エンジニアのキャリアに真剣に向き合うからこそ生まれたインフラエンジニアの採用成功。ハートビーツのエンジニア採用の考え方

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※記事中に「LAPRAS SCOUT」の文言がある場合は「LAPRAS」と読み替えてください。

株式会社ハートビーツでは、LAPRAS SCOUTを通じたエンジニア採用を実施し、インフラエンジニア1名と社内ツール開発エンジニア1名の正社員採用が決まりました。LAPRAS SCOUTの導入経緯や、利用方法、今後チャレンジしていきたいことなど、経営企画室で採用と広報を担う磯崎さまに、詳しくお話を伺いました。

《プロフィール》

磯崎 怜 さん 株式会社ハートビーツ 経営企画室

2009年大学卒業後、2社の人材派遣会社に勤め、新規営業、所長としてとしての拠点運営、マネジメント、リクルーターとして採用活動全般を経験。2015年に音楽業界のITベンチャーへ初の人事担当して入社し、採用、労務、教育、その他の人事施策等をメインに担当。2017年には採用広報部門を立ち上げ、部内のマネジメントも担当。2018年6月から現職で採用、広報領域を担当。

株式会社ハートビーツ

ハートビーツは、MSP事業者として顧客のWebサービスにおけるインフラマネージドサービスを展開。導入・設計・構築はもちろん、日々のサーバ管理者として24時間365日の有人監視・運用保守までをワンストップで提供しています。3年前に開発事業を立ち上げ、コンセプトからソフトウェア設計・機能開発・実装・ソフトウェア保守まで行い、インフラからサーバーサイド開発まで一連の流れを行える会社として、クライアントの問題解決に技術をもって解決していくため、常に新しいチャレンジを行い続けています。

“どれだけ手を動かしているか”が重要な判断基準

ーハートビーツさんは、技術ブログをはじめとした自社コンテンツが大変豊富です。これらの運用方針について、まず教えてください。

ハートビーツの磯崎です。経営企画室に所属しており、採用と広報を担当しています。 エンジニアブログの「インフラエンジニアWay」、インフラエンジニア勉強会「hbstudy」、技術ネタを肴にトークをお送りするpodcast「hbSAKABA」など、エンジニアからの積極的なアウトプットは、意識的に行っています。
ハートビーツ代表の藤崎が「皆さんにオープンに技術知見を共有することで、業界全体が盛り上がれば」と考えていますので、その前提で、特に細かな制限なく自由にアウトプットしてもらっています。

「インフラエンジニアWay」については、技術内容に特化せず、ハートビーツという会社を知ってもらうためのブログとして運営していますね。「hbSAKABA」は現場から「こういうことがやりたい」と言って始まったことです。
今後、オンラインのコンテンツは当たり前の時代になると思うので、ここはますます強化していく予定です。

採用活動の中では、エントリー前に応募者の方々がこれらのコンテンツを見て、どんな会社なのかご理解いただいていることが多い印象です。
ただ、ブログ等のアウトプットをみていただくことで、「ハートビーツは技術レベルが高過ぎてちょっと…」と、逆にハードルに感じられている方もいらっしゃるんです。それはそれで、採用広報としては大きな課題のひとつと認識しています。

ーハートビーツさんの採用活動における課題を教えてください。

これまでいくつかのエンジニア採用プラットフォームを利用したのですが、なかなか当社の求めるスキルの方が見つからないというのが正直なところでした。
特に当社の場合、「経験値のあるインフラエンジニアを採用したい」というような希望になってくるので、対象者が少なく、母集団形成が大きな課題でした。

そこで去年、LAPRAS SCOUTを短期間利用してみたところ、確実にスキルの高い人と会えるな、という感触は得ることができました。
その時はタイミングが合わず、すぐに結果には結びつきませんでしたが、本当に、タイミングの問題だなと感じていましたので、今年に入ってから再度LAPRAS SCOUTを使ってみようと考えました。

LAPRAS SCOUTはネットの膨大な公開データを自動でクローリングしてデータベースを自動作成してくれるというサービスですので、「アウトプットが多い人と会える」というのが特徴だと思います。
技術が好き、というところはエンジニアとして当然ですが、実際に手を動かしている人と会えるというのが、他社サービスとの最大の違いだと思います。

ハートビーツとしては、「エンジニアである以上、手を動かすことがとても大事」と考えています。
「インフラ興味あります」「クラウド興味あります」と言った時に、職業として未経験でもいいんですが、実際どれぐらい手を動かしたのか。それが可視化されているのは、とても有り難いですね。

現場メンバーとの2人体制で、応募者へ合わせた魅力を伝える

ーLAPRAS SCOUTを利用した採用活動のオペレーションを、具体的に教えてください。

これまでは、各募集ポジションのトップである経営陣とわたしのふたりで採用を進めることが多かったんですが、今回の自社システムの開発エンジニア募集ついては、現場のメンバーにもしっかり入ってもらって進めました。
現場のメンバーの方が「この業務を任せられそうだな」とか、「ここは私たちより強そうだから、教えていただけそうだね」という具体的な話が出て来やすいと感じたんですね。
ここは過去に利用させていただいたときのオペレーションから明確に変更を加えた点です。

まず1次リストの作成を、採用担当の私が行います。アウトプット等を見たり、スキルや興味が合うのか、ピッタリ合う条件でなくても、ハートビーツと親和性がある部分があるんじゃないか…そのような視点で週に10〜20人くらいを選びます。
今回は3つのポジションを募集していましたので、それぞれのリストを毎週作成していました。

その後、それぞれの現場を担当するメンバーを毎週1時間アサインして、リストアップした方々のスキルや興味範囲を見てもらいます。魅力部分を簡単に書きだしながら文章を作成してもらい、想いの伝わる文章になるよう私からもフィードバックを入れます。
毎週だいたい5人程度の送信をしているように思います。途中からは、スカウトメールを送ることに加え、カジュアルに反応していただける「興味通知」を利用する運用に変えました。興味通知は少し幅広く送り、興味をお持ちいただけそうな方に連絡をする、ということをしています。

インフラエンジニアのキャリアに真剣に向き合って生まれた採用成功

ーLAPRAS SCOUT経由で、採用が2名決まったと伺っています。

インフラエンジニアで1名。またMSP業務を効率化していく為に様々な自動化ツールを社内で作っているのですが、そのポジションで1名の計2名採用が決定しました。

インフラエンジニアとして採用した方は以前からハートビーツをご存知だった方で、「目指すならハートビーツのエンジニアを目指したい」と思っていただいていたそうです。

ブログやカンファレンス登壇、イベント等のハートビーツの対外的な活動を通じ、ハートビーツでなら、インフラエンジニアとしてさらに技術力を高めキャリアを積んでいけるというイメージをもっていただけたのが入社の決め手のひとつでした。

エンジニアのキャリアについては、エンジニアにとっての良い選択肢をきちんと会社として提供しようというのを明確に持っています。そのエンジニアにとって良い選択なのであれば、社内で部署異動を希望したりすることもネガティブには全く捉えていません。

以前、社内転職に関するブログも書いたのですがそういった考えからこの記事は書いていますね。

この方は代表とわたしのふたりでカジュアル面談させていただいたのですが、技術的な話はもちろん、会社の抱えている課題や今後新規事業も展開していくといったチャレンジングな未来に向けたお話もしました。
もともと持たれていた「技術力が高い会社」というイメージに加え、課題感や未来の話にも魅力を感じていただけたようで、入社にいたりました。

面談時に意識しているのは、いわゆる一般的な「説明会」にならないようにすること。
会社が打ち出したい自社の「魅力」というのは、当然あるのですが、それ以外にも人によって、色々魅力と感じていただける部分はあると思うんです。
僕らから応募者さんがどういう考えを持っていて、どこに興味があるのか、これからどんなことをしていきたいのか聞いて初めて、「あ、この方はこの部分を魅力として捉えてくれそうだな」と考えて、その部分をお伝えする。
そこは私の中で大事にしています。

スキルと意向確認で、気兼ねなく声をかけられる

ー今後採用活動においてチャレンジしたいことなどありましたら教えてください。

今もまだエンジニア採用は続けていて、LAPRAS SCOUTを日々活用させていただいています。

LAPRAS SCOUTでは、実力のある方、経験値のある方に、スキルを拝見してニュートラルな立ち位置でお声かけできるのはすごくいいですよね。
ハートビーツのようにインフラエンジニアの採用に力を入れていると、「経験者」を探すと自然と同じ業界内になりがちで、お互い見知っている会社の方になってしまうことも多いんです。すると、リファラルだとかえって遠慮してしまって声がかけづらい、ということもあるんですね。
でもLAPRAS SCOUTであれば、意向も確認できますし、業務内容やスキルは分かっても社名は伏せられていたりということもあり、お声かけのハードルがすごく下がるんです。

また今はコロナ禍ということもあり、勉強会がなかなか開催できない状況が続いていますが、オンラインイベントを行うなど別の形にして、コミュニティの場みたいなものを作っていくことにチャレンジしたいねという話はしています。
イベントを行うようになったら、LAPRAS SCOUTのエクステンション機能などを活用していきたいですね。

ー本日はありがとうございました!

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