LAPRAS SCOUT創成期から同サービスを活用し、多くのエンジニア採用を成功させてきた株式会社ヌーラボ。エンジニアと人事採用担当が手と手を取り合って、実現する理想のエンジニア採用のカタチとは?エンジニア採用を牽引する人事採用チームの小谷さん・原田さん・古賀さんからお話を伺いました。
《プロフィール》
小谷 雅司さん(写真中央):
人材紹介会社に転職し、求人企業先などの経営者やハイパフォーマーの取材・記事編集を主に担当する。さらに、アウトソーシング会社で大手企業の採用事務を担当し、リーダーとしてのキャリアも積む。2023年6月にヌーラボに入社。同社の採用活動全般をリードしている。
原田 知佳さん(写真右):
学生時代から心理学を学び、人に関わる仕事に就きたいと思い、新卒から人事の分野に入り、中途採用のリクルーターとしてキャリアをスタート。入社後はバックオフィスの運用や工数削減の企画を担当。前職は大量採用がメインで、スピーディーに業務を進めることや数字を取ることを求められたが、一人一人に寄り添った採用に携わりたいと考え、2023年10月にヌーラボに入社した。
古賀 桃子さん(写真左):
大学卒業後、新卒で化粧品通販会社に入り、販促企画を担当。その後、人材紹介会社でリクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーを務めた。Web3企業の人事として経験を積み、2024年2月にヌーラボにジョイン。
株式会社ヌーラボ:
株式会社ヌーラボは、2004年に福岡市にて創業。チームのコラボレーションを促進し、創造を易しく、楽しくするツールを開発、提供。現在は福岡本社のほかに東京・京都に事務所を展開し、またニューヨーク、アムステルダムにも拠点を構えています。プロジェクト管理ツール「Backlog」、ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」、ヌーラボ製品のセキュリティとガバナンスを強化する「NulabPass」などの自社サービスを国内海外問わず展開しています。
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目次
エンジニア採用を成功に導くために。人事の採用活動への理想的な関わり方
― 皆さんがLAPRAS SCOUTを使い始めた経緯について教えてください。
小谷:私がヌーラボに入社したときには既にLAPRAS SCOUTを使ってのエンジニア採用を行っていました。前任者からLAPRAS SCOUTの媒体特性などを踏まえて採用業務を引き継ぎました。LAPRAS SCOUTに対しては、エンジニア採用に強い採用媒体というイメージがありました。特に、エンジニアのスキルや経歴を詳細に把握できる点が魅力的で、エンジニア採用の成功率を上げるために非常に有効だと感じています。
原田:私は前職でもLAPRAS SCOUTを使っていたんですよね。候補者であるエンジニアの情報が多く、候補者の全体像をつかみやすいところが魅力的だと感じていました。特に、情報の出所が明確で、編集履歴がわかる点が素晴らしいと感じていました。
古賀:私はヌーラボで初めて利用させてもらいました。使ってみた感想としては、情報が多角的で、候補者に対する理解が深まる点が非常に良いと感じています。エンジニアのスキルセットやキャリアパスを詳細に把握できるため、採用のミスマッチを減らすことができると期待していました。
ー ヌーラボでの採用フローはどういった流れですか?
小谷:ヌーラボでの採用フローは以下のような流れで進行します。まず、人事チームおよび部門のエンジニアリングマネージャー(以下EM)がLAPRAS SCOUTを使って候補者をピックアップします。人事チームは候補者のスキルセットや経歴を詳細に確認し、部門に確認を取ります。一方、部門のEMが候補者をピックアップするケースもありますね。
候補者の確認が終わると、人事チームが興味通知を送ります。興味通知への返答があると、カジュアル面談を設定します。この面談には人事チームと部門のEMが参加し、求人募集の背景や具体的な仕事内容、チームの体制などを、候補者の知りたいポイントを確認しながら説明します。選考の要素は一切無く、ヌーラボや求人の理解を深めていただくことを目的としています。その後、次のステップに進みます。
通常の採用プロセスでは、応募後は書類選考が行われますが、LAPRAS SCOUT経由の候補者は書類選考が免除されます。Backlogポジションであれば、書類選考を通過した候補者は基本的に一次面接に進みます。この一次面接では、部門のEMが候補者のご経歴やカルチャーフィットの面を中心に評価します。
一次面接を通過した候補者には、技術課題に進んでいただきます。この課題は実際の業務に関連するものであり、候補者の実践力を評価するためのものです。技術課題をクリアした候補者は、次に二次面接に進みます。二次面接では、現場のエンジニアも面接官として参加し、さらに詳細な技術評価やチームフィットの確認が行われます。
二次面接を通過した候補者は最終面接に進みます。最終面接では経営陣やCTOが候補者と面接し、最終的な採用判断を行います。最終面接を通過した候補者には内定が出され、人事チームがオファーを提示します。オファー内容の確認や調整を行い、候補者の入社意志を確認します。
原田:このプロセス全体をスムーズに進めるためには、各ステップでの情報共有が欠かせません。特にEMや現場のエンジニアとの連携を密にし、候補者のフィードバックを迅速に行うことが重要です。毎週の定例ミーティングやコミュニケーションを通じて、採用活動が円滑に進むよう努めています。
みずからチャレンジしていくマインドから見つけた、理想のエンジニア
ー 人事とエンジニア部門の連携方法について教えてください。
小谷:ヌーラボでは、人事チームとエンジニア部門の連携を非常に重視しています。具体的には、毎週の定例ミーティングやチャット等でのテキストコミュニケーションを通じて情報共有を行い、採用活動の進捗や課題について議論しています。人事チームが候補者をピックアップした際には、すぐに部門のEMに候補者の詳細を共有し、フィットするかどうかの確認を行います。また、部門のエンジニアがみずから候補者をピックアップし、人事が迅速にアプローチすることもあります。このような連携を通じて、効率的かつ効果的な採用活動を実現しています。
ー 実際の採用事例を交えた成功パターンの紹介をお願いします。
小谷:2024年4月にBacklogのエンジニアを採用した成功事例があります。この方はLAPRAS SCOUT経由で応募されました。実務経験はなかったのですが、個人で学んだ技術を活かしてアプリケーションを開発していました。LAPRAS SCOUTでその詳細な活動内容やGitHubの成果物を確認することができ、技術への探究心や実践力が見て取れました。これが部門のEMの目に留まり、「この方は面白そう」という評価を受けました。
カジュアル面談を経て、候補者は技術課題に進み、その課題をクリアした後、面接に進みました。最終的に経営陣との最終面接を経て内定が出され、入社に至りました。
このように、LAPRAS SCOUTを活用することで、通常の書類選考では見落としてしまうような候補者を見つけ出し、採用に繋げることができました。
ー 今後の採用活動に向けた展望とLAPRAS SCOUTの役割について教えてください。
小谷:今後の採用活動においても、LAPRAS SCOUTは非常に重要な役割を果たすと考えています。特に、エンジニア採用の成功率をさらに向上させるためには、候補者の詳細な情報を把握し、迅速に対応することが求められます。また、人事チームとエンジニア部門の連携を一層強化し、候補者のフィードバックを迅速に行うことで、採用プロセス全体の効率化を図りたいと考えています。
LAPRAS SCOUTは、候補者のスキルや経歴を詳細に把握するための強力なツールであり、これを最大限に活用することで、より多くの優れたエンジニアを採用できると確信しています。今後もこのツールを活用しながら、採用活動の質を向上させていきたいと考えています。
理想的な採用活動を続け、より魅力あるエンジニア組織を目指す
― LAPRAS SCOUTを使うにあたって心掛けていることや、他社で似たポジションで働く人に向けたメッセージをお願いします。
小谷:LAPRAS SCOUTを使う上で心掛けているのは、候補者のスキルや経歴を詳細に把握することです。私は文系出身で、エンジニア領域には全く関わりがなかったので、「常に学ばなきゃ」という意識を持つようにしています。入社前にはエンジニア採用担当向けの本を買って読み、入社後も専門書を読んで、前提となる知識をある程度インプットした上で、エンジニアの方々の会話を理解しようと努めています。LAPRAS SCOUTを見る際には、エンジニアの中でしか通じないような内容をどう解釈するかを意識し、重要な情報を見逃さないように心掛けています。
エンジニア採用に携わる皆さんには、学び続ける姿勢を持ち、エンジニアとの連携を強化することをお勧めします。LAPRAS SCOUTのようなツールを活用して、効率的かつ効果的な採用活動を実現してください。
原田:LAPRAS SCOUT経由でご入社いただいた方から「今までずっと個人開発をしていて孤独だったが、この選考を通じて他のエンジニアとのやり取りが温かく感じられた」というフィードバックをもらいました。これを通して、文字でもその温かさが伝わることを実感しました。候補者とのメッセージのやり取りや、技術課題の進捗確認など、細かいコミュニケーションが大切だと感じています。
古賀:LAPRAS SCOUTを使う際には、エンジニアと採用担当との役割分担を大切にしています。人事採用担当がどれだけエンジニアリングを学んでも、エンジニアのレベルに達することは難しいです。そのため、エンジニアには候補者のピックアップやカジュアル面談での主導的な役割を担ってもらい、採用担当は全体のコーディネートやコミュニケーションに集中する。このように役割分担しつつ、ケースバイケースで柔軟な対応を行うことで、効率的で効果的な採用活動が可能になると思っています。
エンジニア採用を担当している方々には、候補者のスキルや経験を深く理解し、エンジニアとの協力体制を築くことをお勧めします。また、LAPRAS SCOUTを活用することで、優れた人材を多角的な視点で見つけ出すことができると確信しています。皆さんの採用活動が成功することを心から願っています。
― 本日はありがとうございました!
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