けしたのか?」を入れ、後半は「自社なら何が出来るか?」という訴求を入れている形式となります。

2つ目は、エンジニア経験としては2~3年程度、まだ転職をしたことない方に対して、自社の訴求ポイントを詳細に記載し訴求するパターンです。こちらでは、「何故お声掛けしたのか?」は経験が少ないためボリュームが少ないですが、若手エンジニアが魅力に感じるような訴求を入れている形式となります。

3つ目は、スキルフルな方で現状の環境でも満足をしており、転職も強く希望はされていない方を想定した訴求です。こちらでは、「何故お声掛けしたのか?」を手厚く記載し、カジュアル面談のお誘いも「情報交換程度で気軽に来て欲しい」と出来る限りハードルを下げた訴求を入れている形式となります。

今回は3パターンを紹介しましたが、スカウト作成において重要なのは、候補者の方のニーズに合わせて適切な情報を提供するということです。実際の運用では、そのパターンを複数用意し、エンジニアの方のプロフィール情報にあわせて、適切に使い分けることで、「提案」をするようなスカウトを送ることが重要です。

適切なタイミングに適切な情報を届けて、後は候補者の方に判断をしていただく、その繰り返しによって、自社の求める人材への出会いに繋げることができます。

イベントまとめ

今回は、LAPRAS SCOUT PROの責任者より、LAPRAS SCOUTの運用についてお話しをさせていただきましたが、企業によって、最適な方法は異なるため、これはあくまで一つの例です。

重要なのは、企業の中で最善なアプローチ、採用体験を模索し、自社なりの最適解を見つけることだと思います。

今回のイベントレポートが、皆様のダイレクトリクルーティング運用の最適解を見つけるきっかけになればと思っております!

また、LAPRASでは、エンジニア採用をより良くするための勉強会を適宜開催をしております。今後のイベント開催については、X(旧Twitter)公式アカウントで発信しておりますので、ぜひフォローいただけると幸いです