エンジニア採用にかかるリソースの最適化に成功!スパイダープラスが行った効率的なスカウト運用とは

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2021年よりLAPRAS SCOUTを導入したスパイダープラス株式会社。LAPRAS SCOUTの興味通知を活用することで、採用活動にかかる工数を大幅に削減した同社のLAPRAS SCOUT運用メソッドを、エンジニア採用チームの井上さんに伺いました。

《プロフィール》
社長室HRセクション所属 採用担当
井上 愛さん:
アイドル活動を経て、ブライダルプランナーや人材紹介会社のキャリアアドバイザー、ECベンチャーの採用アシスタントなどを経験。前職の同僚の紹介で、2020年10月にスパイダープラスにジョイン。2021年から採用のメイン担当者として、ICT事業部の採用戦略立案から施策実行まで幅広く担当している。

スパイダープラス株式会社
ICT事業とエンジニアリング事業を軸に、建設業における業務効率化や、的確なソリューションを提供している。2021年3月に東証マザーズへ上場。建設テック、建設DX銘柄の世界初の上場企業として注目を集める。
図面管理・情報共有システム『SPIDERPLUS』は、紙図面をなくし、現場の業務効率化を追求するために生まれた建設業向けアプリとして、1,000社を超える企業が導入している(2021年7月現在)。

採用チームと開発エンジニア、双方のスカウト業務を最適化したかった

―  LAPRAS SCOUTの導入の経緯を教えていただけますか?

スパイダープラスでは2021年2月にテレビCMを開始し、また3月には上場をしたこともあり、当社が開発・提供する図面管理・情報共有システム『SPIDERPLUS』のユーザー数は急激に増加しました。よって、ユーザーからのご要望に応えていくための開発体制の強化は、私たちにとって最重要課題のひとつでした。

併せて採用チームの再編成もあり、これまで利用してきた採用媒体や運用方法のままではリソースが不足してしまうことは明白でした。当社にとって理想的なエンジニア採用活動を行うためには、採用活動の効率化・見直しがマストだったのです。

そんな私たちの課題を解決する新しい採用媒体の候補として挙がったのがLAPRAS SCOUTでした。私自身、前職で使用していたこともあり、LAPRAS SCOUTの強みはある程度理解していましたし、スパイダープラスでマッチすると感じた部分は以下の2点です。

1つ目は、私たち採用チームにかかるスカウト業務を効率化してくれる点です
LAPRAS SCOUTはレコメンド検索機能に加え、SNSやconnpassの情報も見ることができるので、採用する側としては候補者のレジュメからスキルを確認するだけでなく、勉強会・イベントの参加情報から志向性も確認できるため、より自社とマッチする方を探すことが可能です。プログラミング言語やスキルを指定することで候補者の絞り込みができ、より詳しい情報を得たい場合は職務経歴などを照らし合わせることができます。その中からスカウトを送る前に興味通知を候補者宛に送っていくフローにすることで、限られた工数の中でも効果的に採用活動を進められると考えました。

2つ目は、候補者のスキルを確認するデータベースとしての活用です。
候補者1人ひとりのことを多角的にリサーチしようと思った際、様々な情報を集めるのは大きな労力がかかります。しかしLAPRAS SCOUTであれば、GitHub、Twitter、Qiita、connpass…、様々な情報へアクセスできるので、採用に関わる現場のエンジニアにかかる負荷も最小限に抑えることが可能でした。実際にLAPRAS SCOUTとは別のチャネルでも、候補者情報の確認にLAPRAS SCOUTを活用しています。スパイダープラスでは候補者のスキルの細かいリサーチは、現場のエンジニアに協力してもらうことが多いのですが「様々な情報が揃った候補者のポートフォリオとしてLAPRAS SCOUTは優れた媒体だ」という声を、エンジニアからも聞いています。

この2点に関してはLAPRAS SCOUT導入前に想定した通り、スパイダープラスのエンジニア採用活動にポジティブな変化をもたらしてくれました。元々かかっていたリソースを大幅に削減し、採用チームと開発エンジニア双方のスカウト業務を最適化することに成功しました。

最小限の工数で最大限の成果を目指すことができる

―  現在のLAPRAS SCOUTの運用方法・オペレーションを教えていただけますか?

私ともうひとりのメンバーで、採用案件に合った候補者をタレントプールに追加、興味通知を送り、リアクションのあった方に絞ってスカウトメールをお送りしています。その後は配属先となるエンジニアによるカジュアル面談を実施し、選考希望をいただければ、1次面接、SPI、最終面接へと進んでいただくといった流れです。

特に運用する上で大切にしているのは、採用案件に合致した多くの候補者へ興味通知をお送りすることです。実際に今回の採用に至るまでお送りした興味通知は200件以上。それに対してスカウトは7件のみです。興味通知によってお互いが一定以上の興味をもっていることを認識できているので、最小限の工数で、効果的なスカウト活動が行えていると思います。

―  今回入社された方の経験・経歴を教えてください。また応募理由や入社承諾の決め手はなんだったのでしょうか?

今回入社した方は、システム系の開発経験はありましたが、スパイダープラスのようなWebサービス系の開発経験はありませんでした。ですが、スキルマッチ以上にスパイダープラスの企業カルチャーや社会貢献度の高い事業内容に共感し、選考へと進んでいただけることに。そしてこの共感ポイントが入社承諾の決め手ともなりました。

現在活躍するエンジニアも、同じように事業やプロダクトに共感して入社した方が多いですね。実際にサービスを使うユーザーとの距離の近さも当社の強みの1つです。ユーザーからの感想・要望がダイレクトに開発者に届く環境は、エンジニアにとって大きな魅力となっています。

また、スパイダープラスとしても実務上でのPHP使用経験は浅いですが、自発的にPHP関連のイベントに参加したり、自己研鑽に積極的な姿勢が見受けられ、成長のポテンシャルを高く感じる人材でした。他にも、苦手とするコミュニケーション力を磨くための勉強会・イベントにも参加されており、自ら苦手を克服する努力もされている点においても好感を持ちました。

このような人材に出会えるのも、様々なSNS情報を集約しているLAPRAS SCOUTの特徴。単純なスキル・経験だけではなく成長意欲を重視する、スパイダープラスの選考基準ともマッチした採用成果だと感じています。今後もこういったポテンシャルを評価した採用は続けていきたいですね。

LAPRAS SCOUTは幅広い層がいて、かつ短期採用だけではなく中長期採用も可能な媒体

― LAPRAS SCOUTを実際に使用してみての感想はいかがですか?

LAPRAS SCOUTに登録されている方は、まだキャリアの浅い若手のエンジニアからハイスキルのエンジニアまで、本当に幅広い層をカバーできていると思います。現状、転職意欲が低いとしても、私たちが送る興味通知などをきっかけに、スパイダープラスを認知してくださり、興味をもっていただけるのであれば、これから半年後・1年後の採用活動にも有効に活かせるのではと考えています。

こういった考えからスキルレベルが一定の水準以上でマッチする方であれば、タレントプールには積極的に追加していくようにしています。LAPRAS SCOUTを運用し始めて時間も経っておらず、まだ活用できていませんが、転職アラートなどの機能を活かし、これまでにタレントプールに追加してきた候補者へ、転職意欲の変化に合わせた効果的なアプローチができると嬉しいですね。

―  本日はありがとうございました!

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