経営陣・現場エンジニア・人事採用担当がしっかりと手を組んだ採用活動で、難易度の高いAndroidエンジニアの採用に成功。ヤマップの考えるスクラム採用とは

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2022年3月よりLAPRAS SCOUTでのエンジニア採用をはじめた株式会社ヤマップ。採用するそれぞれのチームのリーダーと事業を牽引するCTO、そして人事採用担当が協働することで、多くの候補者との魅力的な出会いを作りだす同社のエンジニア採用とは。同社でエンジニア採用を推し進めるCTOの樋口さん、Androidエンジニアチームリーダーの田渕さん、人事採用担当の内海さんからお話を伺いました。

《プロフィール》
CTO
樋口 浩平さん(写真中央):
代表の春山に次ぐ2番目のメンバーとしてジョインし、YAMAPをはじめシステム・サービス開発全般を担当。現在はCTOとして開発統括、エンジニアのパフォーマンスの最大化に取り組む。

開発グループAndroidエンジニアチームリーダー
田渕 哲平さん(写真右):
ソーシャルゲームなどの開発に携わった後、2015年ヤマップの創業期にジョイン。
以来、AndroidエンジニアとしてYAMAPアプリの開発をメインで行いつつ、SEO強化やチームマネジメント、社内ラジオの運営などを通じて組織づくりにも積極的に関わる。

Corporateグループ採用担当
内海 良介さん(写真左):
複数の企業で、新卒採用・キャリアアドバイザー・採用コンサルティング・組織マネジメントとHR領域の全般業務に携わる。その後、2021年夏頃ヤマップにジョイン。現在は人事責任者として採用全般・人事企画・研修育成・組織開発業務にも従事している。

株式会社ヤマップ
「登山」に留まらず「多様なアウトドア」や「山と共に生きる暮らし」 、そのすべてを「遊び」と捉え、山を楽しむ文化を過去から現在、現在から未来へとつないでいくことを目指す企業である。
登山アウトドア向けWEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の開発・運営をはじめ、人と山をつなぐ様々な情報・カルチャーを発信し続けている。

ライトにハイレベルなエンジニアと接点を持つことができた

―  LAPRAS SCOUTの導入の経緯を教えていただけますか?

内海:はい。ここは私から簡単にお話させていただきます。これまではエンジニアの採用に関しては他媒体を使っていたのですが、ヤマップという組織がどんどん大きくなっていく中で、即戦力となっていただけるハイレベルなエンジニアの採用が急務でした。これまでに行ってきた採用媒体や手段だけでは、事業の成長スピードに対してエンジニアの採用が追いついていない状況を課題として持っていました。そんな中、さまざまな媒体や手法リサーチをしていく中で「新しい採用の手段として面白そう」と、LAPRAS SCOUTを含めたいくつかのサービスの情報をエンジニアリングマネージャーが持ってきてくれたのがきっかけです。

そこから、CTOの樋口や私、前述のエンジニアリングマネージャーの杉之原と各社のサービスを比較検討していきました。アプローチできる母集団の内容や、コスト面を見て、LAPRAS SCOUTが一番バランスが良さそうだったので、トライアルで試してみることになったんです。ヤマップが求めているエンジニアに対して、効率的にアクションを起こせるサービスだなと実感を得られたので、2022年の3月から利用させていただいています。

― 実際に使い始めてみてのLAPRAS SCOUTの使用感はいかがでしたか?

樋口:候補者へのファーストアクションを「興味通知」という機能でライトに起こせるのは、エンジニア目線からすると好印象でした。最初からスカウトメールというのは、お互いにちょっと重すぎるかなと感じていました。実際に他の採用媒体でスカウトを送っていても、読まれずにスルーされてしまうケースが少なくはありません。LAPRAS SCOUTの興味通知くらいのライトなものであれば、最初にアクションする私たちも、そして返信される候補者も、気軽に接点を持つことができるのではという期待はありましたね。

内海:LAPRAS SCOUTを利用することで、エンジニア陣の採用活動に関わる工数は削減できていると感じています。LAPRAS SCOUT導入前からダイレクトリクルーティングは行っていたのですが、興味を持ったエンジニアの方に対してアクションを起こすまでのコストが結構かかっていたんです。エンジニアの採用には、現場を知るエンジニアの協力は必要不可欠だと思いますが、本来の開発業務もある中で、あまりにも頼りにしすぎる状況は本意ではなかったのです。しかし「興味通知」をメインにした運用なら格段にファーストアクションが起こしやすくなり、各チームのリーダーに割いてもらうリソースを削減することができました。効率よく、大きな効果が得られるのもLAPRAS SCOUTの魅力ですよね。

会社一丸となって、エンジニア採用に向き合う

―  LAPRAS SCOUTの運用方法を教えていただけますか?

内海:候補となるエンジニアのピックアップ・興味通知の送信に関しては、配属予定のチームリーダーが中心となって行っています。私たちがお送りした興味通知に対して「興味あり」の返答をいただいた方を中心に、スカウトメール送付・カジュアル面談のお誘いをしています。カジュアル面談は、すべての候補者に対してCTOの樋口が行っています。

― カジュアル面談をCTOが対応するというのは、ヤマップでの採用の決まり事だったりするのですか?

樋口:経営に関することもそうですし、技術面でヤマップが目指すビジョン、企業としてのカルチャーなど、全体を通してしっかりとお話するのに、私が出るのが最善だと考えています。

田渕:CTOが出てくるとなると、候補者に対してのヤマップの本気度みたいなものも伝わるんじゃないですかね。

内海:たしかに。実際にカジュアル面談を行った方の多くが選考へと進んでくださっています。CTOの樋口が「ヤマップの魅力」をしっかりと伝えてくれてるのが大きいと思います。加えて候補者について魅力も深掘りして聞いてくれるので、人事としてはとても助かっています。カジュアル面談で話してもらったことは、その後の選考フローのパーソナライズにもかなり関わってきますね。

樋口:結構雑談みたいな時間も多いですけどね。ヤマップの雰囲気の良さなどを感じてもらえるように心掛けています。

― カジュアル面談後の選考はどういった流れですか?

内海:選考を希望していただいた方には、1週間〜2週間程度の期間を設けて技術課題をお願いしています。そちらの回答に対して、配属先チーム全員でレビュー、その内容を基に候補者の方とディスカッションを行っています。

田渕:今回のAndroidエンジニアの採用選考時は、私を含めたAndroidエンジニアチーム3名で技術課題のレビューを行いました。実際の業務でのコミュニケーションに近い部分もあるので、候補者の方にもヤマップで働く姿を具体的にイメージしていただけているのではと思っています。

技術課題として用意しているのは、あくまでAndroidエンジニアとして基礎的なレベルのものです。一緒に働くことになるエンジニア目線からも「候補者と共に働くイメージ」や「技術的な部分」「コミュニケーションのフィット感」を確認することができる重要なプロセスになっていますね。

内海:今回、採用できた方は東京の方だったのですが、CEOとの面談のタイミングで福岡にあるヤマップ本社にも来ていただいたんですよね。その際に、実際に一緒に働くチームメンバーと顔合わせの場を設けました。現場メンバー、CEOともに理想的なマッチングができたということだったので、その日の夜に、私と樋口そして候補者の方での会食の場を設け、内定を伝えさせていただきました。

エンジニア採用を伴走してくれる心強い存在

―  LAPRAS SCOUTを導入したことによるエンジニア採用の変化はありましたか?

内海:LAPRAS SCOUTというサービス自体に加えて、伴走してくださるLAPRAS社のカスタマ―サクセスマネージャー(CSM)の存在がとても大きかったと感じています。Slackでグループを一緒に作って、何か疑問点があればすぐに投げられる環境があったのは、とても助かりましたね。メールでのやり取り以上にスピーディーに対応していただけるので、素早く的確な採用活動に結びつけられたと思います。導入から3ヶ月程度で、欲しかったエンジニアの採用に成功しました。

ヤマップの場合、複数のポジションの採用活動を同時にスタートさせていたのですが、それぞれから上がってくる疑問・質問に対して迅速に対応していただけたので、熱量を落とさずにLAPRAS SCOUTの運用に向き合うことができました。エンジニア採用というプロジェクトをしっかりマネジメントしていただいて、とても感謝しています。

田渕:私もCSMの方の手厚いサポート体制には大きく助けていただきました。私の場合、採用にメインで携わったのが初めてだったので、JOBページの作成も手探りだったんですよね。そんな中で、LAPRAS SCOUTのCSMの方が逐一相談に乗ってくださったので、情報公開時点でかなりブラッシュアップされたものをリリースできました。多くの企業のスカウト・採用活動をサポートしてきたプロフェッショナルな方が、サポートしてくれるのは心強いですよね。

内海:ヤマップの採用チームの1人として、伴走してくれた感はあります。こんなに信頼できるサポート体制を組んでくれるのは、LAPRASの魅力だと思いますね。

―  本日はありがとうございました!

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