BtoC 部屋探しポータル「CANARY(カナリー)」やBtoB 不動産会社向けSaaS「CANARY Cloud(カナリークラウド)」を運営する株式会社カナリーは、2018年の設立以来、不動産業界のデジタル・トランスフォーメーションに挑んできました。同社は2021年にLAPRASを初導入し、エンジニア採用活動の基盤を構築。さらに2024年には運用代行プラン「リクルーティングBPaaSプレミアムプラン」を活用し、より効率的かつ質の高い採用活動を展開しています。LAPRASを通じて得た成果や同社独自の採用方針について、採用責任者 / HR&Culture統括の眞砂健太さんにお話を伺いました。
《プロフィール》
採用責任者 / HR&Culture統括
眞砂 健太さん:
東京大学を卒業後、2018年株式会社サイバーエージェントに入社。エンジニア新卒採用部門でキャリアをスタートする。2020年末より副業で株式会社カナリーのエンジニア中途採用に携わる。2021年7月に株式会社カナリーに転職。現在は採用責任者 / HR&Culture統括として、人事全般を担当。
株式会社カナリー:
【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションに掲げ、主に不動産DX領域で事業展開するスタートアップ。
不動産テック領域内で構造的な優位性を確立すべく、450万DL突破、App Storeでカテゴリ内ユーザー評価No.1の★4.8を獲得しているBtoC 部屋探しポータル アプリ「CANARY(カナリー)」やBtoB 不動産会社向けSaaS「CANARY Cloud(カナリークラウド)」やその他新規事業も含め、BtoC / BtoB両軸でサービスを開発・運用している。
部屋探しポータル「CANARY(カナリー)」:
従来の不動産仲介における様々な問題をITの活用で解決するサービス。部屋を探している方に最良の「部屋探し体験(UX)」を提供するため、日々開発・運用を進めている。不動産仲介会社には新規顧客の開拓や成約率の向上、業務効率化が期待できるツールとして活用されている。累計ダウンロード数は450万件を突破(2024年12月時点)。
不動産会社向けSaaS「CANARY Cloud(カナリークラウド)」
2022年末本格立ち上げ。業界大手企業などへの導入を経て成長中のバーティカルSaaS。
<サービスリニューアルのお知らせ>
法人向け採用サービス「LAPRAS」(旧:LAPRAS SCOUT)が新しくなりました!◆採用課題に合わせた4つのプランをご用意
運用代行、自社運用、成功報酬特化型などバリエーション豊富!
・ミドル~シニアエンジニア採用に強い高品質DB
・コスト削減、工数削減など多様な採用ニーズに対応!
・プランごとの違いがひと目でわかる比較表アリ
※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。
◎眞砂さんの過去のインタビューはこちら
採用活動に対するリソース不足を解決する新しい可能性
― 3年ぶりの取材対応ありがとうございます。前回の活用から今回のLAPRAS再導入に至るまで、どのような変化がありましたか?
以前は「ダイレクトリクルーティングの初挑戦」としてLAPRASを導入し、スカウトや採用基盤の整備を目的に活用していました。その結果、いくつかの採用成功を実現しました。しかし、1年間の利用でLAPRAS登録ユーザーへのアプローチはほぼ出尽くし、まだまだ新たな候補者を探す必要がありました。そのため、一時的に他社サービスへ切り替えた時期もありました。
当時、LAPRASを含むスカウトサービスの運用は、エンジニアが通常業務の合間にスカウト業務を兼任する形で進めていました。しかし、エンジニアの実務負担を考えると、1つのスカウトサービスを活用するのが精一杯で、採用活動をさらに拡大するのは難しい状況でした。
そうした中で、LAPRASから採用代行をお手伝いいただける「リクルーティングBPaaSプレミアムプラン」の案内を受けました。このプランは、スカウト業務を外部に委託できるため、自社のリソースを温存しながら採用活動を拡大する可能性があると考えました。また、以前の利用時に感じたLAPRASの信頼性も再導入の決め手となりました。
再導入は2024年4月から本格的にスタートしました。当時は採用活動のスピードアップが求められており、スカウト業務の負担を軽減しつつ、より多くの候補者と接点を持つ方法を模索していた時期でした。「リクルーティングBPaaSプレミアムプラン」は、こうした採用課題に非常にマッチしており、再導入を決断するきっかけとなりました。
採用代行という新たなリソースの創出で採用力を加速する
― 具体的な使い方と採用代行と自社リソースのすみわけについて教えてください。
採用代行では主にスカウト業務をお願いしています。以前は、自社エンジニアが候補者リストの作成やスカウト文の作成を行っていましたが、現在はLAPRASの担当者が全面的にサポートしてくれています。特に、候補者のプロフィールやアウトプットを詳細に読み込んだ上で、個別にカスタマイズされたスカウト文を作成してくれる点が非常に助かっています。このおかげで、スカウトの質が大幅に向上しました。
さらに、返信対応もサポートしてもらえるのが大きな利点です。たとえば、候補者から返信があった際に対応が遅れそうな場合、「この候補者の対応は進んでいますか?」とリマインドしてもらえるため、候補者の対応漏れを防ぐことができています。一方で、候補者への直接対応やカジュアル面談、技術面接は完全に自社で行っています。現場エンジニアが候補者と直接対話することで、転職動機や技術観を深く理解することを重視しています。
― 採用代行を活用することで、どのような変化がありましたか?
候補者のピックアップからスカウト文の作成・送信までを任せることで、接点を持てる候補者の範囲が大幅に広がりました。以前はエンジニア自身が対応していたため、リソースの関係でアプローチできる範囲が限られていましたが、採用代行を活用することで新しいターゲット層にもリーチできるようになりました。
特に、個別にカスタマイズされたスカウトが大きな効果を発揮しています。候補者が「自分のことを理解してくれている」と感じられる内容であるため、返信率が向上しました。この結果、エンジニアのリソースを温存しつつ、多くの候補者と接点を持つ機会を得ることができています。
― 採用基準がずれることはなかったのでしょうか?そのためにどんな工夫をしましたか?
導入当初は、採用基準がずれないようにしっかりとコミュニケーションを取りました。具体的には、キックオフミーティングで採用基準やターゲット像、会社のカルチャーを詳細に共有しました。たとえば、「静的型付け言語の利用経験や理解がどの程度あるか」「弊社事業に応用できる経験を持っているか」といった具体的なポイントを明確に伝えています。
また、初期段階では提案された候補者に対して細かくフィードバックを返しました。「この候補者の経験は少しずれています」「こういうスキルセットを持つ候補者を優先したい」といった具体例を挙げることで、基準のすり合わせを徹底しました。その結果、現在では大きなズレを感じることなく、スムーズに採用を進められています。
カナリーとしても興味をもってくださった候補者の方に対して、Engineer Entrance Bookを作成し、自社の開発環境などをなるべく詳細に伝えられるように心掛けています。
― 採用成果について教えてください。
再導入から8ヶ月ほどで、正社員2名と業務委託1名の採用に成功しました。特に業務委託で採用した方は、フロントエンドに非常に特化したスキルを持つハイクラス人材で、他の媒体では接点を持つのが難しい方でした。この方との接点を持てたのは、採用代行が提供してくれた高品質なスカウトによるものだと感じています。
採用代行を活用したエンジニア採用の未来像
― 今後のカナリーについて教えてください。
カナリーでは、エンジニア採用を事業成長の柱と位置づけ、今後も強化していきます。これまで、ポテンシャルのある若手からハイクラスのベテランまで幅広い人材を迎え入れてきましたが、事業拡大に伴い、採用ニーズはさらに多様化・高度化しています。
具体的には、プロダクトの複雑性や新規事業の展開に対応するため、専門性の高いバックエンド、フロントエンド、フルスタックエンジニアの採用を進めていきます。また、技術力だけでなく、人柄や成長性、カルチャーフィットを重視し、チーム全体の調和を図りながら組織を拡大する方針です。
採用効率化にも注力しており、採用代行を活用することでエンジニアリソースの負担を抑えつつ、新たな採用チャネルの開拓や迅速な対応を目指しています。エンジニア採用を軸に組織を強化し、カナリー全体の成長を支える体制を築くことが、今後の重要な取り組みです。
― LAPRASの導入を考える企業になにかメッセージをいただけますか?
LAPRASの導入を検討している企業の方にお伝えしたいのは、「エンジニア採用の負担を軽減しつつ、採用の質を高めたいなら、LAPRASは非常に頼れるパートナーになる」ということです。
特に、採用リソースが限られている中小規模の企業や、スカウト業務に十分な時間を割けない場合、LAPRASの運用代行は大きな力を発揮します。候補者の経歴やアウトプットを深く分析し、個別にカスタマイズされたスカウト文を提供してくれるため、返信率が高く、他のスカウトサービスとの差別化が明確です。また、担当者との密なコミュニケーションを通じて、採用基準に合った候補者の提案精度が向上していくのを実感しました。
さらに、LAPRASのサービスは単にスカウト業務を効率化するだけでなく、採用プロセス全体を進化させる効果があると感じています。候補者の多様な視点や背景に触れることで、チーム全体の成長につながるきっかけが生まれました。
採用代行を活用することで、私たちはエンジニアのリソースを面談や選考といった後工程に集中させることができ、採用活動のスピード感と質の両立を実現しています。この仕組みは、採用活動だけでなく、組織全体の成長にもポジティブな影響を与えてくれます。
もし、「効率的に優秀な人材と出会いたい」「採用プロセスを進化させたい」と考えているのであれば、LAPRASはその課題を解決する強力なツールになるはずです。迷われている方は、ぜひ一度試してみてください。
― なるほど。本日はありがとうございました!
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