JOB(求人情報)の充実が、理想のマッチングへの近道になる。LAPRASがJOB作成のポイントを伝授します

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はじめに

エンジニア採用サービスLAPRAS SCOUTには、求人情報を公開しLAPRAS登録ユーザーより応募を募ることができるJOB掲載機能があります。

あなたの会社はこだわりを込めたJOBを掲載することができていますか?半年前や1年前に掲載した情報を見直しもせず、とりあえずで掲載したりしていませんか?

より効果的なマッチングを実現させるために、JOBのブラッシュアップが必要不可欠だとLAPRASでは考えています。常に最新の情報にアップデートしていくことで、最適なマッチングを目指すことが可能です。今回の記事では、JOB機能の効果を最大限に発揮するために、気を付けなければいけないポイントをまとめてご紹介します。

「正しいターゲット」に「正しい情報」を伝えることが「最適なマッチング」へと繋がる

欲しいポジションのエンジニアにしっかりと訴求するためには、「正しいターゲット」に「正しい情報」を伝えることが大切です。自社の採用案件を詳細に言語化することで、以下のようなメリットが発生します。

・ターゲットが明確になり、候補者探しを効率的に行えるようになる
・適切なターゲットに訴求でき、興味通知に対するリアクション率が高くなる
・自社の魅力を、ターゲットに合わせた目線で伝えられるようになる

逆に上記の内容にこだわったJOB作成ができていないと、JOBの解像度が低く、そのままスカウトメールの内容も不明瞭なものとなり、効果的なパーソナライズが実現できません。

・ターゲット像が不明瞭のため、ターゲットに合った自社の魅力が打ち出せない
・ターゲットに対してなぜスカウトを送ったのかの理由付けが上手くできない
・自社で働く際の具体的な姿を具体的に想像することができない

といったデメリットが多数発生します。そんな事態に陥らないために、JOB作成時に注意すべきポイントをJOB掲載時の項目ごとにまとめてみました。

募集背景

自社が今どういう状態・フェーズなのかを明確にし、JOBを見たLAPRASユーザーに入社後どのような期待・役割を担って欲しいのかを伝える項目です。増員することで注力したいポイントや、どのような組織にしていきたいかなど、「なんのためにあなたが欲しい」というメッセージを強く訴求できるよう、詳細に言語化していきましょう。

【ポイント】
採用ポジションの「目指す状態」、「現状」、「採用した方に期待すること」を具体的に伝えることが大切です。

・増員することでどのようなプロダクトにしていきたいか
・採用ポジションで技術的に課題になっていることや注力しているプロジェクト
・募集ターゲットにはどんな役割を担って欲しいか/どんなスキルセットを持っている候補者を求めているのか

逆に、「誰でもいいから欲しい/とりあえず人が欲しい」といったニュアンスを受け取られるような抽象的な内容は好ましくありません。例えば、「開発体制の強化のための増員/事業拡大のための増員/クライアント数が急増していて、チームの拡大が急務」といった文章は、抽象度が高いためJOBを見たLAPRASユーザーに「自分が企業に入社した際に、どのような仕事を任されるかのイメージが湧きづらい」印象を持たれてしまいます。こういった内容ですと、効果的なマッチングを期待することはできません。

仕事詳細

「自分の専門性が役立つ業務か」「自分がやりたいことができるのか」をLAPRASユーザーが判断する際に注目される項目です。ターゲットとなる候補者が「これは自分のための求人だ」と思ってもらえるように具体的に対応してもらいたい仕事詳細を記載していきましょう。作成時の注意すべきポイントは以下のようになります。

【ポイント】
・レイヤーによって求める仕事詳細が切り分けられているか
・現在の課題と取り組んでいるIssueが記載されているか

<例えば>
・特定機能のパフォーマンス向上
・エラー時の挙動や表示、アニメーションの標準実装(ガイドライン)の整備
・設計の改善
・受託/SESの場合…募集ポジションで関わる可能性が高い業務、求められない業務が記載されているか

<例えば>
・担当するフェーズ(例:要件定義〜運用)
・業務(例:顧客折衝、設計、コーディング、品質管理、チームマネジメント、その他プロジェクト外で行う業務など)
・マネジメント・リーダー職の場合は何をどこまで期待するか(例:チームメンバーの評価、コードレビューなどの品質管理など)
・募集ポジションでは期待されない業務(例:顧客折衝は実施しない)

関わるサービス・チーム

採用された方の入社後に一番深く関わるのが、この「関わるサービス・チーム」の項目です。サービスに関して自分ごととして考えられるように、「誰のためのサービスで、どんな負を解消しているのか」など候補者に親しみやすく記載することがポイントです。また、どんな人と一緒に働くのかなど、入社しないと分かりにくいポイントを鮮明にすることで、具体的にどんな人たちとどんな開発プロセスを回していくのかをイメージできるように記載してみましょう。

【関わるチームのポイント】
・社会のどんな負を解消するのか
・どのように負を解消するプロダクトなのか(技術的アプローチ/プロダクトの内容)
・技術的な面白みがあるか

【関わるサービスでのポイント】
・サービスのURLやサービスについて記事化したURLを挿入
※例えば、BtoBの場合はイメージが湧きにくいため、エンジニアが親しみやすい内容を打ち出してみましょう。
・「どんなバックグラウンドの人がいるのか」「チームメンバーは全体で何名なのか」「各ポジションは何名で構成されているのか」「どのように開発を進めているのか」等を記載していきましょう。

Must/Want要件

JOBを読んだ候補者が、企業が求める人物像と自分自身がかけ離れていないか判断ができるよう、「実務として現実的かどうか」、「求める経験や技術力を詳細に記載する」などを整理していくことが大切です。特にMust要件に関しては「この条件をクリアしていれば採用できる」くらい細かく記載できることが理想です。

・レイヤー(提示している給与)に見合ったMust・Want要件が切り分けられているか
・スキル/経験といったMust要件と、求める人物像などWant要件が正しく記載されているか
・理想を書きすぎて現実的な人物像からかけ離れていないか

上記のポイントなどにも注意しながら、具体的な人物像を想像して明確なターゲットを絞り込んでいきましょう。

終わりに

細部にまでこだわりぬいたJOB機能には、エンジニア採用のマッチングの精度を大幅に改善させる可能性が詰まっています。こちらの記事を読んだ皆様はぜひ一度、自社の掲載JOBの内容を見直してみてくださいね。

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