複数のエンジニアだけでなく、技術顧問の採用にも成功したispec。優秀な人材との出会いを実現するエンジニア採用活動のカタチとは

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2021年5月よりLAPRAS SCOUTでのエンジニア採用を始めたispec。エンジニア採用を加速させ、優秀な人材との出会いを実現させたispecのLAPRAS SCOUT活用術とは。同社の採用活動をとりまとめ牽引する、取締役・CTOの山田さんと執行役員・VPoEの石川さんからお話を伺いました。

《プロフィール》
取締役・CTO
山田 佑亮さん(写真左):
ソフトウェアエンジニア。慶應義塾大学政策・メディア研究科にて機械学習の研究を行い、ACM Multimediaや情報処理学会論文誌で研究が採択される。複数のスタートアップでプロダクトの立ち上げを行った後、ispecにCTOとしてジョイン。複数の開発チームを支える技術基盤の設計・開発や、アジャイルな組織づくりに携わる。

執行役員・VPoE
石川 湧馬さん(写真右):
慶應義塾大学在学中にプログラミングと運命的な出会いを果たす。ルールをハックして効率化することを生き甲斐としている。バックエンドの開発やインフラ構築、開発生産性の向上にコミットするプラットフォームエンジニア。ispecでは、開発実務や組織設計に貢献しながら、「エンジニア採用戦略の航海士」ロールを担当。技術者と人事の苦手と得意を補完しあった体制づくりを推進し、全社を巻き込むスクラム採用をリード中。

株式会社ispec
ヘルスケアに関する知識を活かして、ヘルスケア・メンタルヘルスケア領域を中心に開発支援を行うテックカンパニー。上記領域にとどまらず、エンターテイメント事業開発、SaaSシステム開発、DX支援などの開発事例を活かし、お客様のプロダクト開発の支援も行っている。

LAPRAS SCOUTなら、アプローチ前に候補者のことを多角的に知ることができる

―― LAPRAS SCOUT導入の経緯を教えていただけますか?

山田:導入したのは2年くらい前からですね。最初期のエンジニア採用は、基本的にリファラルで行っていました。ただ、やっぱり実際に声を掛けられる人材も次第に頭打ちになってきて、その頃からダイレクトリクルーティングの活用を考えていました。

LAPRAS SCOUT導入前に別媒体での採用活動も行っていたのですが、未経験者層が多く、私たちが求めていた人材との出会いは難しくも感じていました。「スキル的にも、マインド的にも、リファラルで採用できるのが理想」という社内の共通認識がある中で、より理想に近い人材を探し出し、アプローチできる可能性を感じていたのが、LAPRAS SCOUTでした。

私自身が学生時代にLAPRAS社でインターンをしていた経験もあり、プロダクトに対する共感度も高かったんです。アプローチする前に候補者のアウトプットを確認できる点に大きく魅力を感じました。

石川:リファラルだけでは接点を持つことができる母数にも限界があるなとは感じていましたし、当時のispecの求めている部分とうまい具合に合致した感じですよね。その当時はまだ私は採用活動には従事していなかったのですが。

―― 他社サービスと比べた時に、LAPRAS SCOUTのどんな所に魅力を感じていただけましたか?

山田:LAPRAS SCOUTの場合、他社の類似サービスに比べて、より中長期的なアプローチ・関係性構築が見込める点も魅力に感じていました。短期的に「今採用したい」という人だけではなく、「魅力を感じた人材」をタレントプールに追加しておくことで、その方が転職を意識したタイミングなどに効果的にアクションを起こすことができる点も良かったですね。

石川:ispecでは選考の中に技術テストがあるのですが、LAPRAS SCOUT経由で選考に進んでいただいた方は、技術テストの成績が良い印象がありますね。事前にレコメンド機能で技術レベルの絞り込みやアウトプットの確認ができているのが大きいのだと思います。選考に進んだ時に大きなズレやギャップが生じないのは、LAPRAS SCOUTを利用してのエンジニア採用の利点だと思います。

どんな技術に強くて、どういった開発に取り組んできたのか、どういったマインドを持って仕事に取り組みたいのか…。こういった部分を実際にアプローチする前に知ることができるので、感覚的にはリファラル採用に近いものも感じていますね。

経営陣、人事・採用担当、そしてエンジニア。それぞれが補完し合うのが理想的な採用活動

―― 現在の具体的な運用方法を教えていただけますか?

山田:正直に言うと、導入直後からうまく回せていたわけではなくて。運用も手探りでしたし、採用活動に回せるリソースも足りておらず、最初は苦労しました。徐々に採用に関する社内体制を整え、2年目くらいからスムーズに運用できるようになったと感じています。一番大きかったのは、人事・採用担当がジョインしたことですね。その方がエンジニア採用を進めていく上での軸となって、私たちや現場エンジニアのやるべきことが具体的になってきました。

週1回、採用に携わるメンバーが集まっての採用MTGを行っています。私や石川の立ち位置は、人材採用に携わるispec社内専任のコンサルタント的なポジション、だと思っています。配属先のメンバーが「こんな人材にアプローチしたい」という希望に対して、どんなレコメンド条件が良いのかなどを一緒に考え、サポートしていくように動いています。

ここで決めた条件を元に、それぞれの採用部署のリードエンジニアが実際にスカウトメールを送ったり、カジュアル面談のお声掛けを行っています。ポジションや役職に応じて、経営陣や代表が出ることもありますが、基本的には採用の意思決定まで一任しています。

人事・採用担当には、その他細かい業務を全般的にサポートしてもらっています。採用状況を常に意識し、求人内容のちょっとした修正など、エンジニアたちでは手が回らない所までサポートしてくださっているのが心強いです。

石川:このあたりをうまく分業化することができ、それぞれにかかる工数は最小限にできているのではないかと感じていますね。

LAPRAS SCOUTを通じて、技術顧問を採用できた話

―― 技術顧問のポジションを任せられる人材の採用にも成功したと聞いています。どういった経緯だったのか教えてもらえますか?

山田:そうなんですよね。最初は本当にたまたまだったんです。インフラとか基盤の部分に課題がある中、そのあたりの経験をお持ちの方を探していたんです。そんな時に見つけたのが、技術顧問をお願いすることになる方でした。

こちらの方をLAPRAS SCOUTで見つけたのは私だったんですが、登壇情報などから「ぜひ一度お話してみたいな」と感じ、興味通知でアプローチさせていただきました。LAPRAS SCOUT上では副業志望ということもあり、反応が返ってきたらラッキーくらいの気持ちだったのですが、返信がありカジュアル面談できることになったんです。このカジュアル面談がかなり盛り上がったんですよね。ispecが今後技術的に考えていることに対しても、具体的なフィードバックをくださりました

実を言うとカジュアル面談前は「技術顧問をお願いしたい」と具体的には考えていませんでした。ただお話ししていくうちにどんどん「一緒にお仕事がしたい」という思いが強くなり、技術顧問としてispecにジョインしてくれないかお声掛けした感じですね。

「今すぐにこのポジションが欲しい」という時でなくても、興味通知などで気軽に最初の接点を持つことができるのは魅力です。将来的に関係性を築いていけるかもしれないし、ファーストタッチのハードルは高くしすぎないようにしています。

―― 今後のispec社のエンジニア採用についてお聞かせください。

山田:この1年間はLAPRAS SCOUTをうまく活用しながら、いくつかの採用成功に結びつけることができました。しかし、まだまだ社内の開発組織体制が万全とは言えないので、より強い開発組織を目指して、エンジニア採用は続けていきたいですね。

石川:ここまでは70点くらいですかね。タレントプールを活用しての中長期的なアプローチなど、まだ満足にやれていない部分にチャレンジしていくことで、残り30点を埋めてLAPRAS SCOUTのポテンシャルを最大限に引き出していきたいですね。

―― 本日はありがとうございました!

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