NewsPicksの採用は“自分ごと”の現場がやる「エンジニアの採用は誰のシゴト?#3」

「エンジニアの採用は誰のシゴト?」というテーマで様々な企業でエンジニア採用に関わる方々にお話を聞いている本連載。3回目となる本記事では、株式会社ニューズピックスのVPoEである戸辺さんにお話を伺いました。

《プロフィール》
戸辺淳一郎さん:
新卒でWEB制作会社に入社。未経験からエンジニアとなる。内製開発部門の立ち上げを経て、「サッカーのプレーヤーを増やす」ことをミッションと掲げるスポーツ関連事業の会社を立ち上げる。2015年に株式会社ニューズピックスの経営方針とオリジナルの自社コンテンツに共感して入社。エンジニアとして開発に携わる一方で、エンジニア採用業務を担当。

採用では、エンジニアはエンジニアでしかできないことをやる

– ニューズピックスさんのエンジニア採用はどんな体制で行っているんですか?

体制としては、私がエンジニア採用チームのリーダーを担当していて、他にも8名のエンジニアが採用に関わっています。ユーザベースには、「カルチャーチーム」と呼ばれるグループ全体の採用を管轄しているチームもあり、そこのNewsPicks採用担当者と連携しながら採用にあたっています。

採用体制で意識しているのは、「エンジニアはエンジニアでしかできないことをやる」ということです。

日程調整や応募いただいた方の一次スクリーニングはカルチャーチームが担当し、カジュアル面談や面接といったフローからエンジニアが担当します。採用においては、実際に仕事をしているメンバーが入った方が業務へのフィット感をしっかり見られると思っています。また、私を含めてみんなエンジニア業務と兼務で行っているので、採用を効率的に進めるためにも、エンジニアだからこそ価値を発揮できる特定の業務にフォーカスしています。

– 以前からずっとこういう体制だったんですか?

はい。以前は採用枠が少なかったのでもっと小規模でしたが、エンジニアがやるべきところはエンジニアがやって、それ以外はカルチャーチームがやるという体制はずっと変わらないですね。

昔に比べて変わったこととしては、カルチャーチームによるバリュー面接というものが選考フローに加わりました。

その背景には、「エンジニア採用はエンジニアがやる」という体制を取ってきた一方で、ミッション・バリューへの共感度を一貫して見極められていないのではないかという問題意識がありました。

そのため、会社のカルチャーやバリューについて最も理解しているカルチャーチームのリーダーが面接に入り、カルチャーフィットを見極めるだけではなく、応募者の方々にミッション・バリューをしっかり伝えられることで、私達についてより理解してもらえるようになりました。

– カルチャー担当? 聞いたことがない名称ですね。カルチャー担当者はどんなことをするんですか?

カルチャーチームは採用だけではなく、ミッションやバリューを浸透させるということを目的に、評価制度設計や社内イベントの運営など、様々な取り組みも行っています。

ユーザベースグループでは、チームを作って活動するくらい、カルチャーの共感・理解には時間もお金もかけてとことんコミットしています。

– 面白いですね。「カルチャーを大事にしています」という企業はとても多いですが、ここまで組織として取り組んでいるところはあまりないんじゃないかと思います。

NewsPicksでは、カルチャーフィットやバリューが評価項目に組み込まれているくらいですからね。そのため、採用でもバリュー>ミッション>スキルという優先順位で見ており、想定しているカルチャーとのフィットがなければ、スキルがどれだけ高くても採用はしていません。それだけカルチャーへの共感や理解を重要と捉えて徹底しています。

全ての採用は「自分ごと」にできる現場の仕事

– ちょっと話がそれてしまいましたが、ズバリ、エンジニア採用は誰のシゴトだと思いますか?

それはもう絶対にエンジニアですね。エンジニアに限らず、営業の採用なら営業の仕事だし、全ての採用は現場の仕事だと思っています。

現場に対して「今、仕事で何が困っているか」と聞いたらほとんどの人が「人が足りない、リソースが足りない」って回答するんですよ。直面している問題を自分自身が解消しようとしないのはおかしいですよね。

採用に関わらず、一番「自分ごと」にできる人、一番熱量がある人、一番課題を感じている人がその仕事をやるべきです。そう考えていくと、人が欲しい、人が足りないと思うのは現場なので、その現場のメンバー自身がやっていくべきでしょう。だから、「●●という職種の採用は、●●の現場メンバーが担当する」という考えは、エンジニア以外にも当てはまると思っています。

– 素晴らしいですね。エンジニアをはじめ現場のメンバーが採用に対して当事者意識を持っていくことは本当に重要だと思います。文句を言うだけでは人数は増えませんし、採用を通してチームを強くしていくのは自分たちの問題ですからね。逆にこの体制で問題はありませんか?

エンジニア採用はエンジニアが主導になってやるべきだと思っているので、特に問題はないと考えています。特にエンジニアのチームリーダーは組織をマネジメントし、組成していくことも職務です。人材を採用できない、チームを育てられないのはマネージャーとして失格だと思いますね。

一方で採用に関するノウハウを持っているカルチャーチームの力も必要です。

エンジニアへの採用ノウハウの共有や全体のオペレーション管理はカルチャーチームが行い、エンジニアにしか判断ができない候補者の方との実際の面接は現場のエンジニアが行う。この体制が、採用効率を最大化させて、開発も圧迫しないやり方だと思っています。

– ありがとうございました!

 

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