希少なAndroidエンジニアの採用に成功したWED。市場から求められるエンジニアの心を動かした「候補者ファースト」な採用活動

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2021年4月よりLAPRAS SCOUTの運用をスタートしたWED株式会社。個人でのアプリ開発に取り組んだ経験をもつ、優秀なAndroidエンジニアの採用に成功しました。同社が行った採用活動にはどのような思いが込められていたのか。人事の長谷川さんと、採用されたエンジニアである岩井さんからお話を伺いました。

《プロフィール》
人事 PR
長谷川 遥さん:
新卒入社したベンチャー企業で人事・広報としてIPOフェーズを経験し、レバレジーズへ中途入社。採用チームにてチームマネジメントを行いながら採用広報を兼任し、年間200名の採用に従事。2021年にWED株式会社にジョインし、採用や組織開発などの人事業務とPRを兼任する。

採用されたAndroidエンジニア
岩井 大志さん:
受託開発やアプリ開発ベンチャーでエンジニアリーダーとして技術とマネジメントの両軸でキャリアを積む。個人としてもAndroidアプリの開発・リリースを経験。その能力・経験を活かせる場所として、2021年9月にWED株式会社に参画。ONEのAndroid開発をリードしながら業務改善やエンジニア採用など複数のプロジェクトを担当。

WED株式会社
レシート買取アプリ『ONE』から始まり、今後生み出す事業すべてによって “消費の未来を追求” するWED。“あたりまえを超える”をフィロソフィーに、これまでになかったプロダクトを生み出し、新たな価値を提供し続けている。

レシート買取アプリ「ONE」:
ONEは累計ダウンロード数約300万を誇る、お買い物が楽しくお得になるレシート買取アプリ。通常の購入レシートがお金に変わるだけでなく、高額買取ミッションやお得なお買い物ニュースなどのコンテンツにより、利用者の毎日の生活を豊かにしていくことを目指している。

ありのままの姿を見てもらうのが、チームの空気感を伝えるのに1番効果的

―  LAPRAS SCOUT導入に至った経緯を教えていただけますか?

長谷川:継続的なエンジニア採用を行うにあたり、いくつかのサービスを比較検討して2021年4月にLAPRAS SCOUTを導入しました。他企業の採用担当者の方に「エンジニア採用ならLAPRASが良い」と口コミでお聞きしたのがきっかけだったと思います。LAPRASの営業の方にお話を伺ってみると、スカウトだけでなく興味通知のやり取りによる運用のしやすさ、ポートフォリオによるスキルの可視化によりエンジニア以外でも運用がしやすい点、タレントプールやタグが柔軟で人事やエンジニアなど大人数での連携がしやすく候補者管理が行いやすい点、月額制というコストパフォーマンスの高さ、各種ビジネスツールとの連携の容易さなど、多くの要素で魅力を感じましたね。

―  現在のLAPRAS SCOUTの運用方法を教えていただけますか?

長谷川:スカウトに関しては、私のチームのメンバーが中心となって運用してくれています。採用要件からレコメンド検索を使って、対象となる候補者を人事が毎日リサーチ・リストアップを行い、エンジニアには週2回・1時間ずつスカウト文面作成の時間を作ってもらっています。加えて、採用の定例MTGも行うことで一緒に採用活動に取り組む時間をつくっています。その際に、ポートフォリオを見るポイントや候補者への訴求ポイントをエンジニアにヒアリングしたり、スカウトメールの文面などを一緒に作成したりするようにしています。エンジニア採用は、人事だけで完結することは難しいのですが、エンジニアの方々に割いてもらえるリソースも限られていますので、できる限り効率的にお手伝いしていただくように心掛けています。

― 採用難易度が高いAndroidエンジニアの採用に成功したと聞いています。どのような採用活動を行ったのか教えていただけますか?

長谷川:私たちの認識としてもAndroidエンジニアは候補者が少なく、採用には苦労すると思っていました。そんな中でLAPRAS SCOUTを通して出会えたのが、今回採用させていただいた岩井さんです。Androidエンジニアとして多くの経験をもち、アプリ開発のベンチャー企業でリーダー経験もある、高いスキルを持つ方でした。GitHubなどのSNSを拝見すると、2020年は毎日のようにコミットしていて、とてもコーディングが好きな方であると想像し、弊社の組織カルチャーとフィットするのではと感じました。スカウトを通じて弊社のリードエンジニアとのカジュアル面談を打診したのが2021年の4月、GW前くらいのタイミングです。

1度目の面談の時点で、弊社のリードエンジニアと技術に対する考え方が共通する部分が多く、とても魅力的な方だと感じ、私たちとしてはぜひ一緒に働きたいと考えていました。ただWED側の意思だけではなく、岩井さんにもWEDのカルチャーをより深く理解していただきたいと思い、GW明けの5月に2度目のカジュアル面談のお誘いをしました。初回のカジュアル面談ではWEDでの働き方やカルチャーについて気になる点もあったようでしたので、開発チームのエンジニア総動員で面談に参加してもらい、 赤裸々にお話させていただく機会を設定しました。ありのままの姿を見てもらうのが、エンジニアチームの空気感を伝えるのに一番効果的だと考えたからです。

岩井さんの場合、その当時はまだ転職活動を積極的にしていませんでしたので、後日またお話しさせていただくお約束をして、ご本人の転職意欲の変化を待つことにしました。岩井さんが当時働いていた会社に対しての責任感も強い方でしたので、できる限り希望や要望を受け入れ、焦らずにじっくりと伴走していくことを心掛けていましたね。

日々送られてくるスカウトの中で、本当に自分を求めてくれているスカウトはほんの一部

―  採用された側の岩井さんから見たときの、WED社の印象はいかがでしたか?

岩井:エンジニアには日々多くのスカウトメールが届くのですが、「本当に自分を求めてくれている」と感じるものはほんの一部です。WEDが送ってきてくれたメールは、そんな数少ない熱をおびたスカウトでしたね。私のGitHubやブログ、個人的に開発したアプリなどもしっかりと読み込んでくれていましたし、ぜひ話をしてみたいと思い、カジュアル面談を受けました。

GWの前後で2回の面談のなかで、企業としてのカルチャーはかなり具体的に教えていただきましたが、そのタイミングではまだ転職を決意するには至っていませんでした。その後、前職でのプロジェクトも落ち着き、転職を本格的に考えるようになったタイミングでちょうど連絡をもらい、転職を意識するようになりました。それが6月ごろですね。WEDとの面談の後にも他企業からいくつかお声がけをいただきましたが、WEDの印象が強く残っていました。

ー WED社のどういった部分に魅力を感じましたか?

岩井:プロダクトをどんどん作って新しい軸を増やしていくスタンスや、UI/UXにこだわる開発者としての思考がマッチしていた点です。プレーヤーをやりつつ、マネジメントや事業貢献できる働き方がしたいというキャリアの希望も汲んでいただけました。

さらに働くエンジニアの方々とお話しするなかで、とても「人」を大切にする企業だなと感じました。選考に進む前に、働くエンジニア全員とお話しできる機会をつくっていただけたのは大きかったですね。おかげで自分がWEDで働く姿もスムーズにイメージすることができました。

中長期的な関係性を築くことが、双方にとって最適なマッチングになる

― LAPRAS SCOUTを使ってみてどう思いましたか?

長谷川:当初想定していたよりも、希少なスキルを持つエンジニアにも多く出会える媒体だな、と感じました。岩井さんのようなハイスキルのエンジニアとの接点を導入からわずか1ヶ月程度というスピードでもつことができたのとても嬉しかったですね。

岩井:私も入社後、採用担当としてLAPRAS SCOUTの運用に携わるようになりましたが、とてもエンジニア目線で考えられたプロダクトだと感じています。タレントプールに追加した候補者の採用進捗をカンバン方式で管理できたり、エンジニアとの親和性の高い作りになっているので、ストレスなく運用できますよね。

― 採用活動を行う上で大切にしていることはありますか?

長谷川:もちろん、候補者に自社を選んでもらいたいですが、その思いや企業の都合を強く押し付けるような採用活動は行いたくないと思っています。自分たちの思いは伝えつつ、候補者の思いも尊重しながら関係性を築いていくことが、採用活動では大切なのではないでしょうか。特にリードタイムが長いエンジニア採用においては、中長期的な視点で関係性を築いていくことで、双方にとって最適なタイミングでのマッチングができるように心掛けています。

今回の岩井さんのケースで言えば、WEDと候補者お互いの理解度を深めることに注力しました。画一的な選考フローを構築するのではなく、候補者一人ひとりにマッチした採用活動を大切にしていきたいですね。採用する・しないに関わらず、候補者が「WEDの採用選考は良い体験だった」と感じていただけるものを提供していきたいですね。

―  本日はありがとうございました!

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